Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

スクリーンショットに囲まれて:メキシコシティにて

10月中にサイトのデザインをリニューアルする予定だったのが、大幅に遅れている。

Screen Shot 2014-11-13 at 7.35.57 AM

毎日スクリーンショットを取って、ペイントツールでそれにコメントも書き、そしてそれをエクセルファイルに貼り付けて、さらにそこにもコメントを書く毎日だ。それでも、インド人エンジニアはなんだか興奮気味に「出来た!」と言ってきて、確認してみると全くそれらのエラーが修正されていない。

こんなに人が丁寧にスクリーンショットを取って、さらにそこにコメントまで書いているのに、見ていないのだろうか?

そういえば、以前雇っていたセルゲイというロシア系アメリカ人も全く同じだった。ただセルゲイの場合はスカイプのやりとりを自分でまとめて提出してくれるので、少しは楽だった。

今年一年、人の尻拭いばかりしている気がする。

もちろん、誰もサイトを多言語化しようとも言っていないし、ましてはリニューアルしろとも言っていない。すべては自分が言い出して、自分が選んだエンジニアにやってもらっている。当然、その責任を負うのは自分だ。

ぶっちゃけ、サイトをリニューアルしたところで会員様は増えるのか?ということはある。 DMMなんかあんなことやこんなことで宣伝しているのに、たかだか見かけを変えたところでそれほど集客に影響があるのか思っているわけだ。

ただサイトの見かけで損をするわけにはいかないので、より見やすく、より分かりやすくしていこうと思っているだけだ。

ワンズワードオンライン

以前のトップページの写真はアルゼンチン人デザイナーが選んだ写真が違法ダウンロードだったことが判明し、急遽自分で選んだ。 (トップページはちなみに三枚の写真がスライドします・・・・)

プロのデザイナーともあろうものが堂々と違法ダウンロードして、それをクライアントに提出するとは、こちらも想定外だった。アルゼンチンは中国と同じように知的財産権がほぼ存在しない国であることをすっかり失念していた。

ついでにそんなデザイナーを選んだのも自分・・・・誰も責めることは出来ない。 もうそんな問題はこりごりと思い、サイトの写真すべて自分がストックフォトで選び、正規な料金を払ってダウンロードした。

アルゼンチン人デザイナーを採用し、インド人エンジニアに開発を依頼していると聞くと、なんだかとてもワールドワイドな気がするが、実態はすべて日本人がその尻拭いをしているわけだ。早く出世して、日本人の方々を雇えるようになりたいと思っている。

スクリーンショットなんて貼らなくても、きちんとエラーは直り、同じフォントで同じサイズの文字を使ってくれる人たちと仕事をしたい。日本語サイトなのにフッターがポルトガル語なんてこともきっと日本人を雇えば起こらないだろう。

ただ途中で出来上がっているサイトをメキシコ人に見せると、すこぶる好評だ。

でも、ここの人たちは「口だけ」ということもあるので、用心しないといけない。サイトのデザインがどんなに見やすくなっても、「何かを学ぶ」ということには及び腰の人々なのだから。

今年一年は内部の問題でかかりにきりになってしまったが、来年こそは打って出て新たなマーケットで確かな足場を築き上げていきたいと願っている。