Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

野口晴哉の「整体入門」について

野口晴哉氏の「整体入門」を読んだ。野口氏が推奨する活元運動の好転反応として、下記症状が記されている。

 

 弛緩反応:第一段階は、眠くなったり、だるくなったりする弛緩反応。体がゆるんで、妙に疲れたよ うな感じだが心地よいなど。

過敏反応:熱が出たり、下痢をしたり、体中が汗ばんだり、痛みが起こったりする過敏 反応。体の皮膚の下を水が流れるような感じを伴う。急性病にも似る過激な変化が起こることもある。

排泄反応:体の老廃物や毒素が体外に排泄される排泄反応。汗、尿、皮膚病等さ まざまな形で排泄される。排泄が行なわれるたびに体は快くなるとのこと。

 

上記の症状はCS60を受けたときに出る症状ととても似ている。いきなり排泄反応を示す人もいるし、過敏反応を示す人もいるが、大体は弛緩反応から徐々に変化を感じて、やがて良くなる方々が多い。

 

 (活元運動のやり方は上記に詳しい。)

かの有名な野口整体を打ち立てた方が提唱する方法なので、間違いなさそうだし、反応の出方も納得のいくものだ。(ちなみに西式健康法の背腹運動でも同様の動きが取り入れられているのは興味深い。)

 

vitup.jp

やはり「良い気」を出すには、ズレがなく背骨がしっかりとまっすぐとなっている必要があるのだろう。武道でも姿勢は強調されるし、今自分がハマっているタンゴでもそうだ。猫背のダンサーなんて誰も見たくはない。

 

ただ、それはどの職業にも言えるのかもしれない。

猫背でヨボヨボとこられても、あまり信用は置けないからだ。

 

というようなことを踏まえて、来る2020年9月27日午後5時から巨匠 武蔵小山店でCS60の研修会を開催しますので、ご興味ある方はこちらからお申し込みよろしくお願いします。(あと若干名の募集になります。)

 

これから目指す施術とは?:ヒプノセラピーありの施術となしのCS60施術

昨日は朝9時から多忙を極めるビジネスマン、ティーンエージャーのアスペルガーの男性、時々お越しいただく腰痛持ちの女性、20代の競艇選手、極度の40肩と自己免疫疾患の女性、武蔵小山に移動して某有名タレントの男性、それから大田区に出張で施術しに行って、合計9名の方々の施術を行った。

 

どなたもそれぞれ症状が違うし、複数回お越しいただいている方だったら、それなりに予見できるが、初めての方も複数名いらっしゃり、色々と対応に気を付けて施術を行った。CS60の施術を始めた直後は、「とにかく治す!」ということを目標にしてきたが、最近は違う。

 

やはりまずはお越しいただくお客様との信頼関係を構築するのが一番重要だ。それがないとCS60自体、十分な威力を発揮できない。ある程度の信頼関係を築きながら施術を行うと、CS60もその期待に応えてくれる。

 

こちらがどんなに気持ちを込めて施術をしても、それが一方的だと結局のところ結果は出ない。

 

 

上記の本の冒頭にも有名な治療家であるアンドルー・ワイル博士の言葉が掲載されている。

 

1番目は患者がその治療法の効果を信じていること。


2番目は治療家がその治療法の効果を信じていること。


3番目は患者と治療家が互いに信じあっていること。

 

信じるものは救われるではないが、癒しがもたらされるということはある程度の信仰心が必要なのかもしれない。もちろん、信じただけで効くことはないだろうし、信じなくても効く場合もあるに違いない。

それを検証するために、高城剛氏が西村先生を連れて世界中を旅してCS60の施術を行った。そのインド編に参加させていただいたが、上記動画の膝痛のインド人のおじいちゃんと自分との間に信頼関係はあったのかどうかは疑問だ。 

 

でも少なくてもインド人のおじいちゃんは「治る!」と信じて施術を受けに来たし、自分に至ってはビフォー・アフターを撮るためにわざわざカメラマンの女性にあらかじめ声をかけて施術をした。(治す気満々だったということです・・・・)

 

時間と信頼関係はある程度は比例するが、時間をかけて構築した関係も一瞬で壊れることもままある。 

 

結果を残すことには今後もコミットしたいが、やはり信頼関係をいかに築いていくかということによりフォーカスしたい。

 

 (服部様とは結構長い付き合いですので、施術中の動画も撮影させていただきことができました。ありがとうございます。またヒプノセラピーありとなしの違いにも驚愕するので、ぜひご視聴ください。)

腰痛放浪記:椅子が怖い:夏樹静子

 一言で言うと、潜在意識すげえ

 

 3年間も原因不明の死をも覚悟した腰痛に悩まされた作者が、文字通り「指一本触れられず心療内科で治療を受けて完治するノンフィクションだ。

 

有名な作家だけに、その腰痛の描写は本当に凄まじく、それがまさか心因性とはにわかに信じられない話だ。作者自身も「心因性」との診断は当初は一笑に付していたが、3年間死ぬ思いをして、あらゆるゴッドハンドの施術を受けても効果がなかったので、最後の希望を命の恩人となる平木先生に託したのだった。

 

自分の潜在意識を敵に回すと、とんでもないことになるのがよくわかる話だ。

 

keepmyword.hatenablog.com

 

エリクソンのように患者さんの潜在意識を味方に付けて、数々の奇跡を起こすこともできるし、夏樹静子さんのように敵に回して、地獄の苦しみを3年間味わうこともできる。

 

あらゆる全ての病気はもしかしたら、心因性と言えるかもしれない・・・・言えないか。しかし、「病は気から。」というように毎日ポジティブに生きて、夏樹さんのように過度のストレス、さらに仕事をし過ぎなければ大丈夫だろう。

 

自分自身、ぎっくり腰を3回やったことがあるので、ものすごい腰の痛みというのはよく理解できる。しかし、それが潜在意識で引き起こすことができるとは、本当にすさまじい。あれだけの痛みを引き起こすことができるのであれば、確かにエリクソンのように全身麻痺の人をものの五分で立たせて歩かせることも可能かもしれない。

 

 

人間は自分たちが思っている以上に巨大な力を手にしているのかもしれない。あとはそれをいかに使いこなすかだろう。

 

 

7月を振り返って:原田先生の中長期レポート

もう明日から8月になる。

先月も時間が経つあまりの早さにびっくりしたが、今月はさらにその感が強まった気がする。気のせいだろうか?

 

先月、このままではまずいと思い、もっと色々と知らなければとちょっとした強迫観念に駆られて、二つのオンラインサロンに入ってみた。

 

lounge.dmm.com

 

salon.jp

 

どちらのサロンも今更感が強いほど超有名なサロンだが、実際に入ったことはなかったので、とりあえず覗いてみようと思って入った。

 

西野さんのサロンは毎日、「おお!」「確かに!」「すげえ!」と感心できる投稿が多々あり、とても勉強になる。かたや、ホリエモンのサロンは自ら積極的に分科会や支部会、あるいはホリエモン参加のパーティーやフェスに参加しないと面白味が味わえない。

 

こちらはすでにCS60の施術を通して日々新しい出会いがあり、さらに毎日ほかの仕事やタンゴで忙しい。よって、わざわざ見ず知らずの人たちの集まる会合に行く気持ちがどうしても湧かず、けっきょく今日退会した。

 

そこでふと、以前購読していた吉本ばななさんのnoteを思い出して、ポチった。

(なぜ継続していないかというと、クレジットカードの更新を怠り自動退会になったのだ。)

 

note.com

 

作家のリアルな生活が垣間見え、さらに深く考えさせられる文章も多い。これといって癒される文章でもないのに、なぜか最終的には癒されたりする不思議な内容だ。

 

ご主人もCS60の施術を行っているし、どこかしら親近感も湧いてくる。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに住んでいる頃に、彼女の「不倫と南米」を読んで、作家の想像力とはかくもすごいものかと感動したことがある。

 

ただ取材旅行で訪れた土地なのに、しっかりと現地の質感だったり、空気感が表現されていてびっくりした。

 

ホリエモンからばななさんにいわば鞍替えしたわけだが、どことなく自分的にはしっくりくる。

 

もう、なんか疲れちゃうよね、ああいう感じは。おっさんだからかもしれないけど。でも、きっとあのサロンで一番楽しい思いをしているのはホリエモンなんだろうなーとはおもう。

 

おっさんとは、観賞したり愛でることに喜びや楽しみを感じる年頃なのだろう。

 

で、この文脈とはなんの関係もないが、いつも会員様にCS60目黒をご紹介いただき、大変お世話になっている原田武夫先生の中長期レポートを初めて購入した。

 

haradatakeo.com

 

今まではずっと原田先生のFBや無料のYoutubeを見ているだけだったので今後の世界の全貌はよく理解していなかった。しかし、このレポートを読んで、これから起こり得ることが理解できた。

 

今月はぶっちぎりでこのレポートが一番衝撃的な内容だった。5万円とちとお高いが、それだけの価値はある内容ですので、ぜひご購読ください。

(1年ほど前にCS60目黒を原田先生のYoutubeチャンネルで紹介していただきました。本当にありがとうございます。)

 

 8月はどんな月になるのか、今から楽しみだ。

82歳の女性の体験談:CS60

82歳になるお母様が娘さんに連れられ昨日、目黒にお越しになった。娘さんがお書きになった症状は下記だ。

 

症状: 82歳、女性です。身体全体の不調感、ストレスを取りたいことと、腰、股関節にある痛みをなくしたい。

10年程前の日舞のお稽古での疲労が大きなダメージで、右側の背中が盛り上がるように円背、腰痛、その影響か右股関節に痛み有り。

花粉症、胆石あり。 40年に足首を捻挫し、長年正座が苦手と言っている。25年くらい前に鬱になり安定剤を服薬チックも出る。同時に歯の噛み合わせが悪くなった気がすると、いくつか歯科を受診、その頃からよくガムを噛んでいることが多い。 杖などなく、自転車にも乗っている。

 

またお母様は補聴器をつけても大きな声を出さないと会話は困難なので、まずは耳から施術を始めた。

するとうまい具合に痛みを引き出せたので、両耳とも施術をし、それから全身を施術をした。気をつけたことは、背中が随分と強張っていたので、そこを重点的に施術をした。

 

目に軽く当ててもひどい痛みが出るようだったが、それでも抜けると後々楽になるので施術をした。

 

娘さんの方は右腕の腱鞘炎が一番気になるということだったので、お母様が着替えをしている間に素早く施術をし、終わらせた。あとはヒプノセラピーでリラックスしていただき、CS60を全身にかけて終了した。

 

面白かったことがひとつある。

お母様ご自身はあんなに痛かったのに、娘さんは全く痛がらず、それどころか眠っているかのようだった。そこでお母様がにじり寄り「私はあんなに痛かったのに、あなたは全く痛くなく寝ているのね!」とおっしゃったことだ。

 

そして、今日、娘さんからお礼のメールが届いた。

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松岡先生

昨日はありがとうございました。おはようございます、
施術後、母とお茶をしたのですが、とても楽しそうにお喋りをしていました。耳の感度が上がった様子でした。
 
そして、左の眼球の上に器具がのった時はとてもとても痛かったんだけど、凄く綺麗な星みたいなのが見えて不思議だったと話し、それに比べ右は痛いだけで何も見えないので、なにかよくないのかしらと心配したんだそうです。笑笑 
 
痛みの中でも、しっかり身体を感じながら受けていた様子です。そして、もうあの痛みは忘れちゃったわ!とまで言っていました。
 
気が整い、身体もすっきりと爽快な感覚を思い出した様子でした。
ありがとうございました。
 
私はアザが出ていますが、右腕、掌、指ともに良い感じですし、とてもエネルギーが整っています。催眠セッション、良かったです!!!
 
ありがとうございました。
良き一日でありますように^_^

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最近、よく左目にCS60を当てると、宇宙が見える、星が見える、銀河が見えるなどなど言われることがとても増えた。自分自身、そんなものは見たことがないので、全く共感できないのだけど、とても綺麗とおっしゃる方も多いので、それはそれでいいことなのだろう。

 

とにかくご満足いただけて何よりだ。

 

CS60のご予約はこちらから

 

リラックスCS60のご予約はこちら

 

CS60目黒 in 長野!

7月8日、9日は長野の安曇野にお住まいのお客様にお呼ばれして、高速バスに乗って長野まで行ってきました。2日間で合計19件の施術をこなし、多くの方に新しくCS60を知っていただきました。

 

インドの施術会の時もそうでしたが、短期間で多くの施術をこなすと、多くの学びがあります。今回は30分おきに1日10人近くの方々を施術したことにより、新しい施術方法も思いつき、とても有意義な施術会でした。ありがとうございました。

 

とまあ、こんな感じでいつでも全国からお呼びがかかれば出向きますので、引き続きよろしくお願いします。

 

長野に着いたら、主催者の方がとても美味しいお蕎麦屋さんに連れて行ってくれました。木鶏というお店でした。超オススメ!

 

 

 

リラックスCS60の開発秘話。

1. リラックスCS60が生まれた経緯

直接のきっかけは、今年の1月に第二回のインド施術会で西村先生と話したことだ。がんのお客さんを施術するときに、あまりの痛みでそのお客さんが耐えられそうにないので、病院に行って麻酔注射をしてもらってから、その方の施術をしたとおっしゃっていた。

 

いやー、痛みがでないから、ススッと施術が出来てよかったよ!」と満面の笑みでおっしゃっていた・・・・痛み、必要ないのかよ!と思ったが、逆に可能性を感じた。

 

施術初期は、誰でも痛みが出る箇所を狙って施術をする。むしろ、どこをどうやったら痛みが出て、それによっていかに症状が改善するかに集中する。自分もそうだったし、他の施術者もそうだろう。

 

よく誤解をされている方が多いが、CS60を擦る強さなどは、痛みを引き出す上では重要ではない。正しく扱えば、置くだけで痛みは出るし、実際何人もそのような方達を施術してきた。

 

2. 麻酔以外での痛みを緩和する方法としてのヒプノセラピー

お越しいただくお客様に毎回病院に行って麻酔注射を打ってもらうわけにはいかないので、それ以外で痛みを緩和する方法として催眠、いわゆるヒプノセラピーに目をつけた。

数冊本を読んで、半信半疑ながらヒプノセラピーをしてからCS60の施術をしてみたら、ほぼ100%の人たちに効果があった。自分でもびっくりした。

始めてから数ヶ月の間は、ただ催眠誘導を行い、暗示をかけ、施術を行うというものだった。またヒプノセラピーのマンツーマンコースにも通い、さらに腕を磨いた。

 

その段階だと、痛みは和らぐが、「気持ちがいい!」「パラダイス!」という領域にはまだまだ遠かった。

 

3. エリクソン流の催眠療法

自分自身のヒプノセラピーのさらなる発展のために情報収集すると、ミルトン・エリクソン心理療法に興味を持った。彼の哲学は、「人は元来、自分自身を癒す力を備えているので、彼らを信頼して、その癒しの手助けを手伝えばいい。」というものだ。日頃、西村先生がおっしゃっていることと相違ない。

 

西村先生はシンプルに「細胞の力はすごい!」と。(いつも思うけど、説明が雑!)

 

ヒプノセラピー、あるいは催眠と聞くと、なんだか小手先のテクニックで人を騙して、自分たちのいいように扱うというイメージが強い。しかし、エリクソンが提唱しているのは、そんなものではない。彼の深遠な哲学、思想に心打たれた。

 

サロンに来る人たちの癒しの力を信じて、それをヒプノセラピーでうまく引き出し、CS60をかけることによって、実際に癒していく。そのプロセスにおいて出てしまう痛みもヒプノセラピーによって取り除かれ、とてもリラックスした状態で施術を受けられる。

 

ある意味、理想的な施術と言える。

 

西村先生が代官山で行った講演で、「松岡さんの施術は日本一痛いから。日本一痛いということは世界一だよ!」と揶揄されたのが、嘘のようである。(確かに自分でも置くだけで痛いと言われて、どうしたものかと悩んでもいた。)

 

4. 人間が持つ偉大な癒しの力

 

エリクソンの「アンコモンセラピー」という本の最後のエピソードが象徴的だ。

 

とあるプロイセン系のドイツ人が脳卒中で倒れ、一命は取り留めたものの、そのあと全身麻痺で口も聞けず、車椅子生活になった。倒れてから1年間、誇り高きプロイセン民族出身の彼は妻や周りの方々からの献身的な看病を受けた。

 

ただ、それが彼のプライドを著しく傷つけ、その1年間で彼は多くの自分自身への怒りという感情をため込んだ。

 

エリクソンのところに診察に来た時、エリクソンはそれを見抜き、彼にこう言った。「お前は本当にくその役にも立たないナチ野郎だな!」と。続けてあらゆる罵詈雑言を吐き、それでもお前は明日ここに戻ってこないとだめだ。そして、「来るか?」と彼に聞いた。

 

そしたら、その誇り高きプロイセン系のドイツ人である彼は、口がきけないはずなのに、「いやだ!」と言って怒りのあまり車椅子から立ち上がって診察室から出て行ってしまった。

 

1年前の脳卒中で全身麻痺となり、口がきけないはずの人間がだ。

 

他にも多くの信じられない事例が記録されている。そのどれもが人間の持つ偉大な癒しの力の証明になるだろう。

 

エリクソンの真髄はその魔法のような催眠の技術にあるわけではなく、このようにあくまでその人の人柄を見抜き、適切なやり方で治療を行う。催眠を使う場合もあるし、使わない場合もある。メソッドは重要ではない。

 

あくまで個人に寄り添った治療方法だ。

 

5. リラックスCS60のこれから

今では、多くのかたに「施術が気持ちいい!」と言われ始めている。阿鼻叫喚の地獄絵図だった目黒のサロンが嘘のように静かになった。果たして、これが正しいやり方はどうかはわからないし、従来の方法での施術も当然行っている。

 

それこそ、その人に合ったやり方であればいい。もしかしたら、言葉ひとつでその人は癒されてしまうかもしれないし、常にお客様に寄り添う姿勢はとても重要だ。

 

ただ、今後はこのやり方をより強固なものしていき、さらに他に違う方法があるならば、それも追求していくつもりだ。

 

日本一痛いCS60の施術者であり、日本一気持ちのいい施術者でもある。

まずはそれを目指していこうと思っている。(日本一痛いのはすでに達成していますが・・・・)