Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

英語の訛りについて思うこと。

ブエノスアイレスにいたとき、アルゼンチン人の友達と話していたら、彼がスペインを旅しているときに「どうしてスペイン人はこんなにも英語ができず、さらにどうしてあんなひどい訛りで英語を話すのか?」という話になった。

中南米の人が話す英語は、スペイン人ほど訛っていない場合がほとんどだ。同じスペイン語を母国語とするのに、おかしな話ではある。

別のアルゼンチン人は「スペイン人はスペイン語を誇りに思うあまり、他の言語を話すときもわざとスペイン語訛りで話すんだ!まったく嫌なやつらだよ」と言っていた。

スペイン人の例はかなり極端だが、日本人にも当然訛りがある。だがスペイン人のようにわざと日本語訛りにしている人はいないと思うので、相手に不快な思いをさせることは稀だろう。

訛りは個性だと思うし、相手が聞き取りやすいように話すように心がければ、それはそれで問題ないと思う。

2009年に創業した頃はフィリピン人が英語を教えるということに違和感を感じていた人が多いが、いまではすっかり定着した気がする。もちろん、先生として訛ってないに越したことはないが、フィリピン人訛りやメキシコ人訛り、ドイツ人訛りなど世界には色々な英語があるのも事実だ。

英語の先には、世界がある。 英語習得はあくまで通過点であり、その先にこそ新しい世界が広がっている。

またスペイン語ポルトガル語、中国語などほかの言語にも興味の幅を広げることはとても重要だ。 多少訛っていても、相手の関心をひく話題をこちらが提供できれば、外国人はきちんと話を聞いてくれる。いつの時代も、外見より中身が重要なのだ。

最近、うちでもウクライナ人を雇ったが、多少訛っていても圧倒的な英語力があれば、これからもどんどんと積極的に彼らを雇用していこうと思っている。

日本にいながら、世界中の人たちとコミュニケーションを取りながら英語を学習できるなんて、本当に素晴らしい時代になったものだとつくづう思う。