Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

きれいな世界を見てみたい:大学に行くことがなくなった世界

イギリスの大学が2012年度から今までの3倍である9000ポンド(120万円弱)になったことは記憶に新しい。

Tuition fees 2012: what are the universities charging?

そのような背景のある国で、若者が「Why I Hate School But Love Education(なぜ僕は学校を憎み、教育を愛するのか)」をユーチューブにアップし、話題になっている。

以前、「大学に行くに越したことはない:より多くの選択肢を持つために」にも書いたが、出来ることなら多くのオプションを持つべきなので、大学に行ける環境にいるのであれば大学に行くべきである。

だが、このビデオで彼が言いたかったことは「何も無理して大学に行くことはない。多くの偉大な人たちも大学には行っていないし、自分自身は大学に行ったはいいけどすぐに忘れる役に立たない知識ばかり詰め込んで、時間の無駄だった。そんなことより・・・・たとえばサッカー選手のベッカムのように、学校の外で自分自身を教育し、あっと驚くような奇跡的な所業(神業フリーキック)を成し遂げるような人こそ、本当に教育された人ではないか」ということだ。

そして、ユーチューブのコメントで面白いなと思ったコメントは下記のコメントだ。

We now live in a nation where doctors destroy health,

lawyers destroy justice,

universities destroy knowledge,

governments destroy freedom,

the press destroys information,

and our banks destroy the economy.

BETTER TO REMAIN IGNORANT THEN GOING TO THESE SCHOOLS AND HAVING DEBT ON YOU TO PAY BACK BEFORE YOU START CHASING YOUR DREAM.

(我々は医者が健康を損ない、弁護士が正義を反故にし、大学が知識をめちゃくちゃにし、政府が自由を奪い取り、メディアが情報を操作し、銀行が経済を破滅させる、そんな国に住んでいる。

だったら、まだ無知でいたほうが、大学に行って自分の夢を追いかける前にローンを背負うよりはいいじゃないか!)

「オンライン大学というひとつの革命」にも書いたが、今は無料で教育を受けられる時代だ。

このようなことを考えても、やはりオンライン大学というのは、多くの人にとってソリューションとなるべき革命的な発明だと思う。(未だにただの動画配信しか行なっていないと思う人がいれば、ぜひカーンアカデミーのビデオを見てください)

オンライン大学が普及すれば、「大学に行く」という言葉は死語になり、「大学で何を学ぶか」ということにフォーカスされるようになり、今のようにつまらない授業をしている大学はどんどん淘汰されていくだろう。

早くそういう気持ちのいいきれいな世界を見てみたい。そのために自分ができることがあれば、やっていきたいと思っている。