Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

高校の同級生との邂逅:これからのこと。

昨日、久しぶりに高校の同級生と飲んだ。

ワンズワードの税理士もしてくれているので、年に何回かは当然やり取りをしているが、コロナ禍もあり二人で飲んだのは久しぶりだ。

近況報告をしたり、自分には子供はいないが、彼には子供3人もいるので、子供の話になったり色々だ。意外と昔話はなく、現在進行形の話に終始した。

 

もうお互い50歳目前だ。高校を卒業してから32年にもなる。二人して思ったのは、「大人ってこんなもんか。」と

 

自分たちが高校生の時の親の年齢よりも年を取ってしまった。

しかし、高校生の時には、自分たちの親たちがまさかこんなにもまだ未熟な人間だったとは思いもしなかった。彼らもそれはそれで親の役割を全うしようとしていたが、根本的にアプローチの仕方が間違えていたのだなと思う。

 

うちの母親は小学校1年生の時に、高らかに「あなたは今日から大人宣言」をしたので、あまり深く違和感を抱くことはなかった。

keepmyword.hatenablog.com

父親は昭和の男らしく、「言わなくてもわかるだろ。」という感じだったので、家族から「言わなきゃわからん。」と総ツッコミを喰らっていた。

 

子供を育てる経験は誰だって最初は初体験だから、変に気負って育てるよりは、放っておくぐらいがいいのだろうなと今になって思う。

 

税理士の友達は、中学校3年生の娘さんと二人でフランスオリンピックを見に行くそうだ。いいお父さんだなと思う。以前は息子さんと二人でスペインにサッカーを見に行ったりもしているし。(他の家族の心境は大丈夫か心配だけど・・・・)

 

うちらの父親は休みは寝てただけで特に思い出などはあまりない。父親は「家族のために働いていた。」とよく今になって言う。だが息子としては「月1回程度の休みしかなく、その休みは寝ていた姿しか見ていない。」という印象だ。(子供って残酷だなと思う。子供の時、父親という言葉はイコール大人の男性だと思っていたくらいだ。)

 

やはり物理的な時間を一緒に過ごすというのは、人間関係を築く上でとても重要なことだ。昭和という時代がそうさせたというのもあるし、正直どうやって子供と接していいかわからなかったのだろう。

 

昭和というのは戦後からの高度成長期があり、そこからバブルに突入し、そして崩壊と何しろ派手な時代だった。それに翻弄されるのは当然だ。

 

うちらの世代はそれとは真逆で「失われた30年」と言われ、絶不況のなかで放り出されて経済活動を営んでいる。

 

これからどういう時代になるのかまだ見当もつかないし、311のようなとんでもない天変地異が起きる可能性もある。それでも、やはり毎日精一杯生き、今を最大限充実させていくしか生きる道はないのだろう。