Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

【パート1】生命力とはなんなのか?

人間とは何か、と色々と考えさせられる事件が最近身の回りでたくさん起こっている。

 

まずはうちの父親が今年3月に入院した。腸閉塞になり、また大腸に腫瘍が見つかって、手術を2回した。(結局、大腸全摘となったので朝から晩までの大手術だった。)

 

2ヶ月以上絶食して点滴だけの生活だったので、骨と皮だけのゾンビのような体になり、2回手術した直後は寝たきりとなりで手を動かすのも辛そうだった。

 

さすがにこの時ばかりは家族全員が死を覚悟した。

 

入院して何度もお見舞いに行くたびに施術をしていたが、その時もカラダナオル施術をした。すると父親の体から異常なまでの生命力を感じ、一緒にいた妻には「ここ乗り越えたら、長生きするかも。あの生命力はすごい」と伝えた。

 

すると、あれよあれよという間に回復し、1ヶ月も経たないうちに退院となった。普通の流れとしては、あれだけの大手術をしたらリハビリ病院に転院してから、退院となる。

 

しかし、父親は一人で立って歩けるぐらい回復してしまい、リハビリ病院の要件である、「自立歩行できないこと」から外れてしまう。

 

今週も両親の様子を見に行ってきた。母親も心労とストレスからかかなり弱っているので、施術しがてら買い物してカレーを作ってきた。(歳を取ると肉を食べなくなるので、牛肉、豚肉、鶏肉を入れたにくにくしいカレーをいつも作る。)

 

父親は超がつくほどのヘビースモーカーで、大酒飲みでもある。そしてこれといった趣味もなく、運動もしていない。それなのに、まだ病院に入院していて手術が終わってしばらくした頃にお見舞いに行ったら、「まさかこの俺が癌になるとはな!」とのたまった。

 

81歳になるまで癌にならなかったことが不思議なくらいの不健康な生活を送っている。

 

そして、あれだけの目にあったのに、まだタバコを吸っている。昔ながらのしっかりと煙が出る普通のタバコを吸っている。

 

世の中には健康に気を使い日々のメンテナンスを心がけ、酒もタバコもやらず、早寝早起きをしている人でも癌になって亡くなる人たちがいる。そんな人から見たら、うちの父親の存在は疎ましいのではと心配になってしまう。

 

今週行った時も父親の体に施術を施したが、やはり異常なまでの生命力を感じた。もはや生命力と健康というものは相関関係ではなく、違うベクトル上に存在するものだと思っている。

 

要はどんなに健康的な生活をしていても生命力が低ければポックリいくだろうし、父親のようにどんなに不健康な生活をしていても生命力が強ければ生き抜く。

 

では、一体生命力とはなんなのか?

次回以降から考察していきたい。