Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

香港、タンゴ、友人について

ミンさんと知り合ったのは昨年の11月の台北タンゴマラソンに行った時だ。それから、FBを交換して色々とやり取りをするようになった。彼女と初めて踊った時の感想は「こいつ、只者じゃないな!」というものだった。

 

実際会って話を聞くと、子供の頃からバレエを習っていて、プロのバレエダンサーを目指していたらしい。バレエの練習のしすぎで体を壊すことが多かったので、まずはピラティス、次にジャイロトニックを始めて、今はジャイロトニックの先生をしているとのことだった。

 

やはり小さい頃から体幹を鍛えている人は違う。

女性は10センチぐらいの高さのハイヒールを履いて踊るタンゴは、体幹がとても重要だ。相当鍛えてないと、男性にしがみつくような踊りになってしまう。

(世界中のミロンガで踊っているけど、大半がそういう人たちで占められている。)

 

ただ体幹があっても、タンゴにその体幹の強さをどう活かすかはまた別問題であることは事実だ。しかし、体幹があるに越したことはない。

 

ミンさんにはラマ島という島に連れて行ってもらったり、香港飲茶のお店に連れて行ってもらったり、香港観光ガイドとして完璧なアテンドぶりだった。

お互いタンゴという共通の趣味があるので話も弾み、また彼女は年末にブエノスアイレスに行くというので、色々とためになりそうな情報を教えた。

(グランミロンガの前には、ミンさんとその友人たちとでご飯を食べに行った。もはや女子会か・・・・)

 

グランミロンガだけではなく、香港ローカルのミロンガにも毎晩行き、香港のタンゴコミュニティの仲間たちを紹介してくれた。香港では一晩にひとつぐらいしかミロンガがないので、コミュニティの密度は濃い。東京のようにいくつもミロンガあっても、どのミロンガも空いているという状況よりは健康的だと言える。

 

ミンさんは香港に10年住んでいるが、今はノマドライフを満喫しており、今回の香港滞在は数ヶ月で、この後北米に行き、次に南米に行く予定とのことだ。

 

自分自身、10年前までは似たような生活をしていたので、とても親近感を覚える。ただ今は月1回程度の頻度でアジア各国を旅して、タンゴを満喫しながら、ふらふらと旅歩く生活が性に合っている。(今年も香港の次は上海、それからまた台北と行く予定だ。)

 

お互いタンゴ仲間を世界中で作りながら世界を旅歩き、「次に会うとしたら、来年のブエノスアイレスかな。」などと約束とも言えないような約束を交わしながら、香港を後にした。

久しぶりの香港は、かってないほど整然としていて、もはや完全な先進諸国と言える。1997年に香港が中国に返還されたときはどうなることやらと思ったが、ただの杞憂に終わったようだ。

 

気軽に楽しめる外国として、これからもちょくちょく行ってみようと思った次第だ。