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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

ヨーロッパで起こった本当にあった怖い話:格安航空会社編

これはとある背の高い日本人の話だ。 もちろん、すべて実話だ。

ミラノ

彼は世界46カ国を旅歩き、イギリスに合計約4年近く、それにブエノスアイレスにも2年住んだ経験もある。英語はもちろん、スペイン語も流暢に話す海外経験豊かな日本人だ。

そんな彼がふとした思いつきで、イギリスからブタペストに行くことにした。 ウィズエアーという格安航空で80ポンドというかなり格安な航空券を見つけたので、それを購入した。

そのとき、特のなんの注意を払うことなく、空港へと行き、搭乗口まで辿り着いたときの話だ。 ウェズエアには「One bag per passenger policy」というものがあり、予約確認書をメールでもらったときに確かそんなことが書いてあったと思ったらしいが、後の祭りだ。

ようは、機内に持ち込める荷物は1つきり。 いつもどおり、バックパックと機内持ち込み可能なスーツケースで行った彼は、完全にそのポリシーとやらに違反しているわけだ。

通常、機内持ち込める荷物は、手荷物と機内に持ち込めるスーツケース(あるいはカバン)の合計2個だ。旅慣れた彼は当然、普段どおり合計2個の荷物を持ち込んだわけだが、これは完全にアウトだ。

よって、空港で50ポンド(約9000円)という大金を支払う羽目になった。繰り返しになるが、チケット代金は80ポンド(約14000円)だ。あほかと思うが、これが格安航空の現実だ。

これだけではない。 ローマからシチリア島に行くために、ライアンエアーという違う格安航空を使って行ったらしいが、そのときにも同様のことが起こったとのことだ。

前日に予約したので、うっかりWEBチェックインをしていなかったとのことだ。 これは致命的なミスなのだ。

チケットは一人80ユーロ(11000円)だったのが、このうっかりミスのせいで、空港では77ユーロ(約10500円支払う羽目になったとのことだ。これも繰り返しになるが、チケット代は80ユーロだ。そして、WEBチェックインをせずに行くと罰金として、77ユーロ)・・・・・あほかと思うが、これは本当にあったとても怖い話だ。

以上の話をまとめた教訓は下記のとおりだ。

1.格安航空会社を利用する場合は、絶対にWEBチェックインをして、それをプリントアウトしなければいけない。

2.格安航空会社を利用する場合は、予約するときに必ずチェックインする荷物の代金を事前に支払うこと。 (ちなみに去年、さんざんヨーロッパを旅して、格安航空会社を利用したらしいが、こんな決まりはなく、だから今回も同じだと思い油断したらしい)

最後に値段が少し高い程度であれば、格安航空なんぞを利用せずに、普通の航空会社を利用したほうが結局は安くつくということを声を大にして言いたい。だが、彼は今日も懲りずに、ミラノからロンドンへとEasyJetという格安航空で行くらしい・・・・・幸運を祈る。