Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

CS60施術者の集いについて

11月24日に全国のCS60フランチャイズの会が日本橋で開催された。去年、初めてこの会に参加したが、去年はまだ内輪な感じがしたが今年はもっと規模が大きくなり、CS60がどんどん日本全国に広がっていることをひしひしと感じることが出来た。

 

250名近くの参加者が参加したとのことらしいが、去年は100名もいってなかったと思うので随分と大きな集まりになってきている。

 

規模の拡大が急ピッチすぎてまだ組織の整備がされていないと思うが、これからもっと組織としても整備されていくだろう。

 

その証拠に西村先生の講演は去年に比べて、かなり控え目な内容だったので、逆に安心したくらいだ。(事前に周りから相当釘を刺されたのが感じられました・・・・)

 

きっと西村先生に好きなことを喋らせると、とんでもないことになるだろうから、ある程度のアウトラインを事前に作ったのかもしれない。(個人的にはなんでも思いつきで話す西村先生の方が好きなのだけど・・・・ああいう大きな会で誤解を生むような表現があってもまずいので、あれが正解だと思う。)

 

そのあとは懇親会があったので、もちろんこれにも参加した。内容は去年と同じでじゃんけん大会とビンゴ大会だった。

 

きっと誰よりもこの会を楽しんだのは西村先生だったとは思うが、それはそれでいいだろう。(ちなみにじゃんけん大会で優勝した1人は朝、目黒で僕の施術を受けた人でした・・・・きっと目黒で施術を受けると運もつくのだろう!・・・・多分ね。)

 

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(ちゃっかりツーショットを撮ってもらったが、組織が大きくなるにつれて今のように気軽に会える人ではなくなっていくだろうから、会える時に会っておかないとですね。)

 

来年の1月にインドに行くことはもう決まっているので、その期間を有効活用して、色々と西村先生に学ばせていただこうと思っている。

 

そうして学んだことをCS60目黒のメンバーやお客様に還元でしていければと願っている。

 

 

奇跡の予感とこれからについて

Hさんとの付き合いは開業当初から続いている。

 

cs60meguro.hatenablog.com

思えば、開業直後にお越しいただき、また初のリピーターとして再度すぐにお越しいただいた。突発性難聴という施術者デビューしたての頃の自分にしてみれば、かなり難易度の高い施術だった。

 

施術後には右耳の状態はよくなるとのことだったが、今まで施術中に劇的によくなることはなかった。Hさんの左耳は全く聞こえないので、右耳が生命線だ。

 

Hさんはイベント会社を経営しており、お客様をチベットツアーにお連れして、そのアテンドをしている最中にほとんど右耳が聞こえなくなってしまったとのことだった。さらに困ったことに翌日から京都出張があり仕事でカンズメになるので、右耳をどうしても聞こえるようにしてほしいとのことだった。

 

ツアーの最後の方では話しかけられても聞こえないので、一人ポツンと歩くようになったとおっしゃっていた。(自分自身がアテンドをしないといけないのに、とても気の毒なシチュエーションだ。)

 

確かにサロンにお越しいただいた時も、まともな会話は成立せず、右耳をこちらに向けていただき50cmくらいのところで話さないと会話は成立しなかった。

 

これはやり方を根本的に変えて施術しないと回復しないのではないかと思った。

 

甲野先生と西村先生:CS60の施術のポイントについて - cs60目黒の体験談と口コミ

 

上記に書いたが、「まぶたの奥を施術して、股関節を治す」その時の感覚を思い出して、右耳にCS60を当てて、その病巣となっているところを感じ取りながら施術をしてみた。

 

Hさんは激痛のあまり悶えていたが、それが取れるまで続けてみた。

 

思えば、Hさんを初めて施術した時は、右耳を擦ってもなんの反応も引き出せなかった。それを考えれば、自分の技術は格段に進歩したと思う。CS60をレーダーのように使いながら、どこか遠くにある「病のタネ」を見つける感覚。おそらく、これができるようになると、難病の数々も治せるのではないかと思う。

 

施術中にHさんが「一旦止めて、ティッシュをほしい」と言われたのでティッシュあげた。Hさん曰く、「施術をしているときに右耳からぐちょぐちょという音がした。」とのことだ。彼は耳に水がたまりやすいので、それが出てきたと思ったとのことだったが、実際に水は出ていなかった。そんなこんなで施術をすること十数分。

 

あろうことか右耳が完全回復して、5、6メートル先の部屋の隅からHさんに声をかけても聞こえるようになった。(ちなみに彼はベッドの上で仰向けになっていて、右耳をこちらとは反対の方向に向けていた。それでも全く問題なく聞こえるとのことだ。)

 

今まで5分で50肩を治したり腰痛を治したりしたが、別にそれが「奇跡!」とまで思ったことはなかった。しかし、今回は本当に奇跡と言っていいくらいの劇的な回復だった。

 

目の前で話しても聞こえなかった人が、たかだか10分程度の施術ですっかり聞こえるようになる!これはちょっと我ながら信じがたい体験だった。

 

印象的だったのは、「これで生き方が変わる・・・・多くの友達は自分がこんな耳になったことに対して戸惑って離れたりしたから。」とボソリとおっしゃった。

 

確かに飲み会のような環境で、突発性難聴の人がまともに会話はできないので、気まずい雰囲気になるくらいならばと思って呼ばれなくなってしまったのだろう。

 

すっかり気を良くしたHさんは「CS60の宣伝します!」と言って、なぜか僕の写真を撮って元気に帰って行った。

 

今回の施術は自分にとってマイルストーンになるものだと思う。今まで痛みを引き出すことは出来ていたが、西村先生がおっしゃる「病気の元となるもの」いわゆる「病のタネ」を引き抜く感覚は足りてなかった。

 

ようはそこだけを抜き取れば、その病や症状は回復する。以前から西村先生はそうおっしゃっていたのが、それを自分で再現出来たのがとても嬉しい。

 

なんだかすごく感動してしまった。

 

まだ短い施術者人生だけど、今まででもっとも嬉しいことと断言できる。

 

なぜなら、これからは不必要な痛みを引き出すことなく、そこだけを抜き取ればいいからだ。これでまた施術方法が根本的に変わるだろう。(現に今日、茨城から老夫婦がお見えになったが、前回のような激痛を味わうことなく、症状は劇的に回復した。)

 

最近、人に痛みを与える重みを痛感していたので、できればそれを減らしたいと常々思っていた。それが実現出来そうなので、CS60にとてつもなく大きな可能性を感じている。

これからさらに精度をあげれば、西村先生がおっしゃるように「一瞬」で治すことも可能かもしれない。これがそれの第一歩だろう。

スリランカでアユルヴェーダを体験してきました:ヘリタンスアユルヴェーダ

スリランカのアユルヴェーダホテル「Heritance Ayurveda(ヘリタンス・アユルヴェーダ )」に来て、早くも1週間が過ぎ去った。そして、もう明日帰国の途につく。

 

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ヘリテージ アーユルベーダ マハ ゲダラ ホテル (Heritance Ayurveda) -スリランカ-【 2019年最新の料金比較・口コミ・宿泊予約 】- トリップアドバイザー

(ヘリテージとありますが、ヘリタンスです、はい。)

 

着いた当初は特に何もやることがない、こんなところで1週間過ごすなんてとんでもないと思っていたが、時が経つのは早い。

 

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アユルヴェーダとは?

3000年の歴史があり、云々・・・以下、ウィキペディアかなんかでご確認ください。個人的には下記の本がオススメです。(ちなみにインドやスリランカではアユルヴェーダの医師免許は国家資格なので、なんちゃってマッサージとは訳が違います。)

 

 

アユルヴェーダにとって重要なのは下記の要素だ。

 

1. 医師・アユルヴェーダ医学にも基づき処方されるトリートメントと薬。

 

2. 食事(ほぼベジタリアンかつ個人の体質にあった食事。)

 

3. 環境(ホテルのグレード、周辺環境、清潔感など)

 

本来であれば、医師の質が一番重要だと思うが、こちらの要望としては「デトックス」であり「治療」ではない。そういう方々にとって、このヘリタンス・アーユルヴェーダ・マハ・ゲダラは最高の環境を提供してくれる。特に食事に関して最高だった。毎日同じ場所で3食食べているのに、全く飽きなかったし、日本でこのクオリティのビュッフェがあれば毎日でも通いたいぐらいのクオリティの高さだった。

 

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(ヘリタンスはしっかりチキンと魚は提供されるので、積極的に食べていた・・・・ベジタリアンじゃないので。)
 

また何らかの病に冒されて「治療」を希望される方は下記の漫画に掲載されているような、ハードコアなところが望ましいと思う。

 

 (こちらのブログで実際に訪れた方の感想と病院の住所が書いてあります。)

 

アユルヴェーダの施設を色々と調べてみたが、その印象としては南インドケララではけっこうガチな施設が多く、スリランカはどちらかというと観光に特化している印象を受ける。よって、治療は南インドデトックススリランカという住み分けがされているのかもしれない。

 

また旅行者としてもインドよりもスリランカの方が100倍ほど旅行しやすので、海外旅行に不慣れな方はスリランカのアユルヴェーダ施設をオススメする。

 

本来であればネットを遮断して何もしない時間を設けるのが望ましいのだが、ヘリタンスはWIFI環境が思ったよりよく、ブログを更新しまくり、キンドルで本を10冊ほどダウンロードして読んでしまった・・・・全くデジタルデトックスにはなっていない。

 

それでもやはり時間に追われる日本での日常生活に比べてゆとりのある時間を持てた。朝は6時に起きてヨガに行き、朝ごはんを食べて、トリートメントを受けて、ランチをして、午後はゆっくり過ごす。(普段は朝ごはんを食べないが、ここでは食べることしか楽しみがないので、しっかりと食べました。)

 

半年に1回は難しいと思うが、1年に1回程度はアユルヴェーダホテルに来て、こういう時間を過ごすのはとてもいい。普段の生活が早すぎので、こういうところでスローダウンしないと、どこかで体と心が変調をきたすだろう。

 

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旅のヒント

 

1. 配車アプリについて

Uberはマストとして、Pickmeという配車アプリをダウンロードして移動すると便利です。実際にコロンボ市内からヘリタンスまで車で2時間もかかりますが、3000ルピー(2000円弱)でした。Uberだとこれより少し高い。

 

2. チップについて

これがけっこう難しい。とりあえず100ルピー(60円弱)を何かしてもらった時に渡せば十分だと思います。スリランカの一般職での平均月収は日本円で21000円です。それを考えると、日本に比べて単純に紙幣価値は十倍程度と見積もっておけばいいかと。

 

ヘリタンスのようなアユルヴェーダ施設では最後の日にチップを渡すのが一般的らしいですが、1週間程度なら500ルピー程度で十分かと。(男性セラピストはチップくれくれ攻撃がすごかったですが、女性セラピストはそうでもないらしい。よって、個人的にお世話になった人にあげればいいのでは。)

 

3. 治安について

コロンボや他の都市では「スリランカでは今日は祝日で、だから特別に宝石が50%引きで買える。」という文言で声をかけて来る人がけっこういます。実際行ってみると、ただの宝石屋で特にセールをしているわけではありません。

 

またヘリタンス近辺を歩いていると「ハロー、マイフレンド!俺のことを覚えていないか?ホテルで働いているものだよ!」と声をかけてきます。

 

働いてないから、あんた!

 

と気づいたのはかなり後で、しつこくつきまとわれて追い払うのに苦労しました。という感じで、まあ至って平和です。インドのように、強引に「金くれ!」的な攻撃はなく、クリエイティビティを感じるやり方で攻めてくるので、それはそれで面白いです。

 

総評:

アユルヴェーダを初体験する施設としては申し分ないかと思います。ただ医者の診断がかなりいい加減な感じなので、そこは「インドの病院」に行かないとダメかもしれません。(あくまで個人的な感想です。基本健康なので、最初からまともに取り扱ってもらえなかったのもしれません。)

 

またスリランカにもDr.CTスキャンと言われる凄腕の医者がいるらしいですが、彼の施術を受けられるかどうかはホテルに確認が必要です。

 

アユルヴェーダを1週間受けたぐらいで具体的に何か変わるとは最初から期待していなかったし、たかが1週間でアユルヴェーダの真髄が分かったとは思わない。3000年もの歴史がある医学だし、さらに各自が研鑽と修練を積んで、各地ごとに様々な発展を遂げている。

 

だから究極的には自分にあった医者を見つけて、そこからアユルヴェーダのなんたるかを学んでいくのがベストなのだろう。ただリゾートで漠然と時を過ごすよりは、体のデトックスを兼ねて、スリランカまで足を運んで心身ともにリフレッシュするのは最高だと思うので、ぜひ機会あれば足を運んでください。

 

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インド施術会 完結編

Pain is temporary. It may last a minute, or an hour, or a day, or a year, but eventually it will subside and something else will take its place. If I quit, however, it lasts forever.

Lance Armstron

 

インドでは国民皆保険が存在しないが、公的な医療機関による診療は無料だ。

 

【アジア・新興国】インド医療事情と医療保険制度~モディケアとは何か

 

上記に詳しいが、インドでは公的な医療機関は圧倒的に数が少なく、需要と供給に開きがある。だから国民のほとんど私的な医療機関で診療を受けることになるが、インドでは大多数が「絶対的な貧困層」であるので、彼らにこの恩恵は受けられない。だから、昨年度からモディケアという新しい医療制度を発足させて、理論的に言えば国民の4分の1をカバーできる画期的な制度ができた。

 

だが、官僚主義なインドでこの新しい制度にどれほどの実効性があるのか疑問もある。それだからこそ、インドでは「医療」が社会的に解決すべき問題として注目され続々とスタートアップが参入している。

 

wired.jp

 

発展途上国で新しいテクノロジーが導入されるスピードは先進諸国に比べて数倍、あるいは数十倍のスピードがある。それはメキシコに住んでいるときに実感した。

 

keepmyword.hatenablog.com

 

実際、多くのインド人を施術をしてみて感じたのは、彼らは「治すこと」に関してとても貪欲だ。CS60の施術はかなりの痛みを伴うが、彼らはひたすらそれに耐えて、症状が少しでも改善したら「他のところも施術してくれ!」と懇願してくる。これは日本ではあまりありえないことだ。

 

彼らからは「この機会を逃したら、もう治すことはできない。」という切実な思いが伝わってくる。今回は1人あたり10分程度ということだったので、彼らのすべての思いに応えることはできなかったが、次回はもう少し時間をかけて施術をしたいと思っている。

 

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 (きれいに左腕が上がっているが二日前までは全く腕が上がらず、西村先生に施術をされて症状が改善したとのことだ。それに気を良くして、再度受けたく我々の出発当日に朝ホテルまで押しかけてきた。今度は僕が施術をして、5分ほどの施術でさらに腕をあげることができた。)

 

日本では無料でCS60の施術をすると、すぐに逃げ腰になる。それはおそらく「いつかは治る。」という希望的観測によるものだ。この国では選択肢がとにかく豊富なので、CS60以外でも確かに治る可能性があるかもしれない。だから、「痛み」から逃げ出そうとする。(特にそれは友人知人に無料で施術すると顕著になる。)

 

これは個人的な考えだが、「痛み」から逃げても「痛み」は追ってくるので、最終的には自分で引き受けるしかない。それは人生のあらゆる事柄にも言える。自分自身、CS60の施術を受けるときは、ある種の諦観に達している。

 

この痛みは自分自身が生み出したものだから、自分で引き受けるしかない。」という諦めだ。そうではないと、やってられない。

 

冒頭で引用した英文はCS60目黒のビジネスカードの記した名言だ。

 

痛み自体は長くは続きません。それはきっと1分、1時間、1日、あるいは1年続くかもしれません。それでもいずれはその痛みは鎮まり、そこには他の何かが代わりにその場所を埋めます。しかし、私が痛みから逃げ出したら、その痛みは一生涯続きます。

 

全員が全員そんな心持ちを持つのは無理だと思うが、インドのような発展途上国の人々は「痛み!どんとこいや!」ぐらいの気概を感じる。インド人はCS60と相性がいいのかもしれない。

 

何かを治すのに痛みが必要だと全く思わないし、それを促進する必要もない。だが、CS60の施術で痛みを感じたら、それを何らかの啓示と思って、暖かく受け入れていただくと施術がより一層はかどるのではないか・・・・まあ、希望的観測かもしれませんが。

 

では、もうすぐ日本に帰国しますので、今後ともよろしくお願いします。

(痛みが一瞬で過ぎ去り、あっという間に治るそんな夢のような奥義をいつか身に付けたいと思っておりますので、末長くお付き合いくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。)

 

インド施術会について パート2

今回のインド施術会の最大の目的はラジャスタンのマハラジャに謁見することだった。だからきちんとアポイントが取れるかどうか最後までみんな気が気でなかったと思う。(特にインド人のコーディネーターさんは大変なプレッシャーだったかと・・・・)

 

だが我々、施術者は与えられたタスクをこなすだけで精一杯だった。1日目と2日目はかなりの数の施術をこなしたが、3日目はフォートと呼ばれるメヘランガール城塞での施術だった。そこで勤務している方々を対象に施術したので、村での施術よりかなり余裕があった。

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ここでもやはり石畳のせいか膝痛の方々が目立った。石畳を上を歩くのであれば、しっかりインソールが入った靴ではないと厳しい。ヨーロッパやインドでは昔から石畳が多かったので、膝痛が多かったのではと推測される。

 

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(観光地だけど、我々には全く関係なくただひたすら擦っただけだった・・・・)

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(インドの犬の施術は大変だった・・・・嘘です、しておりません。)

 

そして、夜は宮殿ホテルのレストランで宴となった。

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(隣がかの有名なマハラジャです!・・・・というのは冗談でマイボスです。)

 

そして、最終日。

この日はマハラジャのアポイント次第ということで、朝から待機だった。そこで施術者同士で集まって研修会を開いた。お互いの知見を交換するのはとても重要なことだし、このインドで何を学んだのか、さらに何が足りないのか整理する必要があった。

(ちなみにその前日には西村先生に研修をしてもらい、あんなことやこんなことを教わった。実際に西村先生の施術を受けたが、見事生まれて初めて青あざができました・・・・グロい。)

 

個人的には今後はインドの上流階級の方々相手に施術する機会が多くなると思うので、なるべく痛くなくさらに青あざもできなくて、効果抜群というようなテクニックを身につけたいと思っている。(痛くて効果的なポイントはだいたいわかるが、そこをなるべく痛くせずに攻めるやり方を探っていきたい。)

 

さらにコーディネーターの方々の尽力により、最終的には無事マハラジャとの謁見が実現した。

 

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そして、なんだかよくわからない間に西村先生はマハラジャを施術して、そのあとせっかくだからフルボディをしてほしいということで別室で全身施術を行った。すっかりお気に召したマハラジャ様はぜひCS60チームを来年インドに呼びたいとのことだ。(この話が実現するかどうかは定かではありませんが、実現すれば今後の展開が楽しみです。)

 

かくして、インド施術会は大団円を迎えて、インド人もハッピー、マハラジャハッピー、日本チームハッピーみたいな感じで最後を迎えることができた。これもすべては今回のCS60チーム派遣に尽力していただいたCS60本部とコーディネーターの方々のおかげだと思っている。ありがとうございました。

 

来年からどのような展開になるかはまだ未知数だが、西村先生は常々早く海外に拠点をおきたいと言っている。よって海外展開は来年から本格化するのではと思っている。

私見だが、海外の方がCS60はメジャーになれる可能性があると思う。日本だと色々なしがらみがあって大変だからだ。ただ、もちろん日本発のCS60なので、本拠地である日本でもより一層広がっていくように最大限努力をしていきたい。

 

CS60を始めた時は、まさかこれで海外にいくことになるとは想像できなかった。それが実現した今、もっと想像もできないことがこれから起こっていくのだろう。最後に西村先生が「来年から面白くなるよ!(ニヤリ)」と言っていたので今からそれを楽しみにしている。

 

 

 

インド再び:マハラジャとインド古今東西

バックパッカーの間ではまことしやかにインドを制するものは世界を制する!」と言われている。19歳の時に、日本から留学先のスコットランドの首都エディンバラまでユーラシア大陸陸伝いの旅を成し遂げた自分は、次のターゲットをインドに定めた。

 

そして、20歳の時に1ヶ月ほど滞在したインドでは筆舌に尽くしがたいほど多くの印象的な出来事があった。だから、そのわずか3ヶ月後に今度は3ヶ月ほど滞在する予定でまた再びインドへと赴いたわけだ。それから、多くの時を経て、今度は新婚旅行でインドのラジャスタンへと旅立った。

 

人生の節目節目でインドへ行っているわけだが、このタイミングで再びインドに行くことになるとは想像にしていなかった。しかも、新婚旅行で行ったラジャスタンのジョードプルに再び行くとは思いもよらなかったわけだ。

 

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今回は仕事だったので、5つ星ホテルに泊まり、そのホテルのレストランでお食事をし、送迎は観光バスという旅だった。よって、自分が個人的にバックパッカー時代に経験をした「インドらしさ」というものは皆無だった。

 

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(宿泊したホテルの庭と食事に行った宮殿ホテルの外観だ。)

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(歴代のマハラジャは狩りが好きなのだろうか・・・いたるところに剥製やら皮が飾ってある。) 

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(お食事中はインド人のおっさんが笛で蛇をひょろひょろ出しながら、音楽を奏でてくれる・・・・)

 

バックパッカーでインドを訪れた頃には想像もつかなかった世界が眼前に広がっていた。「インドとは?」と問われた時に思う浮かぶのは「その強烈な貧富の差」だが、それをある意味身を以て体験した。

 

我々のような旅人、旅行者はその両者を自由に行き来できるかもしれないが、インドで生まれたインド人はそうはいかない。

 

シリコンバレーを超える日は来るのか?|拓殖大学国際学部准教授 椎野幸平 第2回|お金と社会のWEBメディア『FOUND』

 

上記の記事にあるように近年では米国で学んだインド人が起業することも増えているが、それでも「絶対的な貧困層」が多く、まだまだインド社会は流動的に人材が行き来しているとは言い難い。

 

しかし、インドの経済成長率は7%前後で推移しているので、中国よりもその成長スピードは早い。それはインドに行っても正直実感はできなかったが、12年ぶりにインドを訪れて多少の変化を感じることはできた。

 

メキシコに住んでいた時も思ったが、相続税がない国では圧倒的な金持ちが大勢いる。もちろんアメリカなどの先進諸国の金持ちに比べれば彼らの資産はそれほど多くはないかもしれないが、親が成功すればそれがそのまま子に受け継がれる。だから、何もしなくても「お金持ち」という輩が多い。

 

もちろん、そうではない方々もたくさんいるし、このジョードプルマハラジャなどは政府がいつまで経ってもインフラ整備をしないので私財を投じてそれを行っている。まさに立派な王様だと思う。

 

金持ちたちがその優秀な頭脳を使って社会のためにお金を使えば、その国は回るのかもしれない。今回のインド行きでマハラジャが私財を投じて作った小学校や女子寮などを見るにつれ、そう思った。

 

世界の趨勢はこれからはインド、中国、アメリカにかかっていると言っても過言ではない。イギリスを通じてヨーロッパと比較的友好な関係を築いているインドがこれからトップにおどり出る可能性も高いとは思う。

 

でも、やはりインドは何十年経ってもインドであることに変わりはないだろうなとは思う。まかり間違っても、日本のようにどこに行っても同じファミレス、同じショッピングモールが広がる画一的な風景を生み出すことはないだろう。

 

そこがインドの魅力であるとは思っている。来年からインドに行く機会が増えると思うので、これからも彼の国をずっと見守っていけたらと願っている。


 

インド施術会について パート1

10月9日から15日までインドのジョードプルに行き、CS60本部が主催する施術キャンプに参加してきた。今回はお試しという側面が強かったので、施術時間自体はそれほど長くなく、かなりゆとりのあるスケジュールだった。

 

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ジョードプルに行くのは実はこれが2回目で、12年前に行って以来だ。街自体にはそれほど変化は感じなかったが、施術者としてインドを再訪するとは当時は思いもよらなかった。(ちなみにインドに行くのはこれで4回目になる・・・・ただのカレー好きなのだろう。)

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インドは相変わらずカオスのままだし、この後何十年経ってもそれは変わらない。それがインドの良さでもあり、悪いところかもしれない。

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初日は小学校を借りて、その近くの村人を施術した。次の日は別の村に移動してまたその村人たちを施術した。彼らのほとんどは「CS60とは?」と言われても「はあ?なにそれ、食べ物?」という人たちだった。

 

しかし、「なにやら日の出ずる国である日本から施術者軍団が来て、病人を無料で治してくれるらしい」ということで集まったらしい。(コーディネーターの方々のご尽力に大感謝です。でもこれと同じことを日本でやっても一人も集まらないだろうなとは思う。)

 

日本」「無料」というキーワードはまだまだインドでは有効だ。実際に施術をしてみると、あれもこれも治せという注文が非常に多かった。インド人で多かったのは膝痛、腰痛、肩こり、四十肩五十肩だが、CS60の施術の中ではどれもある程度の即効性を見込めるものでよかった。

 

インドおよびインド人との付き合いは、初めてインドに1ヶ月ほど行った20歳の頃に始まり、その後三ヶ月後にまた三ヶ月ほど滞在した。そして、22歳の頃にロンドンで生活しているときに本屋でバイトをしていたのだが、そのオーナーがイギリスに亡命してきたシーク教徒のインド人だった。(さらにいうと5年ほど前にオンライン英会話スクールのリニューアルの為にインド人のエンジニアを雇ったが・・・・真っ黒な黒歴史なので、ノーコメントを貫きたい・・・・)

 

まさかここにきて、再びがっつりとまたインドに関わることになるとは不思議な縁を感じる。このインドの施術会はただの始まりであり、今後またすぐに行く確率が高い。

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インドはジョードプルの街のように遠くから眺めているだけならば、とても美しい。その中を歩くとなると、本当に大変だとは思う。だが、第一回CS60のインド施術会としては大成功だったので、今後にとても期待している。