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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

スリランカでアユルヴェーダを体験してきました:ヘリタンスアユルヴェーダ

スリランカのアユルヴェーダホテル「Heritance Ayurveda(ヘリタンス・アユルヴェーダ )」に来て、早くも1週間が過ぎ去った。そして、もう明日帰国の途につく。

 

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ヘリテージ アーユルベーダ マハ ゲダラ ホテル (Heritance Ayurveda) -スリランカ-【 2019年最新の料金比較・口コミ・宿泊予約 】- トリップアドバイザー

(ヘリテージとありますが、ヘリタンスです、はい。)

 

着いた当初は特に何もやることがない、こんなところで1週間過ごすなんてとんでもないと思っていたが、時が経つのは早い。

 

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アユルヴェーダとは?

3000年の歴史があり、云々・・・以下、ウィキペディアかなんかでご確認ください。個人的には下記の本がオススメです。(ちなみにインドやスリランカではアユルヴェーダの医師免許は国家資格なので、なんちゃってマッサージとは訳が違います。)

 

 

アユルヴェーダにとって重要なのは下記の要素だ。

 

1. 医師・アユルヴェーダ医学にも基づき処方されるトリートメントと薬。

 

2. 食事(ほぼベジタリアンかつ個人の体質にあった食事。)

 

3. 環境(ホテルのグレード、周辺環境、清潔感など)

 

本来であれば、医師の質が一番重要だと思うが、こちらの要望としては「デトックス」であり「治療」ではない。そういう方々にとって、このヘリタンス・アーユルヴェーダ・マハ・ゲダラは最高の環境を提供してくれる。特に食事に関して最高だった。毎日同じ場所で3食食べているのに、全く飽きなかったし、日本でこのクオリティのビュッフェがあれば毎日でも通いたいぐらいのクオリティの高さだった。

 

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(ヘリタンスはしっかりチキンと魚は提供されるので、積極的に食べていた・・・・ベジタリアンじゃないので。)
 

また何らかの病に冒されて「治療」を希望される方は下記の漫画に掲載されているような、ハードコアなところが望ましいと思う。

 

 (こちらのブログで実際に訪れた方の感想と病院の住所が書いてあります。)

 

アユルヴェーダの施設を色々と調べてみたが、その印象としては南インドケララではけっこうガチな施設が多く、スリランカはどちらかというと観光に特化している印象を受ける。よって、治療は南インドデトックススリランカという住み分けがされているのかもしれない。

 

また旅行者としてもインドよりもスリランカの方が100倍ほど旅行しやすので、海外旅行に不慣れな方はスリランカのアユルヴェーダ施設をオススメする。

 

本来であればネットを遮断して何もしない時間を設けるのが望ましいのだが、ヘリタンスはWIFI環境が思ったよりよく、ブログを更新しまくり、キンドルで本を10冊ほどダウンロードして読んでしまった・・・・全くデジタルデトックスにはなっていない。

 

それでもやはり時間に追われる日本での日常生活に比べてゆとりのある時間を持てた。朝は6時に起きてヨガに行き、朝ごはんを食べて、トリートメントを受けて、ランチをして、午後はゆっくり過ごす。(普段は朝ごはんを食べないが、ここでは食べることしか楽しみがないので、しっかりと食べました。)

 

半年に1回は難しいと思うが、1年に1回程度はアユルヴェーダホテルに来て、こういう時間を過ごすのはとてもいい。普段の生活が早すぎので、こういうところでスローダウンしないと、どこかで体と心が変調をきたすだろう。

 

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旅のヒント

 

1. 配車アプリについて

Uberはマストとして、Pickmeという配車アプリをダウンロードして移動すると便利です。実際にコロンボ市内からヘリタンスまで車で2時間もかかりますが、3000ルピー(2000円弱)でした。Uberだとこれより少し高い。

 

2. チップについて

これがけっこう難しい。とりあえず100ルピー(60円弱)を何かしてもらった時に渡せば十分だと思います。スリランカの一般職での平均月収は日本円で21000円です。それを考えると、日本に比べて単純に紙幣価値は十倍程度と見積もっておけばいいかと。

 

ヘリタンスのようなアユルヴェーダ施設では最後の日にチップを渡すのが一般的らしいですが、1週間程度なら500ルピー程度で十分かと。(男性セラピストはチップくれくれ攻撃がすごかったですが、女性セラピストはそうでもないらしい。よって、個人的にお世話になった人にあげればいいのでは。)

 

3. 治安について

コロンボや他の都市では「スリランカでは今日は祝日で、だから特別に宝石が50%引きで買える。」という文言で声をかけて来る人がけっこういます。実際行ってみると、ただの宝石屋で特にセールをしているわけではありません。

 

またヘリタンス近辺を歩いていると「ハロー、マイフレンド!俺のことを覚えていないか?ホテルで働いているものだよ!」と声をかけてきます。

 

働いてないから、あんた!

 

と気づいたのはかなり後で、しつこくつきまとわれて追い払うのに苦労しました。という感じで、まあ至って平和です。インドのように、強引に「金くれ!」的な攻撃はなく、クリエイティビティを感じるやり方で攻めてくるので、それはそれで面白いです。

 

総評:

アユルヴェーダを初体験する施設としては申し分ないかと思います。ただ医者の診断がかなりいい加減な感じなので、そこは「インドの病院」に行かないとダメかもしれません。(あくまで個人的な感想です。基本健康なので、最初からまともに取り扱ってもらえなかったのもしれません。)

 

またスリランカにもDr.CTスキャンと言われる凄腕の医者がいるらしいですが、彼の施術を受けられるかどうかはホテルに確認が必要です。

 

アユルヴェーダを1週間受けたぐらいで具体的に何か変わるとは最初から期待していなかったし、たかが1週間でアユルヴェーダの真髄が分かったとは思わない。3000年もの歴史がある医学だし、さらに各自が研鑽と修練を積んで、各地ごとに様々な発展を遂げている。

 

だから究極的には自分にあった医者を見つけて、そこからアユルヴェーダのなんたるかを学んでいくのがベストなのだろう。ただリゾートで漠然と時を過ごすよりは、体のデトックスを兼ねて、スリランカまで足を運んで心身ともにリフレッシュするのは最高だと思うので、ぜひ機会あれば足を運んでください。

 

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