Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

サイモン

今日は久しぶりにサイモンと話した。
彼とはもう10年来の付き合いになる。

エディンバラで最初に通った語学学校で英語の教師をしていて、そのときはそれほど仲良くはならなかったが、そのあと偶然会ったときに家庭教師を引き受けてくれることになり、それから急激に仲良くなった。

週三回の授業に加え週末はほとんど過ごすようになり、彼抜きではエディンバラの生活は語れない。僕がまともな英語を話せるようになったのも、彼のおかげだ。毎日のようにエリック・ロメールイングマール・ベルイマンの映画を見て、熱く語りあったものだ。それが高じて二人での映画制作が始まった。

あの頃はまだ16mmしかない時代だったので、コストがあまりにかかることが判明して途中で頓挫してしまった。
そして今、彼と企画した映画作りが現実になろうとしている。

世紀も変わり、二人とも年を取ったけど映画への熱意は変わらない。 あの頃書いた脚本の設定のままに映画を撮るのも不思議な気がする。