CS60の説明をするのは、非常に難しい。
西村先生は、「現代の科学では解明できない。」からと言ってエビデンスを取るのにそれほど積極的とは言えない。(そこをなんとか頑張ってほしいのだけど、そういうところが西村先生らしいと言える。)
東京大学大学院医学系研究科 国際地域保健学教室の教授の神馬征峰先生のインタビューがCS60のニュースレターに掲載された。
インタビューのなかで神馬先生が、
科学はもともと限界があるものだと思っていますから。かつて、クルト・レヴィンという社会心理学者が、自分の師である哲学者エルンスト・カッシーラーからの教えを述懐しています。
「与えられた知識の水準を越えて前進するためには・・・後になって証明されるような方法や概念を、『非科学的だ』とか『非論理的だ』などと宣告を下す方法論的なタブーをうちこわさなくてはならない」(マローA. クルト・レヴィン―その生涯と業績、誠信書房、1972、p 12)。
現代の科学では、CS60の作用は解明できないかもしれません。 しかし、解明できないからといって、その限界内でアヤシイといって退けるというのはどうか。
とおっしゃっている。たしかにそのとおりだと思う。が、やはり多くの方にとってみれば、いまだに科学絶対信仰が強いので、ある程度の効果を証明しないとCS60の普及は難しいのかもしれない。
ただ、医療機関が満足にない国々ならば、意外とあっさり普及するのかもしれない。アフリカ諸国でWifiや電子決済があっという間に広がったように、一足飛び越えてCS60のような器具での施術が爆発的に貧しい国々で広がる可能性はある。
現に我々が訪れたインドの病院では、CS60による治療行為が病院の医師によって行われている。このようなことが、日本ではこのスピードで絶対に実現できない。
今でも忘れられないのが、インドの若い病院スタッフが右肩が全く上がらず、頼まれて10秒くらい施術したら、あっさり上がるようになったときのことだ。あのとき隣にいた若いインド人医師の驚きと賞賛といったら、なかった。
(右肩が上がらなかったのは下の写真の真ん中の男性です。)
その彼から「マジ!すげえ!」といって握手を求められたが、このような純粋な心の持ち主が日本の医療界にどれだけいるか。西村先生も名だたる日本の大病院でCS60による施術を行ったが、結果を出せば出すほど医者には引かれたとおっしゃっていた。
個人的には治ればなんでもいい。薬でも催眠でもCS60でも結果が出れば、それがすべてだ。
問題を解決するためには、原因を解明する必要があると大勢の人が思っているが、多くの場合そうではない。意外と問題は明後日方向から解決することが多々ある。明後日方向から来たなにかが、なぜ来たのかはどうせ誰にも分からない。ただの運だったり偶然だったりするわけだ。
CS60も明後日方向から来たなにかなのだろう。2,3年後もしかしたら、それこそ明後日方向から来たなにかのおかげであっさりその原理が解明されるかもしれない。
それまで粛々と毎日ベストを尽くして生きていくのみだ。