Keep My Word

19歳から旅を始めて、スコットランドで英語を学び、アルゼンチンでスペイン語とタンゴを学び、メキシコではサルサをかじり、オンライン英会話/スペイン語スクールを運営している男のブログです。海外滞在歴10年、50カ国ほどぶらぶらしました。

世界から見た日本人

日本人は優秀だ。
最近、そんな風に思えるようになってきた。

昔はなんだか粗ばかり見えたが、世界を旅し、実際に海外の企業と取引するようになり、日本人の善良さや仕事に対する姿勢というものに非常に共感を覚えるようになった。

GW中にベトナム・香港・マカオを5日間で回るという弾丸ツアーを敢行したのだが、ベトナムハロン湾の船でたまたま乗り合わせたクリスというドキュメンタリーを撮る映像作家に言われた言葉がまだ印象に残っている。

「イギリスにはたくさんの車の工場があり、そこで働く人はイギリス人でマネージャーもイギリス人だった。けれど、結局のところ成功できなかった。そこに日本人が来て、彼らがマネージャーとなり工場を取り仕切るようになると、働く人はイギリス人のままなのに、大成功を収めた。それが世界各地で起こっている。その理由はなんだい?」

そのときは日本人はほかの国の人々よりも和を尊び、謙虚な人間が多いからと答えたがクリスは全く納得してくれなかった。

我ながら説得力のない意見だと思ったが、だが本当のところそういうことなのかもしれない。外国人が理解できない曖昧模糊とした日本人の価値観が世界で威力を発揮したのではないだろうか。何よりも人と同じあることに精力を注ぎ、能力が人よりもはるかに抜きん出ていても「たいしたことないですよ!」と笑い飛ばす日本人。だいたい「たいしたことないですよ!」なんて可愛らしいことをいう欧米人に会ったことはない。彼らはいかに自分が他人より秀でているかを競う文化で育っている。

その場の空気を読むということは日本では常識だが、世界ではそんなことはけっしてない。その常識は同じ日本人同士だとなあなあ体質となり、話しが一向に進まないことがあるかもしれないが、外国人を束ねる立場だと逆にそういう態度が効力を発揮するのだろう。

現在はまた成果主義が見直されているが、それも一時的なトレンドではないだろうか。長い目で見れば、年功序列で和やかな職場で働く方が、いい成果を残すのだと思う。特に仕事を人生の第一義に置く人々が少なくなって来ているので、その傾向はより一層深まるだろう。

行き過ぎた成果主義が招いたのが、サブプライムローンに端を発した世界恐慌だとすると、今後それに取って代わる価値観としてますます日本的価値観が見直されてくるのかもしれない。

下記はベトナムおまけ映像です。

ハロン湾のジャンク船を運転する船長。おどろくべき操作術!)

ハノイの貴金属店で寝ていた猫。一瞬、なんかの置物かと思った。世界一寝相が悪いことは間違いないでしょう)