Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

外国語でのコミュケーションを円滑にするために

昨日は久しぶりにミクロセントロと呼ばれるブエノスアイレスの中心街に行った。携帯のSIMカードを買いにいくためだ。携帯自体はすでに購入済だったので、プリペイドSIMカードが必要だったわけだ。

無事お店にたどり着き、購入の手続きをしたのだけど、そのときお店の人がまずこう訊いてきた。

「Sólo un chip o con equipo?(SIMカードだけ、それともエキポも?)」

エキポというスペイン語を直訳すると、サッカーチームなどのチームという意味だ。しかし、明らかにこのシチュエーションではおかしい。だから考えられる意味としては、「SIMカードと一緒に携帯を購入したいか」というふうに考えた。

だから、「ノー」と答えたのだけど、日常生活はこのようなシチュエーションがたくさんある。

(ちなみにほかに考えられる意味としては保険のようなものも考えたけど、どちらにしても答えはノーなのでノーと答えた)

今回のように知っている単語でも、違う意味で使われると、一瞬戸惑ってしまったり、また会話のなかでもたくさんの意味が分からない単語を使われるときがある。

そんなときにいちいち聞き返したら、会話が前に進まないし、また100%理解することがコミュケーションを成立させるために必要なことではない。会話の大意をつかみ、その話のキモを理解出来れば、会話は続けられる。

正直に告白すると、スペイン語の固有名詞に関してはたいして覚える努力をしてこなかった。最近までスプーンやフォークなどもスペイン語で言えなかった有り様だ。でも、たいていの人とは会話は出来るし、スペイン語で意思疎通をはかることに問題はない。

まずは動詞の活用を死ぬほど練習して暗記し、コミュケーションを取ることを優先させてきたからだ。多くの固有名詞は「あれ」「それ」で代用出来るし、自己紹介などで使う固有名詞に関しては暗記した。

すべての単語を覚える必要もないし、また使う機会もない。

状況から判断して的確に意味を推察する能力を磨くことのほうが、外国語を操る上では重要なことだ。相手の質問に答える許される間は、1秒くらいかもしれない。しかし、そのあいだに意味を推察すること会話を前に進ませる上で重要だと思う。(もちろん、基本的な語彙力は付けないと、どうしようもない)

マンツーマンレッスンのいいところは、会話を止めて知らない意味を常に訊けることだが、たとえばグループレッスンの場合などはそうはいかない。みんなの前で、「この単語知らない」というのは恥ずかしいものだ。

リアルな会話だったら、なおさら聞きづらいことが多い。

そのような場に慣れるためには、まずはグループレッスンなどから慣れていくに越したことがない・・・・・というわけで弊社が主催する無料のグループレッスンで皆様をお待ちしております。