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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

感覚的なことを言語化するということについて

先日、毎月3回お越しいただく76歳の男性を施術をした。

ここ1ヶ月以上の間、ずっと左肩に痛みが続き、なかなか根治しなかった。しかし、前回の施術でかなり痛みは軽減し、そして今回だ。

体全体を見ていって、ふと左の肩甲骨が気になった。そこで軽くそこに置くと、ありえないくらいの猛烈な反応が返ってきた。今まで同じ箇所を何度も施術しているのに、それとは全く違う反応だった。

使っているCS60も同じCS60だし、施術対象者も同じ男性だ、ということは自分の施術方法が変化したということなのかもしれない。なんと表現していいか分からないが、「それに気づいた。」という感覚が自分にあった。だから、最小の力加減で猛烈な反応を引き出し、結局左肩の痛みは全くなくなった。(寝返りも、腕を伸ばすこともできないほどの痛みだったとのことだ。)

 

言葉にするのはとても難しいが、自分から出している波長が変わり、それが劇的な変化を促した感覚がある。

 

誰でも経験があるとは思うが、「見える世界が違う。」というやつなのかもしれない。だから何?と言われたら、それまでだけど、こういうことの積み重ねが結果に繋がるのかもしれない。目には見えないが何かが確実にそこに存在し、それを捉えて霧消させる。言葉にするのは簡単だが、実際にそれを行うのはとても難しい。

 

最近の研修では、「結局はCS60施術者にとって、自分から出している波動が一番大事」と教えている。それの延長としてCS60を使わない手技をいくつか教えてもいる。腰痛や50肩のように前屈や後屈、腕を上げることで結果が可視化できる症状にだけアプローチしている。治るときもあるし、治らないときもある。ただ、この間の研修ではただ手で背中をトントンしただけで、とある研修生のひどい50肩が霧消した。

 

まあ、信じるか信じないかはあなた次第というやつだし、これが再現性のある施術なのかどうかも分からない。ただ、自分の施術者としての地位はある程度確立できているので、あとはいかにもっと多くの施術者を育てていくかだと思っている。

 

感覚的なことを言語化するのは、とても難しいが、それをこれからはもっと推進して、多くのことを多くの人に伝えていきたい。