英語習得、ひいては他の外国語習得に最も重要なのは「モチベーション」だが、これは個人個人によるので一般化はできない。しかし、そのモチベーションアップに欠かせない外的なものは、一般化できる。
1. 優秀な先生
うちではネイティブでも落伍者が続出する英語のテストを通過し、さらに一部では「圧迫面接」と言われる社長面接を通過した人しか採用しない。(自分でもレッスンを受けたいと思う人しか採用しないのがポリシーだ。)
その中でも、現在一番人気なのが、フィリピン人先生のBelle先生だ。彼女は生徒様にひたすら真摯に向き合い、生徒様に合ったレッスンをするので長い間ずっと人気がある。
並みいるネイティブスピーカーを差し置いて、彼女が不動な人気を築いているのは非常に感慨深い。彼女のようなフィリピン人先生をもっと採用したいが・・・・・非常に難しいのが現状だ。
そして、次にベネズエラ人のDavid先生とメキシコ在住のアメリカ人Janett先生が続く。
David先生はラテンのノリとは程遠く非常に真面目で、その懇切丁寧なレッスンアドバイスにはいつも頭が下がる思いだ。Janett先生は雰囲気はとても穏やかだが、レッスンでは完全にイニシアチブを握り、豊富なレッスンのアイディアを持って生徒様を飽きさせないレッスンに定評がある。
他にもカルト的人気を誇るアルゼンチン人のFreddie先生、スペイン語、英語、フランス語のトリリンガルのベネズエラ人のDaniel先生、さらに最近入った期待の新人であるグアテマラ在住のイギリス人Jordan先生、コロンビアのベルリッツの勤務経験があるAndrea先生もいる。
我ながら、よくこれほど多種多様なバックグランドを持った先生たちを集めたと思う。世界の情勢を把握するにも多様な人種、バックグランドを持つ人たちと交流を持つのはとても大切なことだ。
2. コミュニティ
手っ取り早いのが家族、あるいは友達同士で同じスクールを受講することだ。お気に入りの先生たちの情報交換もできるし、さらにお互い刺激をし合って向上心も高まる。
ワンズワードでも親子で受講、夫婦で受講している人たちがいる。特に親子で受講しているのは教育的にもとてもいいことだと思う。子供だけ英語を習わせようという人が多いが、それだと子供に英語を習えと偉そうに言えない。まずは親が見本を示すべきだと思う。
以前はうちでもコミュニティ形成のために定期的にオフ会などを開催していたが、諸事情で最近は開催できていないので、今年は時期を見て開催したいと思っている。
3. 成果の可視化
TOEICやTOEFLの高得点を目指すのであれば成果は簡単に可視化はできる。だが、「外国人と英語でコミュニケーションを成立させる」ことを主眼に置くと成果は見えにくい。
その場合、旅行や短期留学などで実践で試すのはとても有効な方法だ。外国語を習得しようとした場合は、短期でもいいので1日中その外国語に触れるのは絶対に必要な経験なので、その意味でも重要なことだ。
あと初心者にオススメなのは、とにかく教科書を一冊終わらせることだ。これは自分も実践したが、終わった後はなかなか感動する。
教科書を一冊終えたら、大抵の場合初級者から中級者にはなれる。その先に行くのが至難の技だが、今回あげたようなモチベーションアップに繋がる要素を活用して、どんどんと英語やスペイン語、あるいは中国語などをマスターしていって欲しい。