Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

ついでに社会貢献するということ。

提携しているフィリピンNGOから感謝の手紙が届いた。

http://ow.ly/hwUc7

(ご興味ある方は上記からダウンロードしてください)

開業以来の付き合いなので、もう3年以上の付き合いになる。当初は向こうも半信半疑だったと思うが、意識の高い会員様の寄付のおかげですでに1万ドル近くは寄付している。

それでもフィリピンの現実は変わらないし、世界は良くもなっていない。だから直接、感謝の気持ちを表されると嬉しいと同時にどこか恥ずかしい気持ちもある。

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特にうちの場合は、上記のように会員様から集めた寄付(毎月200円、500円、700円、あるいはなしと選べます)といくばくかの売上を彼らに寄付しているだけなので、どこか後ろめたい。

ワンズワードで英語を学習すれば、フィリピンの経済的に恵まれない学生にも同時に教育のチャンスを与えることができるというコンセプトで始めたのだが、実際にリアルに彼らの生活に影響を及ぼしているのを見ると、少し不思議な気持ちになることも確かだ。

それほど大したことはしていないのに、なぜか感謝されているからだろう。

経済大国に生まれた者の義務として、恵まれない国の人たちに対してなんらかの貢献をする必要がある。そのような思いが発端となっているので、逆に感謝されるとなんだか申し訳ない気持ちになる。

もちろん、これは自分の勝手な思いで、寄付をしていただいている会員様には本当に感謝しているし、自分の思いに共感していただいて、ワンズワードで英語を学習していただいてることをとてもありがたく思っている。

ただ常日頃から思っていることだが、誰もがマザー・テレサにはなれないが、少し余裕のある人がその少しの余裕を誰かに分け与えれば、世の中は少しづつ良くなっていくと思う。

「社会に貢献する」といい方は大げさだしなんだか嘘くさい感じがするので、「〜ついでに社会貢献」といった程度の言い方が自分は好きだ。

ワンズワードの場合は、「英語を学習するついでに、社会貢献」がキャッチフレーズだが、その程度の意識で取り組んだほうが長続きするのではと考えている。

誰だって自分の生活が一番大事だし、それを犠牲にしてまで、誰か他の人のために尽くす必要はない。そんなことは自明の理だ。だが、毎月数百円の寄付でも数百人集まれば、一人の人生を変えることが可能だ。

そんな地道なことを今後も継続していきたい。