Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

2010-01-01から1年間の記事一覧

ワンズワードオンラインの方向性

先月末に開かれたワンズワードオンラインの第一回オフ会で一番驚いたのは、弊社サービスと他社サービスを併用している方々が非常に多いことだ。 ほとんどの格安オンライン英会話は1ヶ月5000円で毎日25分受講可能というものだ。これだと1レッスンが1…

知っていることと実際に体験することの違い

日本に招待したJOY先生が無事帰国の途についた。 滞在期間中は毎日のスケジュールがぎっしりで、さすがに最終日は疲れた様子が伺えたが、それでも充実した毎日を過ごせて嬉しそうだった。 勉強熱心の彼女は日本人に英語を教えることになってから、その文化や…

フィリピンの未来に寄せて

昨日ブログで書いた僕の最後の砦、最後の希望の星だったAngie先生は見事合格し、自分で求人広告を出して採用した初めてのフィリピン人の先生となった。ネイティブスピーカーからの応募は少ないので、フィリピン人だけに限れば彼女は倍率100倍以上の難関を…

私、面接官辞めてもいいですか?

ここ二週間で集中的に求人を行い、フィリピン側では下記のような結果となった。 応募者数:80名 書類選考通過者:5名 一次面接通過者(三姉妹):1名 最終面接通過者(自分が担当):1名 結果はフィリピン人女性1名採用となり、現在研修を行っている。 そし…

言葉のいらないコミュケーション:4歳児による日本語発音講座

JOY先生とうちの家族でジブリ美術館、そのあと二子玉川の大志満という日本料理屋で懐石料理を堪能した。ただこの日の主役はなんといっても、4歳になる姪だった。 (ワンズワードでは鬼軍曹と言われているJOY先生も4歳児にかかれば「日本語も話せないちょっ…

アナログなものをデジタルで提供することについて:第一回オフ会について

関東地方に台風が直撃するという10月末にしてはありえない天気のなか、35名の会員様が集まってくださった。本当にありがたい話だ。 JOY先生ともよく「1年前はウェブサイトもなにもなかったのにね」というようなことを言い合う。それが今では会員様15…

目的を明確化し、それに対して最大限の努力をすること。

また新しく求人広告を出したので、ひっきりなしに履歴書を添えたメールが送られてくる。 本当に面白いなと思うのは、それに沿えられる英語の文章だ。 まず履歴書を送る際の目的は「面接までにたどり着く」ということだ。 書類選考の段階で落とされたくなかっ…

正直者は馬鹿を見るのか、否か。

今週は、三日間で合計30名ばかりの先生候補者を対象にSKYPE面接をした。 結果は5名の合格者だが、フィリピン側スタッフによりさらにふるいにかけるので、残るのは3名程度だと思っている。 正直、応募者すべてのメールを読むのも面倒くさいので最初から相当な…

否定されるの巻:SKYPE面接編

今日も月曜日引き続き、一気に10人をSKYPEで面接した。 結果、1名のみ合格としてフィリピン側スタッフに面接をお願いした。 月曜日に3人合格を出したが、そのうち1名はフィリピン側スタッフのダメ出しを食らい、結果不採用となった。ちっ、立場が逆転し…

私、面接官になりました。

今までは先生募集と一時面接はフィリピン側スタッフの担当だったが、今後は自分が担当することになった。理由は色々とあるが、結果的にはそのほうが物事が早く進むと思ったからだ。 今までフィリピン側スタッフが一生懸命探した先生たちを情け容赦なく最終面…

グーグルの功罪:行動する勇気を奪う惰性

多方面から日本を飛び立って、海外に留学する若者たちが減少傾向であると耳にする。 その是非はともかく、ある意味致し方がない部分もある。 日本は先進国に追いつけ追い越せとやみくもに突き進んできたが、電化製品や車などの工業製品だけではなく、漫画や…

ワンズワード・英語学習フォーラムについて

全米外国語教育協会が策定した5Cという外国語学習の基準がある。 それは下記の通りだ。 1 Communication,コミュニケーション 2 Cultures , 文化 3 Connections, コネクション、関連づけ 4 Comparisons 比較 5 Communities, コミュニティ コミュケーションに…

ケビン・ベーコンの法則:優秀な先生を求めて三千里

時々、使用テキストについて問い合わせメールをいただく。 弊社ではCEFRレベルに対応しているface2faceを使用しているが、じつはそれほど使用率は高くない。 ウェブの世界には無尽蔵に英語の無料コンテンツが溢れている。 そのようなものに比べると、やはり…

「楽をして稼ぐ」ということ:先生という職業について

本当に世の中そんなことばかり考えている人が多い。 そして、うちにも大勢そのようなモチベーションで先生として働きたいと面接を受けに来る。 もちろん、その大半は書類選考と一次選考で落とす。 (だいたい職歴がスーパーマーケットやレストランのウェイト…

流通科学大学様でのオンライン英会話グループレッスンとシンポジウム

10月12日より神戸にある流通科学大学様で、SKYPEでフィリピンと結び、オンラインでのグループ英会話レッスンを行っている。 週4回4名の先生で行い、合計45名の生徒様に対してグループレッスンを提供している。 マンツーマンレッスンのように密度の高いレッ…

過去を振り返るということ。

ひょんなことから英訳をすることになった。 日常的に英語の文章は書いてはいるが、どれも簡単なものなので、本格的に長い英語の文章を書くのは久しぶりな気がする。 思い返してみると、当時ワコムで働いて友人に写真と英文エッセイを依頼されて以来かもしれ…

会社のあり方とザ・スミス プロジェクト

何を隠そう僕はザ・スミスの大ファンだった。 特にモリッシーの詩にすっかりやられていた。高校生の頃は中毒者のように毎日聴いていた。そして、世の中にはそのような日々を送っていた人が数多くいるようで、それが高じてジャニスさんはスミスの曲を全曲カバ…

楽をすることの定義:持てる力を最大限に活用するために

「人生、楽をして生きていきたい」というと、人は怪訝な顔をする。 なんて不遜な考えを抱いているのだろうと思う人もいるだろう。 たぶん「楽をする」という定義を勘違いしている人が多いからだ。 僕が「楽をしたい」と言うときは、どのように努力をすれば「…

【書評】残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

この本を読んで、サン=テグジュペリの「星の王子さま」に出てくる「本当に大切なことは目には見えないんだよ」という言葉を思い出した。 巨万の富を築いてもマサイ族が感じている程度の幸福感しか感じない。だったら最初から他人にとっての幸せの定義など気…

優秀な先生の定義について

オンライン英会話スクール「ワンズワードオンライン」は優秀な先生しか所属していない。 と謳っているが、ではその優秀な先生の定義を考えてみた。 多くのスクールは出身大学やTESOL(国際的な英語教授法)などの資格で優秀な先生と定義しているが、ワンズワ…

上場しない企業のあり方:ソーシャルビジネスについて

ワンズワードオンラインが正式スタートしてから10ヶ月あまりで、かなりの投資会社および証券会社から連絡をいただき、IPO(株式公開)の話しを聞かせていただいた。何度か「IPOには全く興味ない」と伝えても、ほかにも色々と手段があるのでぜひお会いした…

異端の資本主義:ワンズワードの企業理念にかえて

ふとワンズワードオンラインと似たような理念を掲げ、「先生、生徒、運営会社」での利益の共有を目指す会社がオンライン英会話業界に現れたらとどうしようかと考えてみた。 「うん、まあいいんじゃない」と思う。 以前、「異端の資本主義論への考察〜デジタ…

毎日留学ナビ協賛:グループレッスンを2コマ追加!

本日22時より毎日留学ナビ様協賛で、グループレッスンを週ニコマ追加した。 http://ryugaku.myedu.jp/service/o_lesson.html (詳細は上記より) 元はと言えば、ツイッターを通じて毎日留学ナビ編集長である石渡様と知り合い、意気投合してあれよあれよと…

JOY先生来日について

先日、とある会員様からメールをいただき、JOY先生が来日の際はぜひともアテンドしたいという申し入れをいただいた。非常にありがたい話しだ。せっかくなので、旅館に連れて行っていただくようお願いした。このような申し出は大歓迎なので、正式に日程が決ま…

ギャレス・マローン:コミュニティを変える力

昨日、たまたまテレビをザッビングしていたら、NHKで「町中みんなで合唱団!(原題: The Choir –Unsung town–)」という番組がやっていた。30そこそこのギャレス・マーロンというイギリス人の若者が、まるで死んだかのようなイギリスの地方都市であるサウ…

マルコム・グラッドウェル、パスタソースと幸せについて

昨日のブログでも紹介したTEDだが、そのなかにかなり面白いビデオを見つけたので紹介したい。 マルコム・グラッドウェルの18分弱のスピーチだが、オチが素晴らしい。ペプシやパスタソースなどの食品の話が延々と続き、それで終わってしまうのか思いきや、…

e-learning教材の有効活用とセヴァン・スズキ

以前、とある大学の先生とお話しさせていただいたときにパソコンを使ったオンライン英会話やほかのe-learning教材の話しとなり、その先生は「語学学習はやはり顔と顔を付きあわせて、対面式でやるのが一番だと思います」というようなことをおっしゃった。 う…

男と女の事情:フィリピンと日本の場合

オンライン英会話スクール「ワンズワードオンライン」には、合計8名の女性の先生が所属している。それに加えて、アメリカ生まれアメリカ育ちのリッチー先生(唯一の男性)が所属している。 女性のうち、既婚者は一名のみである。 皆さん、美人聡明で性格も…

ワンズワードオンラインのオアシス:レベッカ先生について

久しぶりにオンライン英会話スクール「ワンズワードオンライン」に新しい先生が加わった。リッチー先生以来の加入なので、約3ヶ月ぶりになる。 レベッカ先生は26歳と平均年齢が高いワンズワードオンラインでは比較的若い先生だが、すでにオンライン英会話…

【書評】20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ

この本の副題は「20世紀の半分以下の時間と費用で学ぶ最新最短英語学習法」とある。では、万人にとっての最新最短英語学習法などあるのだろうか? もちろん、そんなものは存在しない。 各自それぞれの学習スタイルが違うからだ。だが、確かにこの本を読め…