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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

投資の残骸:プンタ・デ・エステにて

ブエノスアイレスで散々、観光をしたあと、今はウルグアイのプンタ・デ・エステというところにいる。アビマエルがどうしても来たいということだったので、来てみた。

この街には誰も居ない。

海外から不動産投資のためにたくさんの建築物が建ったが、シーズン以外は閑散としている。夜歩いても人っ子一人歩いていない。

豪華なカジノが数軒あるだけの、閑散とした観光地だ。

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だだ広い砂浜とたいして綺麗でもない海がある。

アルゼンチンやブラジルからの投資を見込んで開発された都市なのだろうが、それほどの魅力は感じない。

こんなところにいても仕方がないので一泊したあと、モンテビデオに向かい一日観光して、夜またブエノスアイレスへと帰る予定だ。アビマエルの旅程は一週間しかないので、自分にしては珍しく強行軍だ。

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Articoというホテルで薦められた一番安くておいしいというシーフードレストランが印象に残ったくらいか。

(それでも二人で40ドルくらいだからけっして安くはない。プンタ・デ・エステはブエノスアイレスよりもはるかに物価が高く、東京よりも高いくらいだ)

アビマエルはビーチパーティーのようなものがあると想像していたらしいが、そんなものはどこにも見当たらない。残念な街だった。

ウルグアイという国はアルゼンチンの経済によりかかりつつ、狡猾に立ち回り、南米の金融立国として「南米のスイス」となるまでの地位を獲得した。人口500万しかいない国にどうしてこれほどの投資が集まるのかよく分からない。

それでもサッカーの南米選手権では優勝するし、ワールドカップでも常に上位に連ねる。そして、その物価は死ぬほど高い。本当によく分からない国だ。

(ちなみにウルグアイの地方都市に行くと、ブエノスアイレスよりもはるかに物価が安くなる。金持ち向けの価格と一般市民向けの価格が両立しているのだろう)

あと2日、アビマエルの旅路に付き合った後、自分は日常へと戻る。

メキシコ人と日本人の男二人旅も、そろそろ終わりだ。

久しぶりに気の合う友人との旅だったので、楽しかった。

これからもたまにはこういう旅をしてみたいと思っている。

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