Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

2004-01-01から1年間の記事一覧

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

夏の記憶はまとわりつく。 湿気を含む空気のせいだろうか?冬の記憶よりも、濃密な感じがする。 あの夏の湿気もひどかった。 父親が単身赴任している京都でまる一ヶ月過ごすことになった。 高校最後の夏休みなのに、なぜか一人きりになる空間が欲しくなった…

あの瞬間

バイカル湖でベンと会った。 世界の中心に位置する、ロシアのバイカル湖は海のように広く広大だった。 ベンの夢は、バグパイプをその馬鹿でかいバイカル湖を見渡して吹くことだ。 日本人の僕はスコットランドに向かう旅の途中で、スコットランド人のベンは日…

オールド・ボーイ

昨日のサイモンと話で盛り上がったのは「オールド・ボーイ」のことだ。 ちょうど二、三日前に観に行ってかなりショックを受けたので、誰かとその話をしたかった。思えば、彼とは一体何十本の映画を一緒に見ただろうか・・・・数え切れないほどの映画と映画の…

サイモン

今日は久しぶりにサイモンと話した。 彼とはもう10年来の付き合いになる。 エディンバラで最初に通った語学学校で英語の教師をしていて、そのときはそれほど仲良くはならなかったが、そのあと偶然会ったときに家庭教師を引き受けてくれることになり、それ…

サトリ

ミスター・シアストリは村の賢者だ。 牛の乳が出なくなったり、川が決壊しそうになると村人は彼を訪れる。 そんなとき彼はマントラを唱えたり、瞑想をして有益なアドバイスを村人に与える。 僕は彼のアシュラム(瞑想道場)に二週間ほど通った。 北インドの…

バットマン

誰も行かないような南インドの小さな漁村に行ったことがある。 たまたま持っていたガイドブックに三行くらいの紹介文が載っていて、興味が湧いたのだ。 とくに変わったことが書いていたわけではないけど、旅行者が行かないようなところに行きたかった。 村に…

アメリカ

毎年夏になると海に行っていた。 子供の頃、祖父母が湯河原のちかくに住んでいたので、夏になると海水浴に丸一ヶ月間通った。 その海岸はスイカの食べ残しや、ありとあらゆるゴミが散乱する、およそ泳いで遊ぶには適さないところだった。そして波が高く、何…

本当の戦争の話をしよう

僕の好きな作家でティム・オブラエンというアメリカ人の作家がいる。 彼はベトナムに従軍した経験を元にいくつか小説を書いている。というよりはベトナムの経験を元にしか小説を書いていない。それぐらい強烈な体験だったのだろう。 興味深いことに、戦争は…

HP完成

HPというものを作ってみた。まだ満足の出来とは言えないが一応は完成だ。これからマイナーチェンジを繰り返し、立派なサイトに育てていくつもりだ。 日記というからには現在のことを書くべきだが、書きづらいことも多いので最初は過去の話から掲載していこう…