Keep My Word

19歳から旅を始めて、スコットランドで英語を学び、アルゼンチンでスペイン語とタンゴを学び、メキシコではサルサをかじり、オンライン英会話/スペイン語スクールを運営している男のブログです。海外滞在歴10年、50カ国ほどぶらぶらしました。

中国語超短期留学:まずは北京へ!

うっかり中国に来てしまった。元々の目的は去年の12月から続けている中国語の勉強をするためだ。

 

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週二回細々と続けて来たが、一向に中国語が大して上手くならないし、モチベーションも上がらないので、現地で集中して勉強しようと思って来てみた。(1週間という超短期留学だけど、やらないよりはマシだと思っている。)

 

ただ偶然にも同時期に北京でタンゴマラソンが開催されていたので、それにも二日だけ参加して、それから1日中中国語の勉強に浸るつもりだ。

 

昨夜遅く北京に着いたばかりなので、それほど中国語を使う機会はまだないが、それでも今まで中国語の勉強を地道にやってきた甲斐はあったと思っている。(もちろん、超ビギナーだけど、話して通じるレベルではある。)

 

北京には19歳の時にスコットランドの首都エディンバラに留学するために、なぜかは知らないが日本から全部陸地伝いでエディンバラまで行こうと思いつき、北京からシベリア鉄道に乗るために来た時以来だ。(ご丁寧に神戸から船で天津まで行き、それからバスで北京に行ったことを覚えている。ネットがない時代によくそんなことをしたものだ・・・・・)

 

もう20年以上も前の話だけど。

 

それから中国は大発展を遂げているが、それでもまだ当時の面影は残っている。なんだか猥雑でゴミゴミしていて、空気が汚い。そんなことを言ってしまうと魅力のない街だと思うかもしれないが、結構好きな街だ。19歳で一人で来た時に色々な中国人の方によく世話をしてもらったので、まだその好印象が残っていることもある。

 

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中国人はマナーが悪いと言う人がいるが、逆の言い方をすれば彼らはとても自由だ。共産主義のこの管理社会のなか、これだけ自由に振る舞えるのは驚異的だと思う。

 

逆にそれだけ強烈な統制を取らないと、個人主義が跋扈するので、いい足かせになっているのもしれない。

 

明日からは昆明というまだ未知の土地に行くので、それが今から楽しみだ。上海、北京と大都市にしか滞在したことがないので、また違った中国の一面を知ることができるだろう。拙い語学力だが、それでもそれをフルに活かしてなるべく彼らと交流していきたいと思っている。

ディエゴ&アルダナの写真撮影について:超一流のタンゴダンサーとは。

タンゴダンサーの写真を撮った。

それもただのタンゴダンサーではなく、世界チャンピオンかつフォーエバータンゴのメインダンサーのディエゴ&アルダナの写真だ。

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ブエノスアイレスに住んでいた頃にのほほんとタンゴを踊っていた頃は知らなかったが、タンゴ界にもヒエラルキーが存在し、世界チャンピオンは日本の小説界で言うと芥川賞や直木賞の新人賞に値し、そのさきにはフォーエバータンゴのダンサーが存在する。

 

さらにその先には世界選手権で審査員を務める重鎮たちがいて、さらにその先にはレジェンド級のおじいちゃんたちがいる。(ちなみにブエノスアイレスに行けば、そんなレジェンドやら大物やらがわんさかミロンガにいるので、別に対して気にも留めなくなる。)

 

前置きが長くなったが、そんなスターたちの中でもディエゴ&アルダナは別格で、日本でも最も人気のあるカップルと言っても差し支えないだろう。

 

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でも、そんなことを知らなくても、彼らの写真を見れば彼らが只者ではないことが明白だろう。

 

醸し出している圧倒的なオーラとその存在感はすごいと思う。

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毎回、彼らが決めポーズをして撮影したが、その決めポーズをするときはきっちり踊ってからしっかりポーズを決める。そのキレキレの踊りを近くで見れただけでも役得だったと思う。

 

カメラマンとして有名な女優や俳優、モデルを今まで撮影してきたが、ここまで自分の体を使って表現できる人たちを撮影したのは初めての経験だった。頭のてっぺんから足のつめ先まで彼らには全く隙がない。

 

www.yukimatsuoka.com

 

さすが超一流のダンサーだ。普段の撮影では、こちらから指示をして色々なポーズをつけてもらうけど、今回はなんの指示もする必要がなかった。

 

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彼らも写真を気に入ってくれて、当初は衣装は一つのパターンだけだったのに、あれよあれよと言う間に3パターンくらい撮影した。

 

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写真だとわからないが、彼らは20代後半とまだまだ若い。だが、小さい頃からダンサーとして活躍していたので、本当に体で表現することに長けている。だから彼らを撮影するのはとても楽しく、またある意味楽だった。

 

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もうすでにこれ以上ないくらいタンゴを極めている彼らだが、これからもまだまだ進化していくのだろう。そんな素晴らしいダンサーたちとまたフォトセッションをしたいと思っている。

 

www.yukimatsuoka.com

(他の写真は上記からご覧いただけます。ちなみに写真は一切加工せずに撮影したままのデータです。)

 

 

ジョナサンにて。

半年間でヘッドフォンが3組ダメになった。

どれも5000円くらいはするやつで、それほど荒い使い方をしていたわけではないと思うが、大抵の場合片耳がまず聞こえなくなり、最終的には両耳も聞こえなくなる。

だから、最近はどこに行くのもヘッドフォンをしていない。

それはそれで居心地のいい生活ではある。

日常のノイズがどんどん耳に入ってくるし、ぼーと歩いて車に轢かれそうになることもない。

 

オフィス代わりに使っている近所のジョナサンでもヘッドフォンを使わないから、隣人たちの会話が筒抜けだ。

 

何回か、「これは新興宗教の勧誘か!」というようなトーンの会話が耳に入ることがある。もちろん、それはほとんどの場合、新興宗教の勧誘ではなく、保険の勧誘、不動産の購入相談、会社間の打ち合わせだったりする。

 

どうして、新興宗教の勧誘かと思ってしまうのだろうと少し考えてみた。

 

その人たちの会話のトーンがどこか盲目的に何かを信じ切っている感が多分にあるからだ。そして、さらに彼らが信じているものが、自分の外にあるからだと思う。多くの場合、それが会社なわけだ。会社内でのヒエラルキー、社内政治、自分のポジションなど色々なものがそこに存在し、それが彼らの宗教となっているのだろう。

 

翻って自分が長く過ごした中南米に人々のことを考えると、彼らは他者など一切信用せずに、ひたすら自分自身のみ信じている。とにかく、物事の判断基準が自分自身だ。自分がいいと思ったものは正しいし、悪いと思ったのは悪なのだ。

 

だから、会社に働いていようと、「会社のために自分自身を犠牲にする。」なんて発想は皆無だし、よって遅刻もするし、汚職に手を染める人が後を絶たない。

 

彼らは自分自身のことが大好きで、どれくらい自分自身が大好きなのかというと、それはもう自分自身のことが大好きだという自覚すらないくらい、自分自身が大好きなのだ。

 

いわば、みんな自分教の信者だと言える。中南米はカソリック教徒が多いが、困ったことがあればみんな神様にすがり、何かいいことがあれば全部自分のおかげだと思っている節がある。

 

自分教の人はもちろん幸せだと思うが、会社教の人もそれもそれで結構楽しそうだから不思議だ。何かを信じるということは、それだけで人々に幸福をもたらしてくれるのかもしれない。

 

自分のような自営業者は、「何かを信じた時点で盲目になるのでアウトだし、かといって何かを信じないと物事前に進めることができない。」というジレンマがある。仏教のように中庸の精神がほど良いのかもしれない。

 

こうしてみると、世界には色々な宗教があると思う。

どの宗教も一長一短があるし、世界の見方は国によって、人の価値観によって左右される。

こんな個性のないどこにでもあるような東京のファミリーレストランでも色々なドラマがあるのだ。

 

きっと世界はみんなが思っているほど悪いところでもないし、またそれほどいいところでもないのかもしれない。ただそれだけのことだろう。

真夏の日本と真冬のブエノスアイレスについて

東京は35度以上の異常な暑さに見舞われている。

 

よくよく考えてみれば、2011年にブエノスアイレスに移り住んで以来、日本の真夏を過ごすことはなかった。その後メキシコに行き、また日本に舞い戻っても、8月は毎年真冬のブエノスアイレスに逃避していた。

 

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FACEBOOKさんからも「2年前の記憶」「3年前の記憶」としてこの時期連日ブエノスアイレスの写真が表示されるが、ガン無視だ。

 

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昨日もブエノスアイレスの悪友のイグナシオが「今年は来ないのか?」と8月の風物詩的に聞かれたが、行かないと答えた。来年の1月あたり暇なら行ってみようとは思っている。

 

あの治安の悪さとインフレに見舞われるのであれば、日本の温泉でゆっくりしたいというの本音ではある。あのカオスもこれだけの時間を過ごすと慣れてきて、新鮮味がなくなって来ている。

 

むしろ、今中国語を習っているので、中国に二週間ほど行くほうが新鮮味があっていいだろうとは思う。

 

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この間、ふと一体いくつの国のミロンガで踊ったか数えてみたら、15カ国に上った。で、結果日本のミロンガが1番レベルも高く、レッスンの質も高いのではと思っている。(でも、これはプロのダンサーと常に踊れる環境があるからだと思うけど。)

 

次には韓国かブエノスアイレスかなと思う。ただミロンガの楽しさでいったら、確かにブエノスアイレスが世界で一番楽しい。下手な人も上手い人もいるが、その圧倒的な人数の多さと世界中から来ているタンゴ馬鹿たちとの交流は楽しい。

 

ふと色々とブエノスアイレスの写真を見返してみても、よくこれだけの短期間の間で多くの人たちと交流したなと思う。「あの人は今?」的な人も多いが、お互いがタンゴを踊っている限り、世界のどこかのミロンガで会うだろう。

 

一度、ハンガリーのブタペストのミロンガで踊った人と、半年後にブエノスアイレスで再会したこともある。

 

世界は広いようで狭い。

 

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社会貢献とお金と高校の同級生の話

久しぶりに高校の同級生たちと会った。

 

画家と税理士、社労士、現場監督、OL、それに起業家の自分となかなかの異色メンバーだった。彼らとは頻繁に会うわけではないが、会うとそれなりに懐かしい。

 

高校の卒業以来、最も頻繁に会っているのは、大学を卒業してすぐに大手ゼネコンに就職して現場監督となったNくんだ。

 

Nくんは部活も一緒だったし、帰る方向も一緒だったし、さらに音楽の趣味などもあったのでよく一緒につるんでいた。僕が身長190を越えるのに、Nくんは身長160ちょっとだったので、よく凸凹コンビと揶揄された。

 

Nくんは高校時代から無私無欲の人で、社会に出て大人になったら、それがどんどん損なわれていくと皆思っていたが、むしろそれに磨きがかかっているのがすごい。

 

社会に出て、何年かして彼は結婚したが、それからずっと月のおこずかいは3万円のままだ。財布をがっつり奥さんに握られ、昼食代とタバコ代を含めて月3万円でもう20年近くも暮らしているのは驚異的だと思う。

 

飲み会があれば、その都度いくばくかのお金は支給されるらしいが、それでも自分が稼いだ金に全くアクセス権がないのは辛い。

 

でも、Nくんは皆に色々と揶揄されても、一向に動じずそれになんだか幸せそうだ。4歳になる子供もいるし、最近の生きがいは家族なのだろう。

 

彼の仕事は現場監督なので、朝5時、6時に起きて夜は終電までという過酷なものだ。その生活を20年以上続け、小遣い3万円で生き抜いてきた彼は、僕はもはや仙人だと思っている。

 

高校生の頃から僕は彼の存在にずっと助けられてきた。人の文句や悪口を決して言わず、不平不満も特に漏らさない。他人の目が気になってしょうがない思春期で、彼のような態度を取るのは至難の技だと思う。

 

ゼネコンなんだからこの好景気だと今年の夏のボーナスは100万くらいはもらえるのではと皆が聞いたら、「僕には関係ないから」と一言で済ましていたのはさすがだ。

 

そして、続けて「そういえば、最初の頃はボーナスもらった時は1万円くらいもらってたかも、でも最近それもない。」と言った彼にその場にいた僕たちは驚嘆の眼差しで見つめた。もうお金なんて、僕らのような私利私欲にまみれたこの世界から解脱した彼には無縁なものなのかもしれない。

 

キューバの人々が月給800ドルでも、政府を介して彼らに給料が支払われるので、実際受け取るのは50ドルだけだと聞いた。その時はキューバ政府の搾取ぶりにビビったが、身近にもっとすごいのがいた。

 

Nくんのような人がマルクス・レーニン主義の中でも、しっかりと理想郷を作れる偉大な労働者なのだろう。

 

もう一人よく会う友達に税理士のWくんがいるが、高校の時は彼も帰る方向が一緒だったのでよくつるんでいた。それでそのWくんが高校の頃に貰っていたお小遣いの話をした。なんと彼は毎月5万円も貰っていたのだ!

 

そこですかさずNくんが「僕の今のお小遣いより多いじゃん!高校生なのに!」と言った時はなんだかほっこりした。

 

最近、お金2.0や仮想通貨やら、シェアリングエコノミーやら、どんどんとお金自体の価値が損なわれている傾向はある。それに多くの人が「人生はお金だけじゃない!」と言っているが、Nくんを見ているとなんだかそういうのも超越している。

 

ほかの同級生が「Nくんは何をモチベーションにして働いているの?」と聞いたが、Nくんは即答はできなかった。でも、彼は高校生の頃そういう人だった。ほかの人が持っているものを決して欲しがらず、また持てる人がいればそれを素直に賞賛し、自分が出来ることで人知れず皆に貢献していた。そんな彼に僕はなんども助けられた。

 

声高に「社会に貢献したい!」という人が胡散臭く見えるのは、その頑張っている感とそんなの当たり前という感覚の欠如からだろう。

 

毎月使えるお金が3万円しかなく、残業で自由時間すらほとんどないNくんはそれでも幸せそうだし、家庭生活も円満らしい。本人たちが幸せだったら、それはそれでいいとは思う。

 

この幸せが末長く続くことを心から願っているし、もし何か会ったら皆で彼を慰めてあげればいいと思っている。

 

 

1年半の時をかけて、メキシコのメスカル「ブエンスセソ」発売開始!

もう随分と月日が経ってしまったが、ようやくメキシコのお酒メスカル「ブエンスセソ」を発売することができた。

 

 

新規事業というかほとんど罰ゲームに近いほど苦労したが、ようやくスタートが切れてよかった。メキシコからプロデューサーであるディエゴを呼んで、東京、大阪、福岡でセミナーを開催し、それなりの手応えはあった。

 

アマゾンでの販売だけではなく、酒屋で卸すために卸免許も取得したので、メインのターゲットは酒屋さんとなる。

 

すでに3軒の酒屋に卸すことはできたが、その数を10倍ぐらいにしないと安定して販売できないとは思う。

 

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アメリカではテキーラブームの後にメスカルブームが来たが、日本は世界2位のテキーラ輸入国なので、いずれはメスカルブームが来るかもしれない。

 

そのアメリカではテキーラ愛好者のほとんどがメスカル愛好者に趣旨替えをしたからこそのメスカルブームだ。そのためにはもっと多くのメスカルが輸入されるべきだが、そのハードルは恐ろしく高いと思う。

 

メスカルは400年前から製造方法が変わらず、全ての工程が手作り、さらに自然発酵なので、手間暇がかかり、生産も安定しない。その分、100%オーガニックであり、全く二日酔いも悪酔いもしない飲み物だ。

 

テキーラは大量生産され、添加物もその工程に使われるので、オーガニックとは言えない。正直、メスカルの方がテキーラより100倍優れた飲み物だと思う。でも、その分値段も高くなるので、それが販売のネックとはなる。

 

この夏は毎年行っていたブエノスアイレスには行くつもりはないので、ゆっくりとメスカルの販売計画を練っていければと思っている。

公平な世界を目指して:ベネズエラの混乱と停電について

ベネズエラに関して、多くの日本人は何も知らないと思う。自分もアルゼンチンに住むまでは、全く関わりがなかった国だ。2011年当時、当時のクリスティナ政権はベネズエラのチャペス政権と蜜月な関係を築いており、反米、社会主義(バラマキ主義)で一致団結していた。

 

それからチャベスが病死、大統領も変わり、さらに混乱度が増した。

 

wedge.ismedia.jp

 

メキシコに移り住んだ後も、メキシコに流れ着いたベネズエラ人からスーパーに行っても牛乳すら売っていないという現状も聞いていた。

 

そういうことを知っていたので、ベネズエラ人のデビッド先生がうちのオンライン英会話・スペイン語スクールに応募してきたときは、個人的な思いがあった。

 

jp.oneswordonline.com

 

彼が勤務し始めてもうすでに1年半経ったが生徒様からの評価も高く、とても嬉しく思っていた。しかし、最近になって急に連絡が取れなくなったり、キャンセルが起きるようになり直接やり取りをして彼の国の現状を知った。

 

Hi Mr. Matsuoka,

 
Yes, I'm living in Venezuela. Things are getting really tough here. Every time there's a drought, the government starts a power rationing system, which means many sectors have no electricity for hours. Since it's all supposed to be scheduled, what I do is that I plan ahead and go to my friends' house to teach some lessons when there's no power in my sector. I can do that when I know in advance when the power rationing system will be applied, but sometimes there're power outages that we simply cannot anticipate. For those cases, I'd bought a 1000-W power generator, but it's no longer functional, I'll be getting a new one as soon as I have saved enough. Things are quite tough where I live, but I'm always taking action rather than complaining about it, look for solutions and try to work things out. Minimum wage in my country is around 2$ a month (yes, just 2 dollars a month), so working for One's Word has given me the opportunity to protect my family from this severe crisis, so for that I feel blessed.
 
Thanks for your interest in my situation Mr. Matsuoka. I really appreciate it.
 
Best,
David.
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要約すると、計画停電がずっと続いており、自分の居住区が事前に停電になることはわかっているので、そのときは友人の家に行ってレッスンを行なっている。しかし、最近になって突然の停電が増えて、以前はそれに対応するために発電機を買って対応していたが、それも壊れてしまった。
 
ベネズエラの平均賃金は月2ドル・・・・・1日2ドルではなく、月2ドルだ。そして、スーパーに行っても品物もないので、お金すらあまり価値がない国であることは確かだ。(ただ色々な統計では平均月収はもう少し高くなっているが、おそらく体感レベルで2ドルということだろう。いずれにせよ世界最貧国であることは間違いない。)
 
日本では震災の時に停電を経験した方も多いと思うが、世界の多くの国々では停電は日常茶飯事だ。アルゼンチンで何度も経験したし、アジアの国々を旅した時も幾度も経験した。
 
電気がない世界なんて普通想像できないが、ベネズエラは電気がないだけではなく、ものもなく、かなり絶望的な状況だ。ベネズエラはアルゼンチンと一緒で、資源も豊富だし、国土も非常に豊かだ。だが、これもアルゼンチンと同じく、人的要因で国自体が大混乱に陥っている。
 

www.americasquarterly.org

 

上記の記事を読むと、停電は2010年2月より始まっており、状況を改善するために莫大な資金が投入されたが汚職とまさに人的要因により多くのプロジェクトが頓挫しているということだ。

 

彼が送ってきた別のメールには「朝6時半に起きて、また停電になっていることに気が付いた。だから慌てて車を30分走らせて君にメールを打つためにWifiのシグナルが入るところに来た。本当にフラストレーションが溜まるし、泣き叫びたい気持ちでいっぱいだ。」と書いてあった。

 

彼に比べれば毎日本当にのほほんと生きているなと痛感する。自分にできることは限られているが、発電機を買うための資金を会社で援助することは可能だと思っている。またフィリピンのNGOに寄付するために生徒様から預かっている寄付金の一部をそれに充てることも考えている。

 

世界はいつも不公平だし、それが是正されることはない。

 

でも、自分のまわりの世界だけは少しでも公平になればと願っているし、それがそもそもソーシャルビジネスという考えに共感して起業した理由だ。(フィリピン人には散々裏切られたけど、ベネズエラ人は大丈夫な気がするし!・・・多分)

 

ベネズエラに光が灯ることを心より祈っている。