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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

これからのCS60とリラックスCS60について

最近、ヒプノセラピーを使った「リラックスCS60」のお客様が全体の7、8割を占めるようになってきた。同じような効果を得るために痛い思いを誰もしたくはないし、さらにヒプノセラピーの腕も上がって、「気持ちがいい」というお客様も随分と増えた。

 

思えば西村先生が、「松岡さんの施術は日本一痛い、日本一痛いということは世界一だから。」と言われた頃に比べると雲泥の差だ。

 

地獄の責め苦を受けている時のような阿鼻叫喚から、癒し系の音楽が聞こえてくるとても静かなサロンに生まれ変わった。

 

特に最近はご自身の親を連れて来てくださる親孝行のお客様が増えた。70、80代の人生の先輩方に痛い思いをさせるのは忍びないので、本当にヒプノセラピーを習得して良かったと思っている。

 

またエリクソンの深い洞察に満ちた哲学的な催眠療法に触れて、自分自身の考え方も随分変わった。

 

最近の大きな変化は、「リラックスCS60・ネイティブ」な方々が増えて、CS60が実際はとても痛い施術だと想像もできない方々が増えて来ていることだ。

 

以前は、「CS60の施術の予約をするときにはとても勇気がいる。」「効果を実感できるから来るけど、本当はきたくない。」というとてもネガティブな感じだった。しかし、最近は「CS60目黒に来るのが楽しみ!」「次の施術の日が待ち遠しい」というとてもポジティブなものに変わった。

 

人はリラックスしているときに一番高いパフォーマンスを発揮する。

CS60の施術の前に催眠でとてもリラックスしてもらうことにより、CS60の施術も劇的に早く終わるようになった。痛みで筋肉が萎縮しているときに施術をするより、弛緩しているときに施術をする方が遥かに効果が出やすいのは自明の理だ。

 

催眠、ヒプノセラピーというとどうしてもネガティブなイメージが強いが実際は、紀元前のエジプトでも行われていた古い歴史のある治療法だ。

 

唯一の問題はとても難易度が高い施術方法だということだ。催眠自体は色々なテクニックが研究されているので、ある程度習熟すれば、多くの方々が実行できるとは思う。

 

しかし、CS60の施術で痛みというシグナルがなくなった状態でピンポイントで施術をするのは至難の技だ。自分自身でかなり試行錯誤を行って、今の感覚が身に付いて来たが、それでもまだまだ改善の余地はある。

 

それをうまく体系化して、多くの施術者と共有できれば、CS60の裾野も広がっていくだろう。(そういう思いもあって、最近よく研修会を開催している。)

 

ぶっちゃけ自分一人だけのことを考えたら、そんなことをする必要性は全くないが、やはりみんなを巻き込んでいかないと、CS60自体広がっていかないだろう。

 

去年の今頃、まさか自分自身が催眠術師となっている未来は全く想像できなかった。来年の今頃、どんなことになっているのが今から楽しみで仕方がない。