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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

CNE1アフタートークショー:成功した英語学習者になるために

CNE1大同窓会のあと、CNE1の井坂さん、ベリタス・アカデミーの坂木さんと三上さん、それに海外就職研究家(?)のもりぞおさんバーミヤンで英語教育について熱く語り合った。

中年おやじ5人揃って、バーミヤンは正直どう思うし、新宿歌舞伎町にいて全く華のないバーミヤンというチョイスもどうかとは思う。

それでもみなさん英語教育には一家言ある人たちばかりなので、話はとても盛り上がった。 結論から言うと、「日本人英語学習者は過度の期待を抱き過ぎている」ということだ。

フィリピンに一週間や二週間そこら留学したところで英語力は劇的に向上しないし、ネットで評判のオンライン英会話スクールに入って英語を学習しても、自学自習をしなければ、英語力は上がらない。 (坂木さんのところの神アプリ「動画英文法2700」は本当に素晴らしい・・・・それもちゃんと地道にやってこそ効果を発揮するのだけど)

自分自身に1年、あるいは2年という期間を与えて、計画的に英語を学習しないと、実用レベルで使えるレベルにまではいかない。

英語の正しい学び方:2020年あるいはそれ以降に向けて

上記にも書いたし、今まで散々書いたけど、結局のところ英語学習にはショートカットなど存在しない。そして、根本的に日本に英語学習、あるいは語学学習があまり根付かないのは、自律的学習者が少ないからだと思う。

語学学習におけるメタ認知の重要性

自律的学習者とはメタ認知が発達した学習者ということだ。それは下記のような学習者のことを言う。 (ついでに言うと、どれも起業家や経営者に必要な要素だ)

  1.  自分が用いる方法がどのような問題解決のときに、最も効果的なのかを知っている
  2.  どのようなやり方が有効か、十分考えてから課題に取り組む
  3.  問題の中の重要な部分に意識的に注意を向けている
  4.  自分がどの程度よく理解できているかについてうまく判断できる
  5.  問題が解けたとき、自分がどういう方法を用いたかわかっている
  6.  問題に取り組んでいるときに、うまくいっているかどうか、定期的に自分でチェックしている
  7.  勉強するときは、その目的に合わせてやり方を変える
  8.  勉強したり課題を行うときには、計画を立てる
  9.  考えが混乱したときには、立ち止まり、もとに戻って考えてみる

上記のようなことを踏まえてきちんと勉強すれば、その目標がなんであれ、達成することはそれほど難しくはない。目標が達成することが難しいと感じているのあれば、そもそも目標設定が間違えているから修正する必要がある。

1週間や2週間、あるいは数ヶ月の英語学習で劇的に英語力が向上すると考えている夢見がちは英語学習者にどのように啓蒙していくかが問題だ。世の中というやつは、分かる人は最初から言わなくても分かっているが、分からない人はいくら言っても分からないの常だ。 (ちなみにCNE1の井坂さんは「井坂相談室」と銘打って、留学している日本人からの相談を受けているらしい・・・・すごいことだ)

いまいちピンと来ない人は「ドラゴン桜」を読んでから英語学習を始めればいいのかもしれない。

 

努力しても伸びないやつなんて、この世には存在しない。 正しい方法で努力さえすれば、人は必ず伸びる。 ナンだって、出来るようになる。「ドラゴン桜名言集より」