Keep My Word

19歳から旅を始めて、スコットランドで英語を学び、アルゼンチンでスペイン語とタンゴを学び、メキシコではサルサをかじり、オンライン英会話/スペイン語スクールを運営している男のブログです。海外滞在歴10年、50カ国ほどぶらぶらしました。

事の顛末:結局は個人への信頼が一番重要だということ。

きっかけはなんだったのか忘れたが、ブエノスアイレスに住みつき始めて4ヶ月経ったところで、ふと引越しをしようと思いついた。別に今の住処にそれほど多くの不満はあるわけではない。風光明媚なパレルモにあるし、駅からも徒歩一分と絶好のロケーションだ。それにおいしいレストランもスーパーも近くにある。

もちろん、この国特有の問題もあるにはある。

入居した当初から風呂場の排水口から水が漏れる。だからマンションの管理人に何度か連絡し、直しに来てもらった。

初めて修理人が来たときは「様子見」という感じで、「ふんふん」言いながら排水口を見て世間話をして帰っていった。

二回目は二人で来て、5分くらいあれこれやって、「直したぞ!」と言って帰っていったが、当然のように全く直っていなくて、水漏れした。

三回目は朝早くに来たので、着替えて慌てて玄関に行ったらもういなかった。その翌日、たまたま道端で会ったら「昨日は朝早かったら寝ていただろうと思ってさ。まあ、起こすのも悪いと思ったから帰ったよ。明日の四時にまた行くよ!」と行って、結局来なかった。

もうこの時点で「排水口問題」は自分のなかでは不治の病となり、諦めた。だからと言って、これが直接的に引越しをすることになった原因ではない。

ブエノスアイレスには素晴らしい物件がたくさんあるので、ついつい目移りし、また環境を変えると生活も変わるので、それに荷物も少ないことから「ちょっと気分転換」という軽い気持ちで引越しをすることにした。

それが約一ヶ月も前のことだ。今の物件を見て決めるのに一週間もかからなかったことから、今回もそんなもんだろうとタカをくくっていた。しかし、ここはブエノスアイレス、なかなか当初の目論見通りにはいかない。

まず色々なサイトを見て不動産屋にメールを出しても、返事はなかなか来ない。だいたい10通に2通くらいの返信率だろうか。これを2通しか来ないと思って憤慨するか、10通出せば2通来るのかとスルーするかでストレス度は変わってくるが、自分は後者なので淡々とコピペしたメールをたくさん出した。

そうしていくつかの物件を見て、良さそうな物件がようやく決まったのが、数週間前だ。不動産屋には家賃の交渉をお願いし、半年契約で借りる旨を伝えた。しかし、待てど暮らせど返事は来ない。この話がポシャると面倒なので、同時並行的に違う物件も探し続けた。一週間ぐらい経ったら、ほかにもいい物件が見つかったので、その物件を借りることにして不動産屋に契約しに行ったら、不動産屋への手数料が毎月の賃料の20%ということが発覚した。

明らかに何もしない不動産屋に20%も毎月払うのはためらわれて、結局考え直すことにした。

(短期契約(6ヶ月以内)の場合は、手数料は賃料に含まているのがほとんどで、含まれていなくてもせいぜい賃料の10%程度が相場です。不動産屋がやくざな商売をしているここブエノスアイレスでも、20%というのは例外中の例外です。まあ、事前に確認しなかった自分が悪いのですがね)

そうして、二週間前に振り出しに戻った。

この時点で一度はポシャったと思った連絡が来なかった不動産屋に連絡してみると、「オーナーが彼女と住むことにしたので貸せなくなった」という香ばしい返事が来た。

「だったら最初からサイトに広告出すなよ」とか「わざわざ内見して、さらに一度会っている相手にひどい仕打ちだな」などと思っていることはおくびにも出さず、「そんなこともあるよね的」メールを送信したら、そのオーナーの父親が最近物件を購入してそこを貸しに出すらしいから見たいかと言われた。

オーケーの返事を出して、見たらものすごくいい物件なので即決した。

そうして、様々な紆余曲折を経て、今週の土曜日に引っ越すことになった。半年後、また物件探しの旅に出るかは微妙だが、今回の件で経験値が上がったことは確かだ。

これはどこの国にも言えることだが、「信頼に足る人物」が見つかれば、その人に賭けるほうが結局は物事うまくいくなということだ。

ちなみに今回お世話になった不動産屋のパブロはちょい悪オヤジ風の人で、「ぎりぎり信頼に足る人」だったので、最終的には話がうまくまとまり良かったなと。(一週間もメールしなかったり、思いつきで行動する癖があるのでどうかと思いますが、悪い人ではないなと思っています。分かりやすい行動をする人は逆に信頼出来ます)