バリローチェはずっと行きたいと思っていた街だった。ユウキくんの盲腸がなければ、ちょうどイグナシオと一緒の時期に行く予定だったので、彼が運転する車で回る予定だった。
しかし、あんなこんなで1週間予定がずれたので、国際免許を取ったこともあり、自分の運転でパタゴニアの入り口と言われるバリローチェを回ることになった。
前日までバリローチェのどこをどう回るかなんの予定も立ててなかったが、イグナシオが親切にも色々と情報を送ってくれた。
ご丁寧にも3つの候補を出してくれて、その中で一番良さげな、Cerro Tronador(セロ・トロナドール)に行くことにした。
(結局、イグナシオのおすすめルートを周り、イグナシオのおすすめレストランで食事を取り、イグナシオさまさまだった。)
(今回のアルゼンチン旅行の外食で食べた肉では一番美味しかった。さすがイグナシオ!)
免許を取って3ヶ月で初の海外での運転となったが、アルゼンチン人の運転は本当に荒かった。必ずカーブでは曲がりきれずに膨らんで来るし、好きあれば抜いてこようとするので、うざいことこの上ない。
また、初心者の自分から見ても稚拙の運転技術しか持ち合わせておらず、本当に危ない運転をする人が多かった。
ただ、交通量の多い東京や左折右折が多い高速道に慣れているので、アルゼンチンのような広大な土地を運転すること自体は比較的簡単だった。
パタゴニアは広大な土地なので、そのほんのわずかな一部しか見ることができなかった。しかし、また戻ってきたい土地だと思った。今度は1週間くらいかけてドライブするのが気持ちいいかもしれない。
(レンタカーの若い店員が店一番の車と言われて借りた車、トヨタのヤリスクロス。)
バリローチェ周辺だけでも回るべきところはたくさんあるが、今回は駆け足でまる一日かけて、車で精一杯回ってみた。
実は今回の旅のためにドローンを購入しており、初めてバリローチェでドローンを飛ばして撮影してみた。
(ちなみに後から知ったのだが、パタゴニアではドローン撮影禁止らしい・・・・)
海外初運転、それにドローンと盛りだくさんのパタゴニアの旅だった。今度戻ってくるときがいつになるか分からないが、必ずまたパタゴニアの大地を車で疾走したいと思う。
日本の狭い国道で車を走らせるよりは、広大なパタゴニアの大地で車を走らせる方が何倍も楽しい。
アルゼンチンくんだりまで行って、ブエノスアイレスだけしか知らないのはもったいないことだと今回思い知った。でも、その時その人それぞれの目的があるので、タンゴラバーはブエノスアイレスだけで満足するのかもしれない。
今後はアルゼンチンに行くたびに地方へと足を延ばして、この国の様々な一面を知るのはいいのかもしれない。ただ、もっと食文化がある地方に行きたいと思っているが・・・・果たしてそんなところが存在するのかどうかが問題だ。