Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

タンゴに明け暮れた1週間の台北旅行

ジョニー・カラバハルというダンサーを初めて見たのは、2015年ごろだっただろうか。確かタンゴ世界選手権の予選か準決勝だったかあまり定かではないが、人を惹きつけるその魅力と華やかさがずっと記憶に残っていた。

 

だから、2019年に彼が初めて来日した時から、ずっとプライベートレッスンを取っていた。その彼が台北に滞在することになり、ちょうど同じタイミングで台北で開催されるタンゴマラソンに参加するつもりだったので、両方に参加することにした。

 

先月のワークショップで友達になった上海在住のソフィーにも声をかけると、彼女も彼らのファンなので、一緒に参加することになった。そして、日本からの友人と台湾の友人を交えながら、楽しい一週間を過ごした。

(ミロンガに行った後に牛肉麺をみんなで食べに行きました。全員身長170cm以上です!)

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ジョニー&スジャイは去年の世界タンゴ世界選手権に優勝したので、それで人気に火がついて今は世界中を旅して回っている。優勝する前からジョニーを知っている身としては、なんだか随分立派になったなという印象だ。

 

日本には合計1年半ほど居たと思うが、わがままで傲慢でなかなか手がつけられないダンサーだった。しかし、パートナーのスジャイの教育ですっかり成熟した大人になって心底びっくりした。

 

たまたま最後に行った彼らのミロンガで、ジョニーと二人きりで話す機会があった。だから、彼に本当に変わったねと言ったら、「そんなに違う?」と真顔で聞き返されたが、「もう別人だよ。」と答えておいた。

 

彼らのグループレッスンはきちんと系統立ててあり、9割以上はスジャイが話しているのをジョニーが大人しく横で聞いている構図だ。わがままでどうしようもなかった頃の彼からは想像もつかない姿だ。

 

スジャイの言うことをしおらしく聞いている姿を見ていると、「人間って、本当に変われるのだな」と実感した。誰でも自分を変えるチャンスは与えられると思うが、そこでしっかりそれを掴むか、離すかが運命の分かれ道なのだろう。

 

(日本、台湾、韓国、中国の親交を深めてきました・・・・)

 

結局、タンゴマラソンの方は人数がとても多く、また去年知り合った台湾人女性の多くが参加したので、ほとんど新しい人たちと踊ることもなく終えてしまった。

 

最初はJMタンゴマラソンの方がメインだったが、すっかりとジョニー&スジャイのレッスンにエネルギーを取られ、マラソンに参加する頃には疲れ気味だった。

 

両方参加するのは、少し無理があったかもしれない。だが、最後のミロンガでスジャイと踊れたのは、いい思い出となった。

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(この身長差よ・・・・それでも、さすが堂々と踊る世界チャンピオン!)

 

今回の台北旅行では友人や知り合いがたくさんいたので、それはそれで心強かった。ただ、台北では知り合いが増えすぎたので、しばらくは違う場所に行こうかなと思う。今度はそろそろ久しぶりにヨーロッパに行こうかと思案している。

 

それまでに円高になることを心の底から願っている。