Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

ブエノスアイレスの最後の日々

タンゴ世界選手権、決勝の前日にディエゴ&アルダナ先生がデモをした。

なんとなしにいつもより画角が狭いiPhoneのカメラで撮影した。そして、ディエゴ先生は明らかにこちらの撮影を意識して動いてくれて、助かった。あとで、「こっちのカメラ意識していたでしょう?」と聞いたら、「あっ、気づいた?」と言っていたが・・・・それぐらいいつも余裕があるのだろう。

 

あとはなんとなく縦でも撮影したが、やはり好みは横だなと。(しかし、なぜかアルダナ先生がこの縦撮影を気に入り、元データを送ることとなった。)

 

結局彼らは、世界選手権では3位となり、念願の優勝は叶わなかった。でも、ブエノスアイレスで彼らの踊りが見れて本当によかったと思う。

 

日本に帰国する前日に、「一緒にご飯行かない?」と誘ってみた。しばらく返事がなかったが、実は体調不良で寝込んでいたらしく、夕食に行くことは叶わず。

 

でも、ディエゴ先生がやり取りの中で「世界選手権で3位になるために、ブエノスアイレスくんだりまで来ちゃったよ、Fuck!」と言っていたの面白かった。

 

まあ、世界広しと言えど、そんなことを言えるのはディエゴ先生だけだろう。みんな当然優勝目指して日々練習しているだろうが、それで結果3位となっても喜ぶダンサーがほとんどだろう。

 

彼らはあくまで優勝だけを目指していたし、周囲もそれを期待していた。しかし、去年に引き続き3位になったことで、先程のセリフになったのだろう。

 

彼らレベルになってもまだ目指すべきものがあるのは素晴らしい。フォーエーバーのメインダンサーの方が世界チャンピオンよりは称号的には格上だ。それでも、やはり欲しいものは全て取りにいくのだろう。

 

個人的には今回のブエノスアイレスの旅は、色々と区切りがついたし、また新しいステージが見えた旅だった。日本とは全く環境が違う中、考えさせられることも多かった。そして、カラダナオルの施術から離れてのんびりする予定が、周りの人たちの体の調子が悪くなって、結局ほぼ毎日施術をすることとなった。これも何かの業だろう。

 

もうしばらくアルゼンチンはいいかなと思う。

 

まだ行ったことがない国々はたくさんあるので、今度はそういう未知の場所に行ってみたい。中東やアフリカ、ヨーロッパにも行ったことがない国はたくさんある。またパンデミックでいつ行けなくなるかわからない。行けるときに行けるだけ旅をしよう。そう強く思った今回の旅だった。