Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

宿題バンザイ!:自律した学習者になるために

経営者たるもの365日24時間働かなければいけない。また語学学習者もしかり。ついでにいうのならば、筋トレに夢中になっている「ちょっとオレ、ナルシストかも」と思っている野郎どもにとっても同じことが言える。

ようするに、何が言いたいのかというと、「一日の休みを取り返すのに、三日はかかる」ということだ。

このあいだ母親の誕生日だったので久しぶりにスカイプで話したのだが、「あんたブエノスアイレスの生活楽しそうね。テニスやタンゴなんかやったりして」と言われたが、まったく何もわかっていない!

Tennis2011

テニスは日々の仕事のストレスを軽減するための「息抜き」であって、タンゴにいたってはスペイン語しか話せない先生と仕事のストレス解消を兼ねた、いわば一石二鳥なエクササイズなのだ。

けっして「まあ、ブエノスアイレスにいるから、タンゴのひとつやふたつでもやるか」などと安易な気持ちで始めたわけではない・・・・・・たぶん。

特に語学学習は、ただひたすら毎日努力して勉強するしかないので、自律した学習者になるかしか、語学を習熟する方法はない。しかし、これが本当に難しい。

下手な学習方法の本を買って諸々調べるよりは、とっと自主的に机に向かって単語のひとつでも覚えたほうが語学は上達出来る。そして、それが出来ないからこそ、ふらふらとウェブの世界をさまよい、ツイートやFACEBOOKなどをつらつらと眺めて時間を無為に過ごしてしまう。

仕事のためにパソコンを向かうのは簡単だが、スペイン語の勉強のために机に向かうのは至難の技だ。仕事はやらなければいけない強制力はあるが、スペイン語の勉強は当然それほどの強制力はない。

だから、自分のような人間には「宿題」という自主学習の方法があっている。今、メルセデス先生とその姉のロレーナの二人の先生に習っているのだが、二人とも十分な量の宿題を出すので、とりあえずはそれさえやれば復習はばっちりなので、ある意味助かっている。

特に週末は「2日間もレッスンがないからこれくらいは出来るよね?」とメルセデス先生に言われて、10ページ以上も宿題を出されることがある。そして、月曜日に答え合わせをするのだが、「本当に全部やってきたの?」と真顔で訊かれる・・・・・・だったら、そんなに出さなきゃいいのに時々思うが。

人間なんて、不埒で時に情けなく、そして総体的にはくだらないことに常に頭を悩ましているしがない生き物だ。そんな生き物が自分自身に過度に期待するのはよくない。いわく「自分なら出来る!」「この本を買って毎日3ページづつやれば、3ヶ月で終了する!」などという崇高な目標を立てても、それを遂行するには相当な努力と自制心が必要だ。

正直、自分には無理だと思う。だって人間だもの・・・・・・あほなことをツイートしたり、つらつらと人様のブログをうっかり読んでしまい、勉強に身が入らないことのほうが多い。

しかし、毎日レッスンが終わったらその24時間後にまた再びレッスンがある。そしてその前に宿題を絶対に終わらせなければいけない。そんな緊張感がなかったら自主的に勉強なんてしないだろう。

そうして、今日も「ああ、宿題やらなきゃ」と思いつつ、自分のブログを更新したりしてしまっている・・・・本当に宿題やらなきゃ!