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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

仮想敵を想定して戦う日夜:ついでにFACEBOOKキャンペーンについて

企業というところは、常に競合の動向を気にかけるものである。

で、オンライン英会話スクールという業界は、参入した頃から100社ほどあり、それらの動向を当初は気にしてはいたが、最近はあまり考えなくなった。(もちろん、情報は絶えず取得するが)

ワンズワードがターゲットとしている層は一言で言うと、「自分で時間をかけて優秀な先生を見つけるよりは、その分お金を払ってでも優秀な先生のレッスンを受講し、またなんらかの社会貢献に興味がある」という人たちだ。

今のところ、ほかにそのようなオンライン英会話スクールは見当たらない。(おそらくたいして儲からないのが明白だから。それよりも分かりやすく価格を下げて、「安い、早い、うまい」のほうがウケはいい)

漫画を売りにしたり、若い女の子を売りにしたり、料理を学べることを売りにしたり、差別化に必死な人たちが右往左往していたりするこのオンライン英会話スクール業界だが、結局のところ本当に大事なのは、「英語学習者にとってベストな学習環境を提供する」ということと「先生たちにベストな労働環境を提供する」ということだ。

目に見えるささいな違いなど、本当はどうだっていい。目に見えない部分を考え尽くし、それをどううまく表現し、それをアピールしてサービスを広げていくかということが重要だ。

時々、「5000円くらいにしてくれると入会するのに」というお声をいただくが、値下げをするくらいならば、先生たちの給料をあげたほうがよほどいいと思っている。(フィリピンと日本の経済格差を考えると、そのほうが効果的だ。体感的にはフィリピンの物価は日本の物価の5分の1程度なので)

この業界の一番の懸念は、先生が個人的に生徒を取り始めて、オンライン英会話スクールという存在が形骸化することだ。それを起こさないためには、いかに先生たちに利益を分配していくかということが重要だ。

そのためにはスクール自体の経費を極限にまで落とし、その代わりに彼等に分配する必要がある。これは何も綺麗事ではなく単純に「生き残り戦略のひとつ」である。

ただ自分も聖人君子ではないので付け加えておくと、起業家が労働者よりも利益を享受するということについては肯定的だ。そうではないと、誰も起業なんてしないし、何の夢もない。

だがだからといって、起業家たちが利益を独占することには反対だ。言い尽くされた言い方だけど、「会社、労働者、お客様のWINWINの関係を構築する」ことが一番重要だ。

それで今日も競合他社よりは自分の仮想敵を想定して、うんうんと唸りながら、「どかーん、がーんと会員増えねえかな」などとアホなことを考えているわけだ・・・・・で、やっぱりそう簡単には増えないなと思って、せこせことブログを書いたり、FACEBOOKキャンペーンなどを打ち出したりしています。

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