Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

英語の先にあるもの:楽天の英語公用語化など

最近、楽天の英語の社内公用語が話題になっている。以前、自分もこの件に関して、ブログに書いた。

日本企業が行う英語公用語化について

基本的には今も同じようなことを思っていますが、ただ、日本の英語教育全体から見ると、刺激的なことではあると思う。楽天の社員の方々には人身御供的な立ち場になっていただき、恐縮ではあるが、こうでもしないと劇的に日本人の英語力は変わらない。

グローバルという観点から見ても、「英語、英語、英語」って言っている時点で、遅れている。世界ではすでに英語を当たり前のように話す人で溢れているし、三木谷社長の英語の間違いを指摘する暇があれば、自分のビジネスに注力し、今後迫り来る経済危機に備えた方がいい。(ちなみに上記ブログにあるビデオは必見です。特に起業したい人にはとても魅力的なコンテンツがいっぱい。エジプトの起業家の人と、ノルウェーの起業家の話はとても面白いのだけど、うちらのヒロシは・・・・・きっと真面目な人なんだろうな)

フィリピンなどに行くたびに思うのだが、「英語を話す人がいっぱいいるから、英語が話せるようになる」のだろうなと思う。もちろん、彼らの英語とて完璧からほど遠いが、ビジネスをするには十分な場合が多い。

今、求められているものは「英語の先」にあるものであって、英語そのものではない。それが世界の潮流だが、日本はそれに大きく乗り遅れている。それはそれで面白い状況ではあると思うし、今後の展開次第では、巻き返しも可能だと思っている。

だから、もう「英語、英語、英語」というのはやめて、間違いだらけのジャパニーズイングリッシュでもなんでもいいから英語を話して、外国人とコミュニケーションを取る努力を始めた方がいい。

人はあなたの英語に興味はなく、あなたが話す内容にしか興味はない。

いつまでもRとLの発音に悩んでいないで、とにかくしゃべる機会を増やして、「なんちゃって英語」でコミュニケーションを取っていけばいいのではと思う。