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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

メキシコの富裕層について:お金を持つ責任

日本に普通に生活していたら、「この人、けっこう金持っているな」と思うことがあるが、桁外れの金持ちというのはあまり見かけることがない。

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しかしながら、最近友人になったアレックスは常に運転手付きの車で移動し、上記のような広大なリビングある豪華マンションに住んでいるメキシコでもトップクラスの富裕層だ。

(ちなみに仕事はメキシコ国内でのムスタングおよびミニクーパーの独占販売をしており、ファミリー・ビジネスとして長年権利を所有しているらしい)

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(そして、部屋の各所には珍奇なアートコレクションが点在しているという・・・・ある意味、正統派の金持ちです)

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(別にカップルではなく、ただアレックスが狙っているハイジさんとツーショット)

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(ちなみにそんなハイジさんのパーティーにも以前お呼ばれしました。最上階のペントハウスにあるリビングには、なぜかプールが・・・・斬新だな、メキシコの金持ちは)

生まれて初めて、運転手付きの車を持つ友人を持ちました。

(アレックス34歳、自分39歳・・・・・圧倒的な経済格差を感じるけど)

いやー、でも実際便利なんですけどね、運転手付きの車を持つ友人って。

なにせ一緒に出かけるたびに家まで迎えに来てくれて、さらに帰りも家まで送ってもらえますので。

(車はなぜか自分が売っているムスタングではなく、ナイトライダーみたいな車ですけど)

レックスは市中にほとんど出回っていない1000ペソ札(8000円前後)で支払いをし、一緒のテーブルの人たち全員を奢るなどの大物っぶりを発揮しています。

(銀行でお金をおろしても、たいてい500ペソ札でしか下ろせず、ローカルなレストランでは1000ペソ札での支払いを断っているところもあるほど、ある意味メキシコでは大金です)

大のヘビメタ好きで自分の家のパーティーではずっとヘビメタを流すなど困ったところも多々ある人ですが、今まで自分の周りにいないタイプの人間などでじっくり人間観察をしています。

規模は全く違いますが、同じ経営者として親近感を感じるのか、携帯に一日数十通のメールを送ってくるほどの仲になりました。(ぶっちゃけ、携帯じゃなくてFACEBOOKにしろと言ったのですけど。いちいち金かけてアホらしいやりとりをするのもどうかと・・・・)

ただ彼を見ているとお金はある程度のことを解決してくれるが、すべての問題を解決出来るのではないということがよく分かるなと。

(アレックスはバツイチで、子供二人の養育費を払い、さらに購入したマンションも奥さんに取られている・・・というある意味正統派の金持ちな恋愛をしています)

生まれた時からずっと金が有り余っているという状態を正直、想像するのも難しい。

しかも、周りを見渡せば、まだまだ貧しい人たちがたくさん目に付くこのメキシコという国で。

お金というのは責任を伴う。

彼のような富裕層が、さらに自分のお金を自分の国にきちんと投資すれば、この国はもっと伸びるだろう。

そうなる日が近いといいが・・・・・

しかし、この国の未来をもっと見てみたい気持ちが日に日に強くなっていることは確かなので、彼らときちんと向き合ってこれからも付き合っていきたい。