Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

ラテンな日本人より:3月末から2週間日本に滞在します

メキシコ人の友人アビマエルに「3月26日に日本に行くことにしたよ。たぶん2週間ぐらいね」と言ったら、「¿Para que?(パラケ?:なんのために?)」と訊かれた。

しばし絶句したあと、しどろもどろになりながらも「日本には家族とかいるからね・・・」と言っておいた。

これでも見かけによらず、純度100%の日本人だ。

海外で初対面の日本人からは、「日本語、お上手ですね」と言われることもあるが、それでも日本語ネイティブだ。

日本で通っているテニスサークルでは、なぜか「マイク」とあだ名され、マイクという名前なのになぜかロシア人という設定だが、それでもやはり日本人だ。

外人からはこちらが「日本人だ」と答えているのに、「母親も日本人か?」「父親も日本人か?」と繰り返し訊かれるが、両方ともに日本人だ。

フィリピンに行った時は、「日本人なのに、どうして英語がペラペラなのか?おまえは本当はフィリピン人で、タガログ語も話せるじゃないか?」とあらぬ疑いをかけられたが、それでも日本人だ。

なんだかんだ言っても、オールニッポンだ。

あっ、でも叔母さんはイタリア人だ。(血のつながりはない)

海外に滞在している日本人がたまに日本に帰ったりするのは当たり前のことだと思う。しかし、なぜ「パラケ?」と訊かれたのか意味が分からない。

日本にいるイギリス人やアメリカ人、あるいはアフリカ人たちが母国に一時帰国するときに、「なんのために?」と訊く人はいないはずだ。

なんとなく「まあ、たまには帰るよね」という共通理解があるとは思う。

アビマエル的には「ユウキはメキシコシティでは毎日、サルサやタンゴを踊って、テニスもしたりして、とても楽しそうだ。それなのに、どうして日本に行くのだろう?」と思ったのかもしれない。

(仕事も毎日しているのに、誰も信じてくれはしない・・・・・アビマエルにはけっこう仕事のことも相談しているのになあ)

それでも3月26日には日本に帰る。

メキシコシティでやり残した仕事があるので、滞在するのは2週間くらいだろう。

ラーメンやうな重や寿司を食べまくることが今から楽しみでもある。

今回は滞在が短いので、かなり前もってプランニングが必要だが、ラテン時間に慣れた自分にそのようなことが可能なのか、心配でもある。

ラテンの国では、予定は当日決まる。

そして、当日決まった予定も、また当日変更される。

油断も隙もない国だ。

このブログを書いている間にも、メキシコ人の友人から「今日のパーティーだけど昨日3時からと言ったけど、5時になったからみんなに知らせてね」という知らせが来たし、昨日、夜ずっと一緒にいたアビマエルからは、「今日の昼、例のシーフードレストラン行こうよ」と誘いが来た。

今日の気分が最優先事項だ。

アビマエルはきっと朝起きたら、シーフードが食べたい気分だったのだろう。昨日の夜はそれほどでもなかったから、「明日の昼行こう」とは言わなかったのだと思う。

だから、なんだっけ・・・・あれだ、自分はラテン時間に慣れた日本人で3月26日(翌日着)に日本に一時帰国するので、関係者各位よろしくお願いしますということが言いたかったのだと思う。