Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

急がば回れ・・・・・・言語習得への道。

スペイン語を勉強し始めてから、ようやく一ヶ月が経った。週五回90分のプライベートクラスを受講しているが、それでもまだまだ形になっていない。(まあ、一ヶ月なので当たり前ですが)

スペイン語は英語と違い、すべての動詞が時制と主語によって活用し、イレギュラーに活用するのもたくさんあるので、暗記の量が半端ない。そして、新しい動詞の活用を覚えては、以前覚えた動詞の活用を忘れるという醜態を繰り返している。

プライベートレッスンでは一日90分程度が限界なので、次のステップとして、語学学校に入校することを検討している。以前、レッスンの質としてはグループレッスンはプライベートレッスンより劣ると書いたが、その考えは今でも変わらない。では、なぜ入校するのかというと、「スペイン語を話す機会の創出」をするためだ。

毎日90分と言っても、90分間話してるわけではなく、だいたいが文法の説明(ここは英語)を聞いていたりしているわけだから、話す機会はそれほど多くはない。入校しようと思っている語学学校は一日4時間の集中講義なので、二、三ヶ月程度自分をスペイン語漬けにした日々を送るのも悪くないかなと思っている。

本の学校での英語教育は中学校から大学まででだいたい1000時間程度だと言われている。

(参考資料:http://www.nullarbor.co.jp/guidance/toeic_g02.htmlほかにもTOEICについて考察が書かれており、非常に興味深い記事です。ぜひご一読あれ!)

そしてコミュニケーションが成立できるとされる程度の語学力を習得するためには3000時間が必要とされている。今までの総時間数は一日90分のレッスンと宿題をこなす時間などを換算しても、一日3時間程度と思われ、それを30日間で計算すると90時間しかしていない。

今のペースだと一年経っても1000時間がやっとなので、一年経った頃でもたいしたスペイン語が話せない計算になる・・・・・・夢も希望もない話しだ。

それでもいいかと思う。語学はスポーツと同じで、毎日こつこつと勉強するしか習得する道はない。ショートカットなど存在しない。

スポーツの世界だと毎日の鍛錬がものを言うことは多くの人は体感し、理解しているが、語学の世界ではなぜか人々はショートカットが存在すると夢想し、多くの人が「寝ているだけで英語をマスター」などという耳障りのいい教材に騙されている。

英語でもスペイン語でもアラビア語の習得でも、正しい学習スタイルはひとつしかない。「毎日ひたすらこつこつと勉強する」ということだ。

そのためには自分にあった目標設定をすることも重要だ。この記事によると、初期レベルでは語彙と文法が最も重要な学習要素なので、それを怠ってスピーキングの練習をいくらしても意味がない。日本人の英語学習者のほとんどはレベル2か3なので、圧倒的にインプットの量が足りていない。これは自分の経験と照らし合わせても納得がいく。自分が留学して一番最初に取り組んだのは、文法の勉強だ。日本で教わる英文法は、まるで実用的ではないので、一からやり直す必要を感じたからだ。(それと同時に本や新聞を読みまくり、あとはひたすら映画を見て実用的な言い回しなどを叩き込んだ・・・・・・同じことをスペイン語でやらなくてはいけないと思うと、気が引けるなあ)

ようするに、毎日のレッスン、あるいは週一回、二回のレッスンを充実したものにするには、レッスン外の時間をいかに過ごすかが重要だということだ。そういう点を考えると、自分にも大いに反省すべき点があるので、これから改善したい。

(英文法のバイブルです。これを叩き込めば、あなたもペラペラに!・・・・・になれるかなれないかは、あなた次第ですが)