またメキシコ・シティへと戻ってきた。 この街の空気はとても気に入っているし、友人もたくさんいる。
今回は2ヶ月くらい滞在する予定で、それからブエノスアイレスへと向う予定だ。 ただせっかく出来上がったスペイン語版のオンライン英会話スクール「ワンズワードオンライン」をマーケティングしないといけないので、その進捗状況次第では、少し滞在が長引くかもしれない。
メキシコのマーケティング会社やアメリカのマーケティング会社を使って色々とやってみたが、一向に効果は上がらない。やはりここは初心に帰って、すべて自分でやってみるしかない。
メキシコ・シティに帰ってきて、最初に会ったのは、やはりこの人アビマエルだった。 会わなかったのは一ヶ月程度だが、なんだか久しぶりに会った気がした。お互い色々とあったからだろう。特に日本、フィリピン、それに香港と色々と今回は飛び回ったので、それだけ収穫が多かった滞在だった。
アビマエルも転職活動をしており、グーグル、マイクロソフトあたりを狙っているらしい。彼ならどこでも受かりそうなものだが・・・・時間厳守、向上心が強く、人の気持ちがよく分かり、気が利くアビマエル。典型的なメキシコ人からほど遠い男だ。
うっかりアビマエルを基準にほかのメキシコ人のことを判断すると痛い目にあうことは確実だろう。
メキシコにいると、やはりこの国の勢いを感じる。日本に長い間いると、どうしても徒労感が伴う。なにをやるにしても競争が激しいし、ほかの人の目を気にしないといけない。この地では、そんなことはなく、自由で開放されている。
それになんだかおかしな話だが、スペイン語を話している方が日本語を話すよりも、とても気が楽だ。また日本でも英語、スペイン語を話す機会があったが、どうもしっくりこなかった。海外で外国語を話すのは気が楽だが、日本にいると、他人の目が気になるのかもしれない。
なにをするにも他人と比較しないと気がすまないお国柄なので、どうしても窮屈に感じてしまう。
世界を旅すると、日本がいかに特殊な国かよく分かる。でも日本国内に留まる限り、その特殊な価値観と常識に縛り付けられる。そうして、うつ病になったり自殺するまで追い込まれるのだろう。
うつ病はこのラテンの国々に存在するのだろうか?
もちろん、存在はするだろうが、なにか根本的に違う理由から鬱になるのかもしれない。彼の地、アルゼンチンでは人々は日曜日に自殺するという。なぜなら、日曜日は店も閉まり、通りには人がいなくなって淋しく感じるから・・・・うさぎか。
かたや日本は当然のように月曜日の朝に自殺する人が多い。 仕事や学校に行くのが嫌だからだ。
誰もいないと錯覚して淋しく感じて、うっかり自殺する国のほうが、なんだか幸せのような気がするのは、気のせいだろうか?
ラテン万歳!