昨日は気持ちのいい天気だったので、泊まっている宿から歩いてチューリッヒ湖畔まで歩いて行った。だいたい30分ばかりの距離だ。
チューリッヒの人口は40万人なので、日本でいうと岐阜市や富山市とほぼ変わらない。やはりどこか田舎だと感じてしまうのも無理はないかもしれない。(決して、悪いことではないが。)
街には歴史的な建造物が溢れ、トボトボと歩くだけでそのような建造物にぶち当たる。
ちょうど昼食時で美味しそうなフォーを出すベトナム料理屋を見つけたので看板を見て、驚いた。
ベトナムのフォーが23.5フランなので日本円にすると、4000円!
スイスに来るまではせいぜい日本の物価の倍くらいだろうと思っていたが、4倍だった!ちょうど、渡航の前日に銀座アスターに妻と二人で行ってホリデーランチをしたが、それが5000円だった。
妻が、「この前菜のプレードだけでスイスだったら、5000円ぐらいするんじゃない?」といって二人で笑いあったが、笑い話ではなく本当の話となってしまった。
100人中100人がスイスで4000円のベトナムのフォーを食べるよりは、5000円払って銀座アスターのホリデーランチを選ぶだろう。もはや、想像を絶する世界だ、フォーが4000円とは凄まじい。
円安に関しては、日本という国の価値が下がっているからととやかく言われるが、きっとそんな話ではない。どこか恣意的で、明らかに間違っている。
ただ、現在、円安という事実は如何ともし難い事実ではある。そこを考慮し、黙々と今日もカレーを食べた・・・・これから毎日カレーを食べる日々が続くかもしれない。
日本の1000円がスイスでは4分の1の価値しかないと思うと、もはやできる限りスイスでは節約して、日本で散財した方が幸福度が上がるのではと思ってしまう。
そのようなことを抜きにすれば、チューリッヒという街自体はとても素敵なところではある。円高になった時に、来ることをオススメしますが。
2年間住んだスコットランドの首都エディンバラに少し似ているところがあるかもしれない。これを契機にまたヨーロッパ各地を転々とするのもいいのかもしれない・・・・いち早く円高に振れることを祈るばかりだ。