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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

グローバルマッチョ!フランス人女子、ノエミについて

なにかがおかしいと思っていた。

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フランス人女子、ノエミのことだ。

現在、メキシコシティのフランス大使館でインターンとして勤務しているが、彼女はまだ21歳。

だが、政治学と経済学の2つの学位を持っており、フランス語、スペイン語、ドイツ語、英語、ロシア語の5カ国語を操ることが出来る。

(来年1年はイタリアの大学に留学する必要があるとのことなので、イタリア語もマスターするだろう。その次はポーランドのフランス大使館でインターン勤務を予定しているので、ポーランド語も話せるようになるだろうから合計七カ国語だ)

今、ちまたではグローバルマッチョというものが、話題になっている。

アンチグローバルマッチョ宣言

いやー、いたわ。

こんな身近に見事に該当する人物が。

実際、マッキンゼーに就職希望しているらしく、現在連絡を取り合っているとのことだ。

(あとは経済協力開発機構 (OECD)も就職先として考えるらしい。なんかスケールが違う)

出身大学はパリ政治学院というヨーロッパを代表するバリバリのエリート大学だ。

フランス語では、シアンスポというらしい。

もう自分なんか「〇〇・ポ」と訊いたら、「サモ・ハン・キンポー」しか思い浮かばないですしね、世代的に。

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メキシコシティに彼女がやってきたのは4ヶ月前で、そのときまだ20歳。

しかし、メキシコシティのフランス大使館が彼女の勤務先だ。

(フランスの法律ではインターンでもきちんと報酬は支払われる)

日本の20歳の若者が、嬉々としながら マクドナルドやドトールバイトしている年齢だ。

フランスでは小学校以上は飛び級できるらしく、彼女は飛び級に飛び級を重ねて、現在のポジションをゲットしたのだろう。

こんな才女なのに、愛嬌抜群なので、メキシコシティ中の男子が彼女に夢中になっている。

LinkedIn(リンクトイン)に載せる写真がないからという理由で写真を撮ったのだが、FACEBOOKのプロフィール写真もこれに変更したら、160も「いいね!」が付きましたからね。どこのセレブかと・・・・・

メキシコシティ近郊の都市に住む彼氏がいるから、そのためにメキシコのフランス大使館に勤務希望を出したらしいのだが、そんなことはお構いなしにメキシコ人男子は彼女に果敢にアタックし、玉砕していく。

スペック的にいうと、軽自動車が高速道路を走るスーパーカーに果敢にアタックして玉砕するのに等しい。

そんな彼女を散々からかい、「どうせなら、2,3人彼氏作ればいいじゃん」とろくでもないアドバイスしていました。

しかし、日本では英語を習うの必死なのに、世界にはすでに20歳で5ヶ国語を操り、将来のことをきちんと考えているエリートがいるわけだ。たしかに日本人がこんなエリートと争うのはそもそも分が悪い。

彼女たちと同じ立場に立とうという発想がそもそも間違っているわけで、むしろ彼女のような人たちを使って、日本にしかないものやコンテンツをグローバル市場に向けて売り出す立場に立つほうが優位だと思う。

ただ、確かに世界では「英語が出来る」ことはすでに当たり前であり、それになんらかのプラスアルファがないと戦ってはいけないということだろう。

(でも、だからといってそれを強要するのはお門違いだし、日本にいる限り、日本語だけで生きていけるのだから、それで幸せであればそれに越したことはない)

個人的には10年後、ノエミがどのような人になっているのか楽しみだ。

一緒に通っているサルサ教室でいつも一緒に踊っているので、「ユウキがいなくなったら、私誰と踊ればいいのかしら」と言っていた。

マッキンゼーに勤めたらサルサどころではないだろうが、自分がブエノスアイレスへと経ったあとでも、またいつか一緒にサルサを踊りたいものだ。

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