そもそも観光にはあまり興味がない。
ただ異国の知らない街で、歩くだけで満足だ。しかし、それでは時間はなかなか埋まらない。
だからなんとなく予定は立てるが、今回はCS60目黒のお客様の紹介で素晴らしいガイドに案内してもらえるので、非常に楽だった。自分一人ではそんなに精力的には回らないだろう。
当初、「Swing」に興味があれば行こうと言われており、最初は「Swim」の間違いかと思ったが、なんのことはない日本で言うところの「ブランコ」だった。(大人になって、「ブランコ」に乗らないかと誘われたことはないので、ピンとこなかった。)
(楽しそうにウブドで宙を舞うおっさん・・・・)
(やたらと幻想的な写真を撮られるおっさん・・・・)
考えてみれば、今まで一人旅をたくさんしてきたが、それは基本的には写真を撮るためであったので、大勢の人が行くような土地はなるべく避けてきた気もする。「観光・・・・けっこう楽しいかも!」と思ってしまうほど、バリ人のガイドさんは気が利いた。
(流暢な日本語を話すバリ人のアリさん。本業は日本資本の会社の社長さんです。縁のある方のみガイドするので、本格的に案内するのは5年ぶりと言われました。)
そのあとウブドにある歴史的な建物をいくつか見学した。アリさんからその背景となる歴史を聞くからこそ、非常に興味が持てた。
(オランダがバリ島を統治していたのはなんとなく知っていたが、日本も植民地化していたとは・・・・ただし、対日感情はそれほど悪くない。)
夜はウブド王宮でレゴンダンスというバリ伝統舞踊を見学した。
とても興味深く見ていたが、前日の深夜着の疲れがまだあり、終演前に帰ることにした。印象的だったのは、大勢の人々がマスクなしに集まって、一つの演劇を鑑賞していることだった。これこそが正常な世界だと思う。
今日はこれからウブドからレギャン地区のホテルに移す予定だ。明日からのタンゴイベントのためにたくさんの人々が日本から来ているらしい。でも、やはり観光も楽しみたいので、暇を見つけてバリ島の見所を見てみるつもりだ。