Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

無意識の世界と外国語学習について

最近はエリクソンの著書をたくさん読み、すっかり無意識の世界にハマってしまった。

 

だが、よくよく考えてみれば、外国語習得にも無意識は非常に深く関連している。なぜならば、「成功した外国語学習者とは、無意識でターゲットとしている外国語を話せる学習者」と言えるからである。

 

よく寝言を外国語で話したら1人前という話があるが、それもあながち嘘ではない。

 

文法や語彙を意識せずにスラスラと外国語を話せるようになるのが、外国語学習者の目標だ。

 

だからといってスピードラーニングのようにただ聞き流すだけで外国語を習得できるかというと、そうではない。意識的に学習し、その習熟度が上がるにつれて、無意識でそれを行うことができる。これはスポーツや踊り、音楽でも同じだ。

 

最近、中国語の先生から「1週間に1回しか勉強していない割には、中国語が上達している。」と微妙な褒め方をされた。確かに返す言葉ももない。

 

いつも中国語のレッスンが終わると、テンションが上がり、今週こそはもっと勉強するぞとやる気に満ち溢れるのだが、いつもあっという間に1週間が過ぎ、レッスン当日の1時間前に慌てて宿題をこなす・・・・そんな生活がかれこれ2年以上続いている。

 

それじゃあ、上達しないよなと我ながら深く反省している。

 

趣味としてはそれはいいのだろうけど、やはり無意識のうちに中国語が話せるようにはなりたいと思っている。コロナで時間があるときにもっとやれば良かったのだろうけど、後の祭りだ。

 

物事に習熟するということは、無意識でそれらを行うことができるようになるということだ。赤ん坊がハイハイから立って歩くようになることから始まり、勉強、自転車、自動車、踊り、外国語あらゆることにそれが言える。

 

仕事だって、意識がぶっ飛ぶくらい集中してやれば、すごい成果が出るだろう。あとは自分にとってそれぐらい集中してできるものを見つけるだけだと思う。

 

ある意味、それはフローに入るということだろう。これが目指してできるものなのか疑問だが、それを体系化しているのが、エリクソン心理療法なのかもしれない。外国語学習と心理学が関連性あると思って見なかったが、意外と親和性は高い。

 

なんでも好きで続けてできるものがあるだけでも幸せなのだろう。外国語学習、タンゴ、CS60の施術と自分にはいくつかそういうものがあるだけ運がいいのかもしれない。

 

でも、もっと中国語はがんばります・・・・