Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

カラダナオル、それから。

最近、コミュニケーションについてよく考える。

と同時にミスコミュニケーションについて考える。

 

時々、人は「そんなつもりで言ったわけではない。」と言う。またこの逆バージョンで「あなたのためを思って言っているの。」というのもある。さらに「〇〇さんって、本当はそんな人なんですね!」というタチの悪い言い方もある。

 

このどれもが根源的には同じことであり、人を勝手に規定している。特に両親や友人から「あなたのためを思って言っているの。」などと言われたら、縁を切ってもいいかと思う。我が子と言えども、他人である。その本当の心は読みきれないはずだ。大抵の場合は自分のエゴを押し付けているに過ぎない。

 

彼らにとって都合のいい存在になって欲しいだけだ。

 

そんなつもりで言ったわけではない。」というのは、もちろんそんなつもりで言っているわけだ。受け手側にそう取られた時点で負けている。人と人との間には、それがいかに近しい関係であっても、一線を越えてはいけないラインがある。そこを踏み越えて、発言すると痛い目にあうのも道理だ。

 

ということを全て踏まえながら、カラダナオル施術ではお客様の自覚を促さないと症状が改善できない場合は、そのラインを踏み越えて言うこともある。

 

以前に本当にあった話だが、とある女性の身体を見ると、自分にとっては明らかに下腹部からエネルギーが捻じ曲がっているように感じた。(実際、子宮にもろもろと症状が出ていた。)

 

そんなことを言っても問題は解決しないので、もっと深く読み取ると、「子供を産みたくない。」という強烈な感情が伝わってきた。とてもプライベートなことだし、それを直接お客様に伝えるのは気が引けたが、ご本人が自覚しないと改善はしない。

 

だから、「一般的に子供を産む産まないは選択の問題で、感情的な問題ではないので、なるべくそこを切り替えてほしい。」と伝えた。私には子供を産むことに対する強烈なネガティブな感情が下腹部に刺さっているように感じたからだ。

 

実際は、彼女はとある辛い体験を通して、「子供は絶対に産みたくない」と思うようになったと教えてくれた。(もちろん、とある辛い体験に関しては詳しく詮索していない。)

 

いつもギリギリを攻めているが、なるべくならば、お客様のプライベートなことにまでは首を突っ込みたくはないし、突っ込むべきではないと考えている。だが、最近は諸々とこういう事例が増えてはきている。

 

ただの外傷の骨折のお客様とかが、たくさん来るようになればいいなと心の底から願っている。