Keep My Word

19歳から旅を始めて、スコットランドで英語を学び、アルゼンチンでスペイン語とタンゴを学び、メキシコではサルサをかじり、オンライン英会話/スペイン語スクールを運営している男のブログです。海外滞在歴10年、50カ国ほどぶらぶらしました。

安物買いの銭失い:1590円のシャツを6000円で購入したお話

日本全国に身長185cm以上の人たちがどれくらいいるか知らないが、我々にとって一昔前までは長袖シャツを買う選択肢はZARA一択だった。

いまでこそオーダーメイドも安くできるようになり、通販、あるいは昨今ではユニクロもこのニッチな長身市場に参入し、我々のような頭ひとつふたつ高い長身族にも恩恵をもたらしている。

心無い友人からは「でかいひと専門の店で買えばいいじゃん!」と言われるが、でかい人=横にでかい人の意味であり、縦にでかい人が行ってもサイズが合わないことを一般庶民は知らない。

銀座のとあるデパートに行ったときボーとラルフローレンで長袖シャツをみていたら、店員のおばさんが「いやー、日本でLLといっても日本人用に袖つめているから」と言われ、あんたに合うサイズがないと暗に指摘されたこともある。

表参道にあるようなセレククトショップに行っても、すべての服がLまでしかないという迫害に近い扱いを受けたこともあり、この国では基本的人権すら守られていないのではと思うことすらある。

オランダやスウェーデンに移住したほうがいいのだろうか・・・・と時々、青空を見上げながら、思うこともあるほどだ。

そんなこんなで6月末にZARAで長袖シャツを買い、1回着ただけなのにあっさりと肩のところが裂けた。

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漠然と誰かに引っ張られたのかと思ったが、そんな記憶もない。ZARAに返品交換に行こうと思ったがレシートもないので、とりあえずは近所の洋服直し専門店に持ち込んでみた。

そしたら担当となったおばさんが「いやー、これは縫製が悪い!絶対ZARAに持ち込んだ方がいい。このあいだのお客さんもZARAで買って同じようなことになっていたから、お客さんもそうしたほうがいい!」と言われた。

まあ、縫製のプロがそういうのであれば、そうなのかと思い、その場は引き下がった。お直し代は2000円と言われたので、正直、そんなもんなら払おうかとすら思ったのだが、正義感の強いおばさんに諭された格好だ。

40%引きのセール価格で4000円だったので、プラス2000円ならば、許容範囲だと思ったわけだ。

だが、結局昨日、渋谷のZARAに行き、返品交換できないか聞きにいった次第だ。そうしたら、全店舗ですでに在庫はなく、返金か似たような製品と差額を払って交換と言われてしまった。

すでに二度手間になっていて返金されてもかなりの時間をロスすると思い、差額払っても交換してもらうことにした。そのときにレシートはなかったので、店員さんに「いつ購入されましたか?」と聞かれ、曖昧に6月末から7月はじめと答えた。

そして、いざ交換となり差額を請求される段になって、4000円で買ったはずの商品が「1590円」と計算されていることに驚愕した!

40%引きで4000円だったのでなんだかお得感があったが、店員さんいわく、その翌週には1590円に下がっていたということだ。

 

いやー、知りたくなかった、そんなこと。

 

1回しか着ていないシャツが破れて洋服直し専門店に足を運び、さらにZARA渋谷店までいって、追い討ちをかけるように1週間待てば1590円だったシャツのために2000円の差額を払って違うシャツをゲット!

 

なんかの罰ゲームか。

 

やっぱ、これからはユニクロか。

あるいはオーダーメイドか。

100歩譲っても、ZARAで定価で買うのは避けよう・・・・・いや、オペーレーション的にはしょうがないし、マニュアル通りの対応だろうし、文句もつけられないが・・・・1590円って、なあ。

 

ZOZOTOWNで買ったらこんな目に遭うこともないのかなあー。

 

やはりオランダあたりに移住しようかどうしようかと悩む今日この頃だ。

多動力とGrit(やり抜く力)と不老不死について

今、ホリエモンが書いた多動力というのがベストセラーになっている。

 

二兎を追う者は一兎をも得ず」ということわざがあるが、もうそんな考えは古いらしく、とにかく好きなものをたくさん追って、どんどんと自分を進化させていくのが最近の風潮らしい。

 

www.ted.com (日本語訳が付いています)

 

少し前までは「Grit(やり抜く力)」こそが成功への秘訣ともてはやされていたのに、時代は変わるものだ。

多くの世間の人たちが多動力を誤解していると思うが、結局、そんなにたくさんの事業を起こしてある一定の成功を収められるのは、最初から「Grit(やる抜く力」が備わっており、なおかつ基本的な能力が高い人たちだけだ。

例えるならば、英語もろくに話せない人がスペイン語やフランス語に手を出しても、結局なにひとつ話せない。なにかひとつでもモノにすれば、その成功体験が活かされ、複数のことに手を出しても成功する確率が高くなるのは自明の理だ。

ただビジネスに関して言うと、テクノロジーとネットのおかげで初期投資が驚くほど安くなっているので、トライアンドエラーを繰り返していくのはありだと思う。それでもある一定の成功を収めるのはとても難しい。起業して1年以内に半分の会社が倒産することからもそれはよくわかる。

多動力というのは「卵が先か鶏が先か」のような話で、一部の人はどんどんと進化して、その他大勢の人たちはますます取り残されていく話だと思う。

卵の人たちがなにに手を出ししてもずっと卵のままだし、どうにかこうにかして鶏になっても、今度は最初から鶏だった人たちはすでに鷹やフクロウに進化しているので、その人たちにどんどん喰われてしまう。

 

世知辛い世の中になったものだと思う。

 

では、一体どうすればいいのか?

当たり前の話、何もやり遂げたことがない人が、何かをやり遂げることは一生ない。べつに人に自慢できるものではなくても、自分自身のなかで「やり遂げた」と思えることがあれば、そこからその人の可能性は開花していくのではないだろうか。

そして、獰猛な猛禽類となった「多動力の人たち」と競合しないフィールドで羽を伸ばしながら、成長していくのがサバイバルできる道なのかもしれない。

newspicks.com

グーグルさんのおかげで不老不死になる可能性もあるので、「時間」だけはたっぷりある。だからきちんと自己投資を続けていけば、いずれ彼らを食う機会もあるかもしれない。

 

知らんけど。

 

 

英語学習の未来:AIと機械学習と音声認識エンジン、それにバーチャル先生。

e-ラーニング、特に英語学習の分野はここ10年で様々なサービスとアプリがリリースされてきた。うちも運営するオンライン英会話スクールもそのなかでは革新的なサービスだったし、Duolingo やDMMが買収したiKnowなど様々なサービスがリリースされてきている。

「なにかを学ぶ」ということにおいて、最終的なキラーアイテムは、「優秀な先生」だ。だからこそ、エキスパートたちの知を結集したudemyカーンアカデミーが世界中で人気になるのは当然だ。

さらに最近、日本ではスタディサプリ、また弊社が提携しているベリタスアカデミーも同じようなアプローチをしている。

studysapuri.jp

veritas.bz

 そして、「優秀な先生」を定義すると、質の高いレッスンをする先生となる。そして、質の高いレッスンとはと紐解くと、以前ブログで書いた「学習者のレベルよりちょっと難易度高めのコンテンツ」を提供し、「コミュニケーションを通じて言語を獲得する瞬間」を提供することだ。

keepmyword.hatenablog.com

 そのような意味で楽天が提供しているエストニア生まれの「Lingvist(リングビスト)」は面白い。

english.rakuten.co.jp

このサービスのキモはCEOであるMait Müntel氏(マイト•ミュンテル)がライフハックのインタビューで語っている。

 

初めてLingvist を使うユーザーが、ある単語群に対して学習したパフォーマンスを測定します。ここでは、どのような単語を、どのように、どれくらいの時間をかけて間違えた(あるいは正解した)、などの情報が学習パフォーマンスです。次に、機械学習で、そのユーザーと苦手な単語およびその学習パフォーマンスが類似している既存のユーザーをグループ化します。そして、同一グループ内にいる既存ユーザーの忘却曲線に類似した曲線を適用します。学習パフォーマンスが類似しているユーザー同士は、忘却曲線も類似する傾向にあるからです。

忘却曲線は、その後ユーザーが使うたびに、本人の実際の学習データに基づいて調整されていきます。

個々のユーザーの忘却曲線に合わせ、それぞれのユーザーが次に学んだら最もインパクトがある単語を、AIを使って予測します。

 ようは、今まで優秀な先生がその生徒にあったレベルを教材を用意していたのが、AIと機械学習により同じことが可能になったということだ。

自分自身も経験があるが、自分のレベルに合わない教材で外国語を学習するのは苦痛で仕方がない。また個人の外国語の使用用途、嗜好にあった教材も当然提供することが可能になるので、学習するモチベーションがますます高まるだろう。

そして、この優れたプログラムを使えば、7時間の学習で、英語の日常会話に必要な語彙の80%を理解できるようになることだ。

 

私たちはつい最近、ユーザーの学習データの分析結果からある素晴らしい発見をしました。

ユーザーは1人ひとり学習サイクルが異なります。週末だけの人もいれば毎日の人もいる。しかし、どのようなパターンで学習したとしても、2000語習得までの総時間は、17時間だったのです。2000語という数字は、主な言語の80%の語彙を理解することができる単語数です。

 一人一人の忘却曲線に合わせて出題する単語を変えるので、このようなことが可能になるのだ。

ただ英語を学習する上で、日本人の弱点となるのは、文法と発音だ。例えばスペイン語話者であれば英文法はスペイン語文法の廉価版にすぎないので、単語を覚えるだけでもある程度話せるようになる。

TOEIC900点以上取った日本人が英語を話せないと揶揄されるのは、そこを克服できないからだ。また発音トレーニングもしないと当然話せないので、そのようなプログラムも今後提供していく必要がある。

www.bloomberg.com

 

その意味では、音声認識エンジンを使って発音を判定するプログラムも有した中国のアプリ「LiuLiShuo」も今後急成長が期待できるアプリだ。(早く日本語版を作って欲しい・・・)

これからの外国語学習は、AI、機械学習、音声認識エンジン、それにテキストを自動で読み上がるText to Speechエンジンを組み合わせて、「優秀な先生」の代わりとなるより精緻なアプリが主流になってくるのだろう。

ここ10年のこの業界の発展を考えみると、あと10年もすれば好みのAI(容姿や性別、キャラ、国籍など選び放題)が今の先生たちに取って代わる世界が来ることを容易に想像できる。

そんな世界は味気ないと思っていても、きっとARやVR、3Dホログラムで実際に存在するかのような先生が現れば、みんなそっちがいいと思うに決まっている。

ただ、結局のところどんなにテクノロジーが発達しても、英語(あるいは違う外国語)をマスターするには、本人のモチベーションが一番重要であることは代わりない。

言い換えれば、モチベーションさえ高ければ、テキスト1冊でも十分外国語を習得できる。

いつも思うけど、多くの日本英語学習者が英語を話せないのは、そのモチベーションが十分ではないのに、「英語学習をなんとなく始める」からだけのような気がする。

ただそんな人のためにも、より効率的に学べるアプリやサービスがどんどんリリースされるのは僥倖だと言えるだろう。

ぜひお試しください。

 


これからの10年:インターネットからベーシック・インカム、自分探しまで

グーグルが誕生して20年弱になるが、いまではグーグルは生活のインフラとなり、なくてはならないものとなった。

そして、AIが今後、いまのグーグルのような存在のようになるだろう。

 

gendai.ismedia.jp

 

ときどき、友人と「グーグルやエクセルがなかった頃って、みんなどうやって仕事してたんだろう?」と言い合うが、いまから10年もすれば、「AIがなかった頃って、みんな自分で検索したり計算してたりしてたらしいよー、マジ信じられない」と言われているのだろう。

 

そして、世の中のほとんどの仕事はなくなり、うまくすれば「クリエイティブ・エコノミー」となり人々はよりクリエティブな人生を歩むかもしれないし、あるいは多くの年金暮らしの老人たちのようになんとなく日々を過ごして朽ち果てていくのかもしれない。

 

ただひとつ言えることは、いまのように国や性別や年齢、貧富の差は意味をなさなくなり、共通した趣味、人生観を持つ人々同士がコミュニティーを形成して、そこでみんな生活していくのだろう。

 

仕事マイナスお金で考えると、そこにはコミュニティー、あるいはコミュニケーションの場所としての価値しか残らない。ベーシックインカムがようやく活発に議論されるようになったが、結局のところ、お金は遅かれ早かれ意味をなさなくなるとは思う。

 

keepmyword.hatenablog.com

 

仕事をする必要がなくなった多くの人類がどのような進化を示すのか、とても興味がある。その膨大な時間を趣味に使うのか、あるいはもっとクリエティブな作業に費やすのか、ただ無為に過ごすのか・・・・

 

いずれにせよパラダイムシフトは近づいているし、それはインターネットの発展を顧みてもわかるように一昼夜にして起こるものではない。徐々に人知れず浸透し、そしていつのまにか人々を取り込み、無抵抗な状態とさせる。

 

いま、自分に子供がいたらできる助言は、なにか一つでもいいから夢中になれることがあればいいということくらいだろうか。人生において、「やりたいことがある」というの今後人間にとってもっと幸せな状態となり、人々の羨望の的となるには違いない。

 

いまですら、本当にやりたいことなんてない人が多いのに、多くの仕事や七面倒くさいことはAIが取って代わる時代になったら、どれだけの人が「やりたいこと」を見つけることができるのだろう。

 

近未来の小学校では「自分探し」が必須科目になるのかもしれない。

このかけがえのない世界で想うこと。

メキシコ人の親友アビマエルが、僕がメキシコシティから去る時に、「ユウキにとって、このメキシコシティに過ごした2年間はどのような意味を持つの?」と真顔で聞いてきた。

 

メキシコ最後の夜 - Keep My Word

 

そのときもうまく答えられなかったが、今でもまだその答えは見つかっていない。ただ、ひとつ言えることはメキシコシティで過ごした2年間が自分の人生にとってもっとも多くの人と知り合った期間であるということだ。

 

今現在、プライベートな要件でメキシコ在住で、信頼のおける弁護士が必要になったが、すぐに3人ほど頭に浮かび、そのうちに二人とすでにコンタクトを取り、案件を進めている。

 

日本にもう何十年も住んでいるが、弁護士の知り合いなんて一人もいない。

 

海外、とくに発展途上国で信頼のおける友人は何者にも変えがたい宝物だ。アルゼンチンにも信頼のおけるマウロという友人がいて、彼に処分したい家具があると連絡したら、すぐに彼の友達に連絡してくれて、ものの5分で10人くらいの人たちから連絡があった。

 

keepmyword.hatenablog.com

(上記のようにマウロくんには世話になりっぱなしで、今世で借りを返せなければ来世で返そうと思っている)

 

世の中には善意で溢れている人たちがいると認識することは、とても重要なことだ。特に発展途上国に長く過ごすと、心が荒んでくるので、彼らの存在を感じるだけでも励まされることが多い。

 

自分にとってメキシコシティで過ごした2年間を美化するつもりもないが、こうしてみると悪くない2年間だったのではと思える。

 

メキシコシティに10年近く住んでいる日本人の友人がいるが、彼はメキシコ人の友人なんて一人もいないと嘆いていた。それは彼のせいだけではないと思うが、それはそれで悲しいことでもある。

 

メキシコやアルゼンチンのような発展途上国に住むまでは、「人類みな平等」と思っていたが、実際そんなものではない。やはり先進諸国に生まれた人たちは、生まれながらにしてとてつもない大きなアドバンテージを持っていると実感した。

 

時々、人から「なぜ好き好んでメキシコやアルゼンチンのような国に住んだのか?」と聞かれるが、きっと今まで見たことのない風景を見たかったのだと思う。同じ先進諸国に住んでも、見える景色にそれほど大差ない。

 

多くの人は生まれた国、環境に左右されるが、アビマエルやマウロのように、それを超越して、友人になれる場合がある。世界は圧倒的に不公平だし、不条理だと思うが、それでもそれを乗り越えることはできる。

 

だからこそ、世界は多少汚れてはいても、美しい。

 

 

 

ワンズワード・メスカル始動のお知らせ:目指せ、酒販免許!

酒販免許を取得した。

結論から言うと、死ぬほど大変だった。いや、条件が揃えばそれほど大変ではないが、その条件というのが非常に厳しい。

sake-office.com

詳しくは上記を確認してほしいが、もっとも大きな問題となるのは下記だ。

  1.  法人の場合、過去3期で赤字決算があったらダメ。
  2.  個人で申請する場合は、自営業者として3年以上の経験ないと実際の申請は難しい。(なぜならば、過去3年の収支を提出する必要があり、青色申告していないと書類が揃わない)
  3.  持ち家がないと申請が難しい。なぜなら、賃貸物件だと大家から許可証をもらわないとダメなどでそれが大きなネックとなる。

そして、不動産の登記簿の提出する際に、地目というものがあり、それが古い物件だと畑などになっており、それだとNGなので、農業委員会に行って、地目変更をしないといけない。(妻の実家で申請したので、これで非常に時間がかかった)

 

自慢ではないが、書類を書くのは意外と得意だし、会社の登記も初年度の決算もほとんど自分で書類を揃えて申告した。だが、今回の酒販免許の書類作成に関しては非常に難儀をした。

なぜ酒販免許を獲得したかというと、メキシコのメスカルというお酒を輸入販売する予定で、そのために必要だった。(アガベ100%のとてもオーガニックなお酒で、若干スモーキーですが飲みやすいお酒です)

 

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mezcalbuensuceso.mx

Buen Sucesoというブランドと独占販売契約を締結し、その英文契約書を作成し、それを和訳して税務署に提出する必要もあった。(この時点で多くの人が断念するかもしれない)

 

今年の2月から申請作業に入り、ようやく昨日、税務署に行って酒販免許を受理してきた。税務署の酒類指導官の方々がとても親切で、懇切丁寧に教えてくれたが、ぽろっと「個人でここまで書類を揃えられる人もいません。みなさん、途中でギブアップして行政書士に依頼します。」と言われた。

 

きっと、最初の段階できっちりと書類を揃えたので、心証がよかったのかもしれない・・・・それにしても、日本でお酒を売るというのは参入障壁がまだまだ高いと痛感した。

 

輸入開始は7月を予定をしているので、それまでにアマゾンと契約し、営業ツールを作成して、本格的なウェブサイトも作成しないといけないので、なかなか楽しい。

特に販売先は決まっていないが、東京にはたくさんメキシコ料理屋があるので、地道に直接営業すれば、そこそこ売れるのではないかと楽観的に考えている。

 

メキシコではメスカルはすでにブームといってもいいぐらい流行っているが、日本では全く知名度がゼロなので、まずは知名度をあげるところからスタートしないといけない。

うーん、そういうのが楽しいと思う今日この頃だ。

 

 

 

アルゼンチンワインとすべての男は消耗品であるについて

このあいだ美容室に髪の毛を切りに行った。

そこでとあるメンズ雑誌を渡されて、ぱらぱらとページをめくって読んでみた。メンズ雑誌なんて読むのは、美容室に行ったときくらいだが、それくらいの頻度で読むには楽しいものだ。

そこでページをめくっていると村上龍の「すべての男は消耗品である」というエッセイが掲載されていた。

最近、30年分をまとめた全集を読んだばかりだったので、早速その最新のエッセイを読んでみた。タイトルは「若者よ、ワインに詳しくなるくらいならセックスしろ」だ。

ようは「世界中のワインを飲んでみたが、結論から言うとワインは移動に弱い。その国、その土地に行って飲めばどんな安ワインだって、おいしく感じるから、そんなものに詳しくなるよりは、若者だったらセックスしていたほうがよほど生産性が高い」という趣旨の話だった。

 

本当にいつも身も蓋もはないなと、村上龍のエッセーを読むたびに思う。

 

でも、たしかにワインは移動に弱いと思う。自分自身、50カ国以上の国々に旅したが、どこの国行ってもその土地で飲むワインはおいしいと思った。そして、世界中でもっとも美味しいワインの産地は聞かれたら、アルゼンチンと答えるだろう。

でも、それはきっと2、3年住んだ土地で、そのあいだにしこたまワインを飲んだからだと思う。アルゼンチンで飲むアルゼンチンワインはどんな安ワインでも美味しい。

 

アルゼンチンのワインは、ワインというよりは葡萄ジュースという感じで、とても飲みやすくアルコールをあまり感じない。

 

ただ、フランスに2年くらい住んだらきっとフランスのワインが世界一おいしいと思うだろうとは思う。それくらいその土地で飲むワインは本当においしい。

だからと言うわけではないが昨日、ワインショップでそこそこの値段のアルゼンチンワインを買って飲んでみたが、やはりまあたいしておいしくなかった。コンビニで売っている500円くらいのワインと大差がないなというのが正直な感想だ。

 

アルゼンチンに行くたびに、高級ワインを日本に持ち帰るが、そのワインを日本で飲むと本当においしい。移動に弱いといっても現地のワインをそのまま飛行機で持ち帰れば、それはたしかに現地で飲む味と同じなわけだ。

 

アルゼンチンから、肉とワインとタンゴを取ったら何も残らないと思うが、まあ肉とワインとタンゴさえあれば、人生そこそこ楽しいと思う。

 

 

村上龍の言う通り、若者はワインに詳しくなるよりはセックスしたほうがいいし、おっさんおばさんは、ワインに詳しいよりはタンゴがうまくなったほうが人生楽しいことは間違いない。

 

だからなに?

 

と聞かれても困るけど、世の中セックスよりも楽しいことはたくさんあることだけは間違いないとは思う。