もう随分と月日が経ってしまったが、ようやくメキシコのお酒メスカル「ブエンスセソ」を発売することができた。
新規事業というかほとんど罰ゲームに近いほど苦労したが、ようやくスタートが切れてよかった。メキシコからプロデューサーであるディエゴを呼んで、東京、大阪、福岡でセミナーを開催し、それなりの手応えはあった。
アマゾンでの販売だけではなく、酒屋で卸すために卸免許も取得したので、メインのターゲットは酒屋さんとなる。
すでに3軒の酒屋に卸すことはできたが、その数を10倍ぐらいにしないと安定して販売できないとは思う。
アメリカではテキーラブームの後にメスカルブームが来たが、日本は世界2位のテキーラ輸入国なので、いずれはメスカルブームが来るかもしれない。
そのアメリカではテキーラ愛好者のほとんどがメスカル愛好者に趣旨替えをしたからこそのメスカルブームだ。そのためにはもっと多くのメスカルが輸入されるべきだが、そのハードルは恐ろしく高いと思う。
メスカルは400年前から製造方法が変わらず、全ての工程が手作り、さらに自然発酵なので、手間暇がかかり、生産も安定しない。その分、100%オーガニックであり、全く二日酔いも悪酔いもしない飲み物だ。
テキーラは大量生産され、添加物もその工程に使われるので、オーガニックとは言えない。正直、メスカルの方がテキーラより100倍優れた飲み物だと思う。でも、その分値段も高くなるので、それが販売のネックとはなる。
この夏は毎年行っていたブエノスアイレスには行くつもりはないので、ゆっくりとメスカルの販売計画を練っていければと思っている。