Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

CS60の開発者である西村先生とミルトン・エリクソンについて

以前、ブログで取り上げた方ですが、すでに3回サロンにお越しいただき、その後報告を色々といただきました。

 

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消えた肉はそのままだそうです。ちなみに指もどんどん細くなり、指輪がスカスカとなったのを実際に見せていただきました。また50年来の喘息も治ったとのことです。ただ、まだ耳の方は聞こえないので、今度は耳を重点的に施術をしました。

 

当然ヒプノセラピーを用いた施術でしたので、痛みはないどころか、「気持ちよかった!」と施術後おっしゃっていただきました。

 

今日、喘息で始めたサロンにお越しいただいた方も、施術後、「エストが細くなりました。」と言われて、こっちがびっくりしました。その方は細身の男性ですので、それでもウエストが細くなるとは、正直にわかには信じられません・・・・これをどうにか再現性のあるものにできれば、CS60の未来も明るいかと思っています。

 

ヒプノセラピーの方は、痛みが軽減→痛みが全くない→むしろ気持ちがいい、と順調に進化してきました。しかし、施術後にまだ症状が残っている場合、調整して仕上げるのですが、それがまだ激痛という問題点があります。これをなくすためには、催眠が解けても暗示は解けないという後催眠をかける必要がありますが、それがいまいちまだうまくいかないので、目下研究中です。

 

私見ですが、おそらくより深い催眠に入ると、後催眠も入るのでは思っています。

 

って、いつのまにか自分は催眠術師になったのだろうか?CS60だけでも怪しいので、催眠って・・・・ヤバすぎるだろ。

 

 

 

そして、またエリクソンの本を購入した。

 

エリクソンはCS60の開発者である西村先生と同じで、自身の施術のマニュアル化を拒み、事例紹介だけをひたすら行った。ひとしきり彼は症例を紹介したあと決まってこう言う、「いったい私は何をしたのでしょう?」と。

 

この本はまだ読みかけなので、その答えは分からない。でも、おそらく読み終わっても分からないままだろう。

 

「癒し」は漠然と施術するだけでは、決して訪れないものだ。

エリクソンは確信犯的に「ことば」を投げかけ、対象となる患者自身の「癒しのスイッチ」を押した。あらゆる癒しは、患者自身の自己治癒能力によるものだ。いかにそれを発動するかで、結果は変わってくる。

 

CS60の癒しのスイッチは、「痛み」だ。

基本的に痛ければ痛いほど効果は高い。だが、それだと施術を受ける人を選んでしまう。だから、ヒプノセラピーでそのスイッチを痛みではなく、「気持ちがいい」に変換して「痛み」なしで癒しのスイッチを入れる。

 

人は誰でも痛い思いはしたくない。だから、仮にCS60が爆発的に広まるのであれば、この方法が一番すんなりと受け入れられるのではないかと思っている。

 

エリクソンの施術は一期一会だ。100人の患者がいたら、100通りの「ことば」を投げかける。彼らの弟子たちは、それらの共通項を見出し、施術方法のマニュアル化を図ったが、それはきっとエリクソンの本意には沿わないだろう。

 

なぜなら、100人いたら、100通りの違う施術方法があるからだ。

 

CS60の施術も同じだ。

 

決まり切った施術方法はない。100人いたら、100通りの施術方法で、その都度変えていけばいい。それがおそらく西村先生の本意なのだろう。

 

とは言いつつも、CS60の可能性を引き出すためにその法則性を日夜研究して、それを皆様方に共有できればと願っています。