Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

2012-01-01から1年間の記事一覧

英語、タンゴ、スペイン語、それにテニスの共通項とは?

一年も終わりに近づいたので、今年一年を振り返ってみたい。 個人的には今年一年一番力を入れたのは、スペイン語の勉強に間違いない。週五回、1回1時間半から2時間のレッスンをこなし、予習復習を伴った宿題をこなした。 結果、あまりストレスを感じるこ…

あっという間の3年でした:ワンズワード3周年

もう3年か・・・・奇しくも世界が終わると噂された2012年12月21日にオンライン英会話スクール「ワンズワードオンライン」は無事3周年を迎えることが出来た。 隕石も落ちず、大災害も起きず、世界が破滅する危険も通り過ぎ去り、そして会社も無事4…

ブエノスアイレス事件簿:ゴルゴ13を目指して

ブエノスアイレスは事件には事欠かない。 一昨日も地下鉄を出て、ボーとエスカレーターに乗っていたら、2段前に乗っていた男がなぜか一段下がってきて、やたらと距離が近くなった。 この時点でおかしいとは思ったが、そのままにしておくと、なにやら嫌な予…

アゴラに書いた本音:よりよい民主政治のために出来ること

自民党が勝ったことを喜んでいるのは、自民党の人たちだけで、それがまた日本の閉塞感を表している。だけど、日本の税金の徴収制度はものすごくよく出来ていると思う。特にアルゼンチンのひどい状況を見ていると、なおさらそう思う。 でも、あらゆるシステム…

妄想政治論:日本とアルゼンチンと未来について

ふらりと来てしまったブエノスアイレスだが、すでに一年半以上経った。 スペイン語を習い始めて、同じ年月が流れたが、とりあえず当初の予定通り順調に上達している。最初から「スペイン語を習得するために2年勉強する」と決めていたが、それは単純に英語を…

きれいな世界を見てみたい:大学に行くことがなくなった世界

イギリスの大学が2012年度から今までの3倍である9000ポンド(120万円弱)になったことは記憶に新しい。 Tuition fees 2012: what are the universities charging? そのような背景のある国で、若者が「Why I Hate School But Love Education(な…

理想のオンライン英会話スクールとは:世の中には目に見えない投資があるということ

ぶっちゃけた話し、一銭の得にもならない。 なんの話かというと、オンライン英会話スクール「ワンズワードオンライン」は創業以来、毎年1回フィリピンの先生たちを日本に招いて、歓待している。 アナログなものをデジタルで提供することについて:第一回オ…

世界の歩き方:命綱の情報を集めるために英語は重要

ブエノスアイレスに移り住んでからは、毎日のように英国ガーディアン紙を読み、BBCなどにも目を通している。 なぜそれらのメディアを読むかというと、単純に世界という観点から取材し、それらの案件についてきちんと意見を述べられていることが多いからだ。 …

アゴラ:自由の代償:アルゼンチンという国の売買について

あと2週間で国が財政破綻すると聞いたらどうするだろう? [FT]アルゼンチン債務問題、集団行動条項の重要性示す(社説) (日本経済新聞の英国ファイナンシャル・タイムズ引用記事) アルゼンチンがまさに今、その状況に陥っている。要約すると、2001年…

アルゼンチンの落日:政治と経済と外国人であるということ

アルゼンチンに二日ほど前、またストライキがあった。 最近、ストライキばかりなのであまりどうこう思わなかったが、スペイン語のレッスンでこのストに関しての新聞記事を使ってレッスンをしたので興味が湧いた。 いわく、アルゼンチンには伝統的な労働組合…

外国語でのコミュケーションを円滑にするために

昨日は久しぶりにミクロセントロと呼ばれるブエノスアイレスの中心街に行った。携帯のSIMカードを買いにいくためだ。携帯自体はすでに購入済だったので、プリペイドのSIMカードが必要だったわけだ。 無事お店にたどり着き、購入の手続きをしたのだけど、その…

アゴラ:オンライン大学というひとつの革命

カーンアカデミーをご存知だろうか? もともとヘッジファンドのアナリストをしていたカーン氏がいとこたちに勉強を教えるのに、ユーチューブを使って教えたところ、「ユーチューブのほうが、実際に教えてもらうよりいい!」と言われたのがきっかけに始まった…

【重要】グループレッスンのシステム化について:ワンズワードオンライン

オンライン英会話スクール「ワンズワードオンライン」が創立してから、丸3年近くが経過した。そのあいだ、システム的にも色々と追加、改良し現在でも自分でもかなり満足な形で運営出来ている。 そして、今年最大の追加機能として、「グループレッスンのシス…

18歳の夏と38歳の夏の思い出:京都とブエノスアイレス

高校3年生の夏・・・・・普通は受験戦争の真っ最中だと思うが、そんなことにこれっぽっちも関心も湧かなかった自分は、ニーチェやらドストエフスキーやらやたらと難解の本を読みながら、「人生とはなんぞや?」となにかと物思いに耽っていた。 そんなある日…

アゴラ:多様性溢れる社会に向けて:海外という選択肢を考えるということ

「クオリティ・オブ・ライフ」というものが唱えられて久しいけど、具体的に何を持ってクオリティがあるとするのかは結局のところ、各人の価値観による。 例えば、海外に出て2,3日もすればすぐに日本食レストランに駆け込む人たちなどは、「日本食」という…

悲しみのメカニズム:ブエノスアイレスより

マテアスの母親が亡くなった。 先週の木曜日のことだ。夜中の1時半過ぎに携帯に彼からメールが着信し、知らせがあった。 彼とはもう知りあって1年以上になる。週4回から5回、スペイン語をマンツーマンで習っている間柄だ。いわば、それ以上でもそれ以下…

オンライン英会話業界をちょっとだけdisってみた

アマゾンのキンドルが世の中を現在席巻しているが、3,4年前から電子書籍の時代が来ると誰でも予見出来たので、日本で有名な複数の出版社に電子書籍化を持ちかけたことがある。そのときもやはり抵抗が強く、とある出版社とは毎月定例会議までしたが、一向…

僕の人生最大のモテ期について:コミュケーションを取るということ

人間、褒められると誰でも嬉しい。 だが、残念なことに日本社会では、「実るほど 頭を垂れる稲穂かな」という言葉に表れているように、謙虚さをよしとする文化があるので、それほど褒められる機会は多くない。 幼少時を除いて、自分もそれほど褒められた記憶…

【重要】外国人とコミュケーションを取るときに気をつけたいこと:挨拶の大切さ

外国人はよく挨拶をする。 バカみたいに聞こえるが、とりあえず何でも挨拶から始まる。 時々、「How are you?/ Cómo estás?」を日本語でなんて言うか訊かれるが、正直困る。せいぜい「元気?」としか訳しようがないが、その後に続く、「I'm O.K./Todo bien!…

2012年10月17日に起こった奇跡について語りたい:ワンズワードのターニングポイントと革命

10月17日、ワンズワードの先生たちがフィリピンのタガイタイで一泊二日の研修旅行を行った。 ここニカ月ぐらい、週一回開かれるフィリピン側スタッフとの定例のスカイプ会議はずっとこの研修旅行についてだった。そもそもの発端は今年の3月に僕がマニラ…

自分のなかとそとにあるデーモンについて:創造力について考える

今日の朝、FACEBOOKを見ていたらスウェーデン人のマルカスが、ニューヨーク・タイムズの村上春樹についての記事に「いいね」ボタンを押していたので、読んでみた。 THE HARUKISTS, DISAPPOINTED スウェーデンのことを思い出すのは、ノーベル賞のときぐらいだ…

アゴラ:なぜ日本人は英語が話せないか?

よく英語やスペイン語の単語の日本語の意味を訊かれる。だが、そのような場合、その単語だけを取り出して訊かれても、多くの場合答えることが出来ない。なぜなら、英語やスペイン語などの西洋の言語は「文脈重視」の言語であり、日本語のように「単語重視」…

ウルグアイの首都モンテビデオにて:21世紀の処世術

ウルグアイに来るのは、三度目だ。一度目はブエノスアイレスの対岸にあるコロニアという街に行き、二度目は温泉があるサルトに行った。 そして、今はウルグアイの首都モンテビデオに来ている。 とてもいい街だ。特にブエノスアイレスのような若干物騒なとこ…

千里の道も一歩から:三ヶ月間で英語をマスターする方法

千里の道も一歩からということわざがある。 スペイン語を毎日のように勉強していて、いつもよく思い浮かべるフレーズだ。スペイン語の勉強を始めてから1年以上が経過して、ある程度無理なくコミュケーションが取れるようになっては来ているが、それでもまだ…

自分の料理の仕方を学ぶということ:ブエノスアイレスにて

ふと思うことがあり、なんとなくではあるがアルゼンチンで正式に滞在許可証なるものを申請することにしてみた。別に永住するつもりもないし、観光ビザを三ヶ月更新することに不満もないが、ここらで一つきちんと正式に許可を取っておくのも悪くないアイディ…

マウロくんと僕:Mr. Mauro & I

Mr. Mauro is 23 years old and I'm 38. Even though, we have such an age difference, we hang out together quite often. For example, we played tennis twice and he invited everyone to his home and had a blast in last week. He lives in an area …

とある語学学習者のたしなみ:複数言語を習得するということ

最近はブエノスアイレスでも、友人知人が増えてきており、スペイン語でのコミュケーションもかなりこなれてきている。 マテアス先生にこっちのスラングや特有の言い回しもばっちり教わっているので、ポルテーニョ風味のスペイン語を操りながら、彼らと親しく…

とりあえず、ハワユーって言っておけ!:間違いだらけのアメリカ英語

アメリカは嫌いだ。 特にこのような記事を見た後は、気分が悪くなる。 ”How are you?”は死語だった!? 外国人英語講師が教える「日本人のちょっとヘンな英語」 念の為に断っておくが、「How are you?」と言っても別に問題はない。むしろ、イギリスに行って…

教育とは何か?:新しい価値を生み出すということ

教育とは何か? 最近、そういうことを考えることがある。 たとえば、現在隣国とちっぽけな島について絶賛紛争中だが、彼らの国では「反日教育」とやらが主流で、「日本を憎め」と学校で教えられるという。 それも自国にとって有用な人間を育てるという観点か…

ゾンビ映画を哲学的に語ってみた:ウォーキング・デッドに寄せて

悲劇は人生をより一層慈しむためにある舞台装置だと看過したニーチェが「悲劇の誕生」という本を、恐ろしいことに若干28歳の時に書いた。 分かりやすい例で言えば、シェークスピアの「ロミオとジュリエット」が挙げられる。 想像して欲しい。 あの二人が死…