Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

最も効率のいい英語習得と外国語の習得の意味について

Does it really take up to 4,400 hours to learn a language? According to the US Department of State’s Foreign Service Institute, that’s how long it should take. Study for 20 hours a week, and that’s over four years! Reduce that to five hours a week – a more realistic amount for most of us – and you’re bridging two decades. Crazy!

アメリカの外務職員局によると、外国語を習得するのに4400時間もかかるらしい! 一週間に20時間勉強しても4年もかかるし、僕たちにとってもっと現実的な学習時間である週5時間だったら20年もかかる計算になる!全くばかげた話だ!

Screen Shot 2015-06-30 at 11.20.05

どんな外国語も「3ヶ月でマスターできる」ことが信条で有名なBennyさんのブログからの引用です。

彼が外国語をマスターする定義として使っているのが、NHKでも言語習得の評価基準として採用されているCEFR(Common European Framework of Reference for Languages;ヨーロッパ言語共通参照枠)です。

Screen Shot 2015-06-30 at 11.28.47

彼はB2レベルが「外国語をマスターしたと言えるレベル」と提唱しています。B2では「社会生活での幅広い話題について自然に会話ができ、明確かつ詳細に自分の意見を表現できる」とあるので、たしかにこれだけの言語能力があれば、「外国語をマスターした」と言えるに十分なレベルでしょう。

そのためにかかる学習時間を様々な公的機関が出していますが、それが下記です。

1. CEFR(Common European Framework of Reference for Languages;ヨーロッパ言語共通参照枠)1000時間から1200時間

  1. アメリカン・カウンシル(ACTFL) 960時間から2640時間

  2. CIA養成のための語学学校(THE DEFENSE LANGUAGE INSTITUTE) 1560時間から3900時間

そして冒頭で述べたようにアメリカの外務職員局が1999年に発表した論文では、1200時間から4400時間かかるとされているとのことです。

しかし、それにしてもどの機関もざっくりとしているな、数字が。

そこでBennyさんが提唱している方法で外国語を勉強すれば、400時間から600時間程度にその学習時間を短縮できるというのが、彼のブログの趣旨です。

ただこの学習時間がというものが曲者で、一番の問題は「どれだけの期間をかけて、どれだけの学習時間を確保するか」というのが最も大切なことです。

ようは最初から1年なら1年、半年なら半年という期間を区切って、そこから1日に必要な学習時間を確保する必要があります。

個人的な経験から、日本人が英語を習得するには最低でも1000時間は必要だと思います。理想を言えば、2000時間ぐらい確保できれば、より深く文化や生活習慣も理解でき、ネイティブスピーカーとでも対等にコニュニケーションが取れる英語力が付くでしょう。

週5時間勉強する人と、週20時間勉強する人の進捗度は大きく違ってくるので、やはり最初からゴールを設定して、そこから1日の学習時間を確保するやり方が最も効率のいい外国語学習方法です。 (1年後、2年後に英語を流暢に話せる自分というゴールを設定して、そこから自分に必要な学習時間の合計を計算して、1日に何時間の学習時間を確保できるか計算するのが正しいやり方です)

自分がスペイン語をマスターしたときは、1年間で1000時間の学習時間を確保して、スピーキングのレベルは1年目のお終わりにはB2に到達しました。ただ、文法の知識や語彙などは十分でも、スペイン語ネイティブの人たちとのやりとりはまだ不十分だと感じたので、レッスンを継続して、そのあともう1000時間ほどスペイン語の学習に費やしました。

外国語を習得するということは、その国の文化、生活習慣、考え方をも習得するということです。自分にとっては、言語そのものを習得することより、彼らのことをより深く知るためにそれら文化、生活習慣を学ぶことのほうが意義があったなとは思います。

ただ言葉を話す」だけなら、1日8時間ほど勉強して、3ヶ月で言語を習得できるかもしれません。でも、それにそれほどあまり深い意義は感じません。どのようにその言語を生まれ、どのように発展し、そしてその国ではそのような表現になぜ落ち着いたのかまで理解することで、本当の意味で外国語を習得できるのでないでしょうか?

にほんブログ村 英語ブログ 英語学習者へ

にほんブログ村 英語ブログ オンライン英会話スクール・教室へ