オンライン英会話スクール「ワンズワードオンライン」には、合計8名の女性の先生が所属している。それに加えて、アメリカ生まれアメリカ育ちのリッチー先生(唯一の男性)が所属している。
女性のうち、既婚者は一名のみである。
皆さん、美人聡明で性格も非常に良い。(また結婚適齢期でもある)
では、なぜ結婚していないのか?
ふと、そのようなことを疑問に思い、色々と思いを巡らしてみた。
1つ目は「フィリピン人男性がダメダメだから」、二つ目は「フィリピン人男性が甲斐性なしだから」、そして三つ目は「フィリピン人男性が身勝手で、言うことを聞かないから独り身のほうがいい」というものだ。
はて?
これは一体どういうことだろう。ようはフィリピン人男性が美人聡明なフィリピン人女性に取ってみれば、相応しくないということなのだろう。これはあまりに個人的に偏った意見だと思い、グーグルさんに訊いてみた。
「陽気で物事を深刻に考えない、面倒臭い仕事はあまりしたがらない(女性は良く働きます)」って、ダメじゃないですか!!!
時々、このブログを読んでいるのだが、フィリピン人男性はことごとく退社していく様がリアルに描かている。(ちなみに著者はフィリピン人在住の会社経営者です)
「とにかく男は女に尽くすもの、というのがフィリピン男性の気質のようです」ということは、裏を返せば男はたいして働かず、家庭第一というのが実情ということか。
東南アジアを旅したことがある人は分かると思うが、男は得てして何もしないイメージがある。ぼーと日長一日過ごしている姿をよく見かける。それとは対照的に女性が働いている姿をよく見かける。もちろん、これは漠然としたイメージなので、本当のことは部外者には分からない。
だが、ムハマド・ユヌス氏が創設した貧困者救済のためのグラミン銀行も、借り手はすべて女性に限っている。理由は「女性はお金を家族のために使い、男性は自分のためにしか使わないから」というシンプルなものだ。
もちろん、例外はあるだろうが、これは一般的な事実としてどこの国にも当てはまるのではないだろうか。女性が博打や酒で身を持ち崩す話はそれほど聞かないが、男の場合は枚挙にいとまがない。
フィリピン人男性がフィリピン人女性ほどよく働き、自分のためではなく、国や家庭のために働けばフィリピンの未来は明るいのではと思う。
ふと、自分の国である日本のことを考えると、この高度に発達した社会では、男性やら女性やらその中間やらの境界が曖昧になってきている気がする。少なくても、フィリピンのように十把一絡で、女性と男性をくくることは出来ない。女性が男性化し、男性が女性化していくなかで、性別というものはどんどんファジーなものになってきている。
それが果たして、文明の目指すべき姿なのかは分からないが、価値観が多様化していくのは少なくても前進している証拠ではないだろうか。