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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

現代という乱世を生き残るために:新興国ビジネスについて

イノベーションは先進諸国から生まれる。 残酷な事実だ。

もちろん、これからは変わってくると思うが、先進諸国に生まれた人たちはそれだけで特権を手にしている。以前、メキシコ人のなかでも超優秀な部類に入るアビマエルに言われたことをふと思い出した。

メキシコにはOXXO(オクソ)というコンビニがいたるところにある。 とくにメキシコシティには1ブロックごとにあると言っても過言ではない。

オクソ (こんな感じのコンビニが街中にあります)

ある日、アビマエルは「ユウキ、日本にもオクソみたいにこんなにたくさんコンビニはあるのかい?」と訊かれた。

もう数じゃなし、なんかスイーツとかコーヒーのクオリティとか中華街よりも美味しい肉まんを出すとかだし、日本。

当然、そんなことは説明出来ない。

我々は知らずのうちに大リーグで勝負しており、発展途上国はまだまだリトルリーグで勝負している。だからこそ、多くのチャンスがあるのも事実だ。

ただ、ブエノスアイレスに7年近く、それからメキシコに3年近く住んでいるアメリカ人の起業家であるエリックが言っていたことも事実だ。

「もう一度、起業しろと言われた絶対に発展途上国ではやらない。先進諸国に較べてなんでも時間がかかりすぎる!」

この言葉にまだどこか引っかかっている。

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彼が売っているいるのは不動産屋向けのミドルウェアで、いわば既存になかった新しいサービスだ。そして、自分もここメキシコでオンライン英会話スクールという新しいサービスを提供しようとしている。

発展途上国の場合、新しいサービスを売るのは時間がかかる。 だが、実際に手に取れる商品、食べ物は比較的売りやすいのはではないかと思う。

だから、無職転じて社長となったもりぞおさんは、カンボジアのプノンペンでカレーを売って、それなりに結果を残しているのだろう。

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新興国ビジネスの魅力は、いまだリトルリーグでもいずれは大リーグになる可能性があることだ。もちろん、ずっとリトルリーグのままの可能性もある。その見極めが重要だ。(まあ、アルゼンチンなんてまだ野球にもなっていないし・・・・キャッチボールの段階でずっと止まっている気がする)

そろそろ有り金はたいて、また新しいビジネスを興したいと思っているし、メキシコにおけるオンライン英会話の普及、それに最も重要な市場である日本でもっと質の高いオンライン英会話スクールがあるということも宣伝していきたい。

最近、とみに思うのだが、自分はお金を稼ぎたいという欲望よりもゼロから何かを作っていくのが好きなのだろうなと。ただ永遠に続くビジネスなんてこの世にないので、品を変え形を変えて、この乱世を生き残っていきたい。