第二の都市というのは、たいていの場合見過ごされがちだが、スプリトにいたっては、驚くほど観光資源が多く、街全体もばっちりと世界遺産に登録されており、また海に面しているのでエメラルドグリーンのアドリア海もすぐ目の前に見える。
観光客が多すぎるドゥブロヴニクよりも、よほど滞在する価値がある街であることは確かだ。
スプリトを起点にすれば、なんとかドゥブロヴニクにも日帰りで行けるし、また次にマストな観光地であるプリトヴィツェ国立公園にも日帰りで行ける。立地的にみても、とても恵まれていることは確かだ。
正直、ドゥブロヴニクには辟易していた。うざい呼び込みや多すぎる観光客にだ。もちろん、観光客同士、同じような感想を抱いているのだろうが、それにしてもせっかくの世界遺産が人のせいで台無しになっている。
(スプリトの港です。散歩にはもってこいの場所です:クリックすれば拡大されます)
その点、スプリトははるかに落ち着いた街で、クロアチアの人々の生活も垣間見える。ただこの街も夏のピークシーズンとなれば、観光客だらけになり、そんな余裕もなくなるのだろう。
街自体はとても小さく半日もあれば歩き尽くしてしまうが、それでもしばらくゆっくりしたくなる街だ。しかしながら、改めてクロアチアの観光立国としての底力を見せられた気がする。ヨーロッパの人たちがこぞって訪れ、今となっては中国からの団体客に大賑わいな理由がよく分かる。
またドゥブロヴニクでは世界一周で有名な飛鳥も停泊しており、多くの日本人も見かけた。
2013年世界一周クルーズAコース(横浜発着) 105日間<4月出発>(最低価格390万から、上は
2500万まで・・・・・金持ちは違うな)
個人的には観光にはほとんど興味もなく、街をぶらぶらするので十分満足なのだが、街をぶらぶらするだけで楽しい街というのは、観光地としても魅力的な場合が多い。だから余計に人が集まるのだろう。
また何年かしたらクロアチアに戻ってきて、今度はクロアチアだけで一ヶ月ぐらいゆっくりしたいと思う。そんなことを思わせてくれるとても魅力的な国だ。
(モンサント・・・・ヨーロッパでも嫌われ者ですね)