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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

とある黒歴史:リモート始めました

これは完全な自分史の中では黒歴史な話だ。

20代の頃、ロンドンから帰国してまだフラフラしていた頃だ。カメラマンとしてはまだ全然稼げず、ただ時間だけは持て余していた。

 

20代半ばだったし、若さにも溢れていたが、そのエネルギーも持て余していた。

だからといったわけではないが、ある整体の先生の講習会に行くようになった。その整体の先生は、最初は普通の整体だったが、あっという間に「触らず」治すようになり、さらに遠隔でも治すという技を持っていた。

 

自分自身もロンドンに住んでいた頃、腰痛を治してもらったことがあるので、実体験としてその凄さを味わっていた。

 

では、なぜ黒歴史なのかというと、その先生は「エネルギー原理主義者」で、とにかく人間というものは見た目と、エネルギー的に見た時とは真逆な時が多いと説いた。

 

要は「聖人」のように見える人もエネルギー的には「極悪人」であることが多いので、気をつけろということだ。

 

その講習会は当初は20人ほどいたが、半年過ぎた頃にはもう2、3人しか残らなかった。かくいう自分は最後に残った数人の一人だ。

 

とにかく拘束時間が長く夜中までかけることもあった。またほぼ毎日召集されて、仕事がある人は早々にリタイアしていった。

 

さらにやたらと勘と直感が鋭い先生はこちらの考えていることがお見通しなこともあり、気が抜けない。また講習会の内容も、「ガソリンを全身で浴びる」「ニンニクを死ぬほど食う」などととんでもないものばかりだ。(いわく、そうしてエネルギーを生成するとのことだが・・・・怪しい)

 

ただ先生の力は本物ではあった。

あるとき終電を逃した自分は渋谷のとあるクラブに行って夜を明かした。そして何食わぬ顔で翌日の講習会に出席すると、開口一番「せっかく作ったエネルギーが台無しになっている!」と怒られた。

 

ホンモノ、怖い!」と思った次第だ。

 

カップルで講習会に参加していた人たちにはエネルギー的に見て、「相性最悪だから、別れろ!」と言ったり、とにかく無茶苦茶だった。そんなわけで次々と人が離れていった。自分の場合、知的好奇心が強く、乗り掛かった船だったので最後まで見てやろうと思っていたので長く続いた。

 

そのおかげか当時から人を治すことはできるようになり、遠隔でも施術できる力を身につけた。だが、別にそれを職業にするつもりなど毛頭なく、CS60に出会うまでは封印していた。(その間は家族や知人などに施術する程度だった。)

 

だからCS60を使って能力が開花したわけではなく、元々いわゆるヒーラーだったのが、道具を持っただけの話だった。あの先生の地獄の講習会に比べれば、なんのこともない道具だったが、いいきっかけを与えてくれたのは事実だ。

 

ja.wikipedia.org

 

最近、このスティーブン・キング原作の「ドリームキャッチャー」という映画を思い出す。全てはとある目的のために準備されたことで、必要な経験だったという話だが、あの頃は手探りだったのが、今では確実に効果を出せるような施術にはなっている。

 

とまあ前置きが長くなったが、ひっそりと遠隔施術をリリースした。

 

www.karadanaoru.com

 

ホームページには載せてないしメルマガとこのブログのみの告知だ。そして昨日2件の施術を行なった。

 

施術前:

 

松岡様先日は有難うございました。母の写真をお送り致します。現在の症状は、3つあります。

1.右足の神経痛のような痛み定期的に歩けなくなるくらい痛みがあるようです。右足ふくらはぎの外側から太ももの裏側あたりまでが痛むそうです。

 

2.痒み背中、足を中心に痒みが酷くあまりに痒いため、かき壊してかさぶたが沢山あります医者ではアレルギーと言われています。

 

3.気持ち悪さ、むかつき、高血圧定期的にくるようで、むかつきがあるとき血圧が高くなっているようです1か月程前に、風邪をひいてそれが治った頃から始まりました。原因は不明です。以上となります。何卒、宜しくお願い致します。

 

施術後:

松岡様お世話になります。

今のところ3つの症状ともおさまっています。

どれも大丈夫だと言っています。

今後、この良い状態が続いてくれればと思います。いろいろと有難う御座いました。

 

もう一つの施術はぎっくり腰だったが、痛みは取れて仕事に支障がないまでは回復した。ただ、こちらの方がかなり手間取った。理由は今後、自分の中で研究していくしかない。

 

何がきっかけで人生変わるかわからないが、20代のあのとんでもない講習会に出ておいたのが、今につながっていることは事実だ。

 

若いときはなんでも手を出してみるものかもしれない・・・・多分。