Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

368Y Par4 第二打

人生の第二打は何歳ぐらいのときだろう?
1打目は20代だとすると、やはり30代前半くらいだろうか?

村上龍は第二打でその人の人生が決まると書いている。
Par4でバーディーかそれ以上を狙うならば、2打目では確実にグリーンに
届かないといけない。しかも、よりカップに近いところを狙わないとバーディーが取れない。

パーを狙うならば、第二打は刻んでいけばいい。
グリーンが見えないのならば、見えるところまで刻むのだ。

誰でも1打目ではできるかぎり遠いところへ飛ばす。
そうして、ふかすこともあるしOBに入ることもあるだろう。
それは結果論であって、遠くへ飛ばそうとした事実には変わりない。

僕の1打目はどうだったのだろう?
手ごたえとしては、思ったほどは飛ばなかったなというとこだろうか。
狙いも振りも悪くなかったが、少々力み過ぎた・・・まあ、そんなとこだ。

僕は今第二打目のテイクバックに入っている。
バーディー狙いはもちろんだ。
今更、刻むつもりはない。

問題はグリーンに届くかどうかだ。
まだまだ距離は遠い。
精一杯振ったとしても、やっと届くかどうかの距離だ。
しかも、20代の頃のようなエネルギーはもうない。
その代わり、狙いはもっと明確にはなった。

1打目で失敗しても、2打目で修正は効く。
だが今度はそうはいかない。

息を整え、神経を集中させ、僕は振り抜く。
今度こそ、自分の狙ったところへ届けと祈りを込めて。