究極の源泉宿73という本を購入した。
源泉掛け流しと謳っている温泉の1%しか、本当の意味で「源泉掛け流し」ではないということだ。著者の源泉掛け流しの定義は下記の通りだ。
1. 源泉掛け流しであること。(循環式ではないこと。)
2. 加水しないこと。
3. 消毒しないこと。(これをクリアするのが一番難しい。)
4. 清潔が保たれていること。
例えば、著者は「草津の泉質は素晴らしいが、源泉が熱すぎて加水なしで適温に下げることができないため、草津温泉は今回のリストには一軒も入っていない。」とのことだ。
シビアだ。
著者が問題視しているのは、「トリクロロイソシアヌル酸(イソシアヌル酸)」が多くの温泉宿で消毒剤として使用されていることだ。この消毒剤を使用すれば、毎日お風呂場を洗浄する必要がなく、週2回から3回で済むとのことだ。
それだけ強力な消毒剤だが、著者曰く人体への影響は未検証ということだ・・・・謎すぎる。
とにもかくにも百聞は一見にしかずというわけで、この本のオススメのベスト10に入った強羅温泉の「華ごころ」に行ってみた。
上記は九重というお部屋に付いてくる貸切露天風呂です。下記は内湯です。
内湯の温泉成分表には加水、加温、消毒剤についての表記がされております。ちなみに露天風呂は加水、加温という表記でしたが、温泉の方に聞いたら現在は加水も加温もしていないとのことでした。
確かに体感レベルで違いが感じられるほど、泉質は最高だった。そして、食事も豪華だ。
お部屋からの眺めもよく、とても良質なお宿だった。今回はコロナ禍で家に篭りきりの両親を連れて行ったが、また家族でも来てみたい宿だ。これからはライフワークとして、この究極の源泉宿73を泊まり歩こうかと思っている。
すでに次回行く宿も予約をしているので今から楽しみだ。