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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

台中の素晴らしい観光地、日月潭について

台中の観光地である日月潭に来て思ったことは、まずは観光地としてのその完成度の高さだ。着いた当日は夕方だったのでそれほど歩きは回ることはできなかった。

しかし、翌日は電動バイクを借りて、サイクリングロードを通って向山ビジターセンターまで走らせた。途中には風光明媚な箇所が何箇所があり、写真を撮った。

向山ビジターセンター自体もとてもフォトジェニックな建物で、それ自体だけでも観に行くだけの価値はある。

それから、遊覧船に乗って、対岸の伊達邵(イーダーサオ族)という少数部族が集まる街に行った。

天気も良く、船からの風がとても気持ちよかった。

 

鹿と猪の肉を満喫して、さらに三蔵法師を祀っているとされる玄光寺にも寄ってみた。

 

お寺に着くと、人々が盆踊りのような踊りを繰り広げており、なかなかシュールな光景だった。

階段を登って、対岸の景色を撮影してみた。それほど急な階段でもないので、楽に登れた。だが30度近くの暑さの中、毛皮のコートを着た東南アジアの女性がいて、これまたシュールだった。

すっかり日月潭を満喫して、バスに乗って台中へと戻り、旅の最終目的地である台南へと向かう新幹線に乗った。

 

総じて言えるのは、台湾旅行のストレスの少なさだ。どこにも向かうにもきちんと交通網は整備され、簡単にUberを呼べる。最悪、タクシーに乗っても、ぼったくられる心配もない。

 

日本人が安心安全の旅をしたければ、台湾一択かもしれない。ただ、冒険をしたいような若者は、中南米やアフリカとかの方が刺激的だろう。

 

おっさんおばさんの年齢になると、歩くよりもUber、安宿よりも五つ星ホテル、旅先での新しい出会いよりも安全を選ぶだろう。(自分の場合、今回は旅の前半でタンゴを通じて新しい出会いがたくさんあったので、後半はただの観光に徹した。)

 

旅を始めた10代の頃はひたすらお金もなく言葉も通じないので、不安しかなかった。しかし、年を経るにつれて旅の形も変わってきた。それに何よりもテクノロジーの進化の方が、それに拍車をかけた。

 

異国の地でもはやストレスを感じること自体が難しい。それが経験の為せる技なのかもしれないし、テクノロジーがもたらした結果なのかもしれない。

 

それでもやはり海外に来て、その土地を感じ、異国の言葉を話して、現地の人々の空気を感じるのはとても楽しい。コロナも明けたので、今年から来年にかけては思う存分に旅に出ようと心に誓った次第だ。